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とまぴーSTYLE

よく食べ、よく笑い、よく遊び♪
元気が一番!
今日も豊かな一日になりますように・・・

魔法使いハウルと火の悪魔、そして、ハウルと動く城

2008-09-26 11:36:41 | 

数週間前の新聞で「魔法使いハウルと火の悪魔」が紹介されていた。

ジブリ映画「ハウルの動く城」は何度も見たけど、
???
なんで?
どうして??
と、意味不明な箇所も多かった。

原作は児童書 
しかし、翻訳本だけあって読み進めるのに時間がかかった。

そして、読み終えた後、もう一度DVDを観た。

読んで良かったわ~
内容がよくわかるのよ 

どうしてソフィーがあんなにお人よしなのか。
荒地の魔女がなぜいきなりソフィーに魔法をかけたのか。
ハウルとカルシファーの関係は・・・などなど。

ラストでハウルが命を取り戻した時、
「私はハウルが好き」とハウルに抱きつくソフィー 

   やられたぁ~

涙が溢れて溢れて・・・

お二人さん、どうぞお幸せに

声優さんがどうのこうのとは言いませんが、
私はキムタクの声、とても良かったと思っています 


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理由

2008-08-28 12:24:38 | 

宮部みゆき(著)

  そして、この本を手に取ってくださった読者の皆様に、深く御礼を申し上げます。
  本書を読み終えた皆様の心の中に、
  ひとりひとり特別の、他の誰のものとも取り替えがたい「理由」が残りますよう、
  拙い筆者は、祈るばかりです。

                            「あとがき」より


この小説に限らず「読書」ってのはこういうものなんだ。 
あとがきの中の「理由」を、
「感動」だとか「感銘」などに置き換えるとわかりやすい。

彼女の作風の特徴は、
直截的な謎解きではなく、
その時々の事件に関わった人たちの、
心の機微や、状況を把握しつつ犯人を追い詰める、ということだ。
はるか彼方に存在する「点」と「点」
その「点」が磁力に引き寄せられるように集まり、形となるように。

だから、劇的な「事件解決」といった展開でもなく、 
私たち読み手に「ああ、そういうことだったのね~」といった、
有無を言わせぬ納得感を誘う。

長編は良いです。
私の大人になってからの読書の奇跡は、
エッセイから始まり、指南書、短編集、そして長編と。

昨年から本は、図書館で借りるという一辺倒でした。
この「理由」も何度か借りました。
2冊、防府図書館で保有されていますが、
どちらも甲乙つけがたいほどの古さでして 
借りてはみるものの、数ページ読むと、汚さと独特の臭いに苛まれて・・・ 
読まずして返却の憂き目を辿りました。


この夏の或る日、古本屋さんに行きました。
すると、この本、なんと「105円」で本棚の中にひっそりと佇んでいました。 
この美しさと新しさは「105円」には代えがたい。
即、お買い上げでした。 

今度は売り手として、
近々、古本屋さんに行きましょう(笑)

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いつかパラソルの下で

2008-07-29 13:57:07 | 

森 絵都(著)

  病的なまでに潔癖で、傍迷惑なほど厳格だった父。
  四十九日の法要が近づいた頃、
  私は父の生前の秘密を知ってしまう。

こうした筋書きを一読すると、
「ハートウォーミング・ストーリー」と評価を得ながらも、 
なんと重い小説なのだろうと、ため息が出る。
しかし読み始めると、
随所に「くすっ」と笑ってしまえる表現に出会えるし、
作者の語彙の豊富さから、
そして表現の豊かさから、
とても軽やかに、リズミカルに読み進められる 

登場人物が生き生きと感じられるのは、
きっとそれを生み出したのは作者の明るさによるのだろう。

佐渡島に住む人々がとても良いキャラ 

こういう家族を謳った小説も時にはいいなぁ~ 
親として、子として、そして一人の女性として、
とても興味深く感じ入る作品です。


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きみのためにできること

2008-07-16 11:32:49 | 

村山由佳(著)

1996年、ネットでメールのやり取りができ始めた頃のお話。
トム・ハンクスの「ユー・ガッタ・メール」をふっと思い出す。 

この男の子の書くメールがこれまたいいのよ 
こんなメールをもらったら、どんな女の子もイチコロなんじゃないかしら 

でも、村山氏の話の中の男の子って、
どうしていつもこんなに優しくて情けないんだろう。
読んでて「サイテー」と思いつつも、 
なぜか作者自身は彼を投げ出していない。
どこかで救援物資を差し出しながら、救おうとしている。

作者のお得意の手法で、
上手くいっているカップルに、年上の超キレイな女性が現れ、云々・・・ 

じりじりもするけど、
結局、どうなのって(笑) 

やはり個人的には「星々の舟」が一番好きだし、
「夜明けまで1マイル」も良かったな~ 

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夜のピクニック

2008-07-07 21:54:25 | 

恩田 陸(著)


   みんなで、夜歩く。
   ただそれだけのことが
   どうしてこんなに特別なんだろう。


夜を徹して80kmをただただ、ひたすら歩く、北高の「歩行祭」 

恩田氏が等身大の目の高さで彼らを描く。
読む私も、ほとんど同級生感覚。
若い彼らの感性が見事に描かれています。

「漢字の書き取りって、
 同じ漢字ばかり書いていると、
 なんだか変な字に見えてきて・・・」

そうそう、わかるわ~ 
私も「漢字百字」の宿題の時など、
文字ってまさに記号だ、と認識したほどです 

この方も男性だとばかり思っていました 
女性です 

主人公の貴子さん、
このお嬢さんがとてもいいの
聡明な凛とした娘さんです 
忍くんもいい味出しています。

とても良いお話です 




「朝日のようにさわやかに」

これも恩田氏の作品です。
短編集です。

うーん 
うーん 
謎です(笑)



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一瞬の風になれ イチニツイテ ヨーイ ドン

2008-07-02 14:01:07 | 
佐藤多佳子(著)

陸上競技に青春のすべてをかけた、
高校生たちの成長していく姿を爽やかに描いた純粋で熱い青春ドラマ。

いい話ですよ~
読みながら次へ進みたいけど、
進むのがもったいないと思うほど。 
ホントにもったいないの。
何度も繰り返し繰り返し、同じ文章を、同じシーンを読むんだけど、
その一瞬がとても愛しくて、愛しくて・・・
なかなか次に進めません 

私が最後に一生懸命走ったのはいつのことだっただろう。
高校生の時だったかもしれない。
それくらい「走る」、それも「全力」でって、
遥か昔の話のような気がします。

走りたい 
走りたい 
アキレス腱、切れちゃうかもしれないけど、
思いっきり走りたい 



全3巻です。



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青い鳥

2008-06-19 22:17:05 | 
重松 清(著)

  「ひとりぼっちが二人いれば、
   それはもう、
   ひとりぼっちじゃないんじゃないか」

村内先生は上手くしゃべれない。
だから、本当に大切なことしか話さない。

涙無しでは読めません 
いつも泣いてばかりの私ですが、
私が取り立てて泣き虫なんだ、と言うわけでもないと思います。

最後の話を除いては、主人公は皆、中学生。
多感な時期に、傷ついた心を抱え、言葉にならぬ思いを抱き、それでも懸命に生きようとしている。

「そばにいるだけでいいんだよ」

大人になった今でも、
誰かそばにいて欲しいと願わずにはいられないのが人間です。

大人も子どもも、
中学生も高校生も、
教師もお父さん、お母さんも、
全ての人に読んでもらいたい一冊だと思います 

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二つの月の記憶

2008-06-19 22:13:54 | 
岸田今日子(著)

7つの短い小説集。

どれもこれも、不思議な魔力があって。
その魔力はユーモアであったり、エロスであったり。
どこまでが本当で、どこからが嘘かだなんてまるで関係ない。

一番好きだったのは、
「P夫人の冒険」 
これは、これだけは読んで欲しいです。
とても妖艶で艶かしい~ 
私の「ツボ」ですね 

「ムーミン」のあの声で、これらを朗読してくださいな。
そう天国の彼女に語り掛けたいほどです 
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かもめの日

2008-06-19 22:12:29 | 
黒川 創(著)

彼の作品(彼・・・きっと男性よね)は初めてです。 
新聞掲載のこの書評に魅かれて手に取りました。
もちろん、図書館です(笑)

広い世界から、こんなちっぽけな私たちの行動を眺める 
そんな描き方はとても好きです。
上手く言えないけど、そういった感覚、幼い頃から感じていました。
私の目でしか見えないこと以外のことを、同時に見たいと。

この書評、小泉今日子さんが書いてらっしゃるんです 
書評というより、あらすじ解説といった感じですが。 
種々雑多なコラムニストの中で「女優」という肩書きは目を引きます。 
それだけで身近に感じられますし、
広告塔という意味も含め、万人受けするのかしら。
誰もが楽しめる読書として 
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魂萌え!

2008-06-02 11:57:07 | 
桐野夏生(著)

夫の死の後に、愛人発覚、
そして自分の生き方を見つめなおす、という内容。

一言で言うと、そんな感じです。
なのに、すごく厚い本です 
途中で「しつこいな~」とも思ったり。

はたまた今回も作者が男性なのか、女性なのかが不明でした 
でも今朝の新聞の広告欄に顔写真があり、
それが作者だとすると、女性ですか?

女の描き方が渡辺淳一氏とよく似ています。
主観的なのか、客観的なのか、読みながらジリジリする 

コメント (2)
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