遊月(ゆづき)の日々これ修行なり~

パワースポット研究家(おたる案内人)でセラピスト遊月のブログ
【パワースポットニッポン(VOICE)北海道担当】

これが原点かな?~10年前に書いていたメルマガより

2011-11-13 18:22:28 | メルマガ『翼をたたんで今日はお昼寝』より
10年前に毎週書いていたメルマガがあって、
当時はあんまりスピリチュアルなこと自体表に出ていなかったし、ネットをしている人自体少なかったかもしれないので、
200名くらいしか登録者さんいなかったんだけど(笑)

さっきもこれの話をしていて、
また、別のところでも紹介したので、もしかしたら、今誰かに伝えたほうがいいメッセージかもと思ってアップします。

10年前に書いた文章だから、ちょっと恥ずかしいですが、よかったら読んでみてください。
(ずっと前から私のメルマガのこと好きで、今もブログ読み続けている方には、既出でしょうけどね~)


以下、メルマガより抜粋



◆しあわせ日記    2002.2.21記

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すべての出来事はただ起こっている。
そこに意志を与えているのは、ほかでもない自分自身だと考えたことはありますか?

例えば『病気になる』こと。
その出来事に『あなたを不幸にしてやろう』という意志はありません。

             ++++++++++++++++++++

私の大好きな作家村上春樹氏の作品によく出る言葉に、『あらゆる出来事にはいい面と悪い面がある』というのがあります。
全ての出来事はただ起こるだけ、それをいい面から見るのか、悪い面から見るのかが、その後の自分に大きな違いを与えます。

すべての出来事は自分をしあわせに導くために起こっている、そう信じることができたら、過去の出来事はすべて今のあなたのしあわせを作る伏線となっていくことでしょう。

しかしこれを誤解し、『いい面から考えなければ幸せになれない』とすると、自分に嘘をついてでも、無理にポジティブシンキングをしなければならない気がします。

それは、頂いたメロンの中身が腐っていて、匂いがぷんぷんしているのに、いいえ大丈夫といいながら、箱に『新鮮だ!』とマジックで書いているようなものです。

腐っているのなら新鮮ではありません。
ただ、この腐ったメロンが自分をどうしあわせに導いてくれるのだろうと、考えてみることなのです。

             ++++++++++++++++++++

私は大きな病気をしたことがありました。
まさしくそれは、当時の私にとって<不幸な>出来事でした。
高2の夏、卵巣脳腫が体内で捻れ、壊死した方は全部摘出、残りもほとんど腫瘍があったため、ごく一部を残し摘出しました。
手術後、私は深く悲しみました。

私は、自分が死んだあと世界に何を残せるのかいつも考えていました。
そして、自分が生んだ子供たちがこの世界でいつまでも繋がっていくことが、私の存在証明になるという結論に達していました。(今は違いますが)
自分の子供を産むことが、当時の私の<人生の目的>だったのです。

医師から、卵巣を全部摘出することは避けたので、妊娠の可能性は残りましたと告げられても、妊娠できる可能性が低くなったことが重くのしかかり、なぜ私の身に起きたのかと、世界を呪いたくなりました。

嫌なことは続くもので、憧れの先輩に恋人ができ、逆に親友たちは男の子から告白されるなど妙に幸せづいていて、何故私だけはこんなに不幸なのよぉ~と絶叫したい気分でした。

             ++++++++++++++++++++

そんなある日、それは突然起きました。
屋上に泣きに行くと、悲しい気持ちとは裏腹に、楽しい気持ちが勝手に湧いてくるような、いいお天気でした。

そして太陽を見上げて、ふと、太陽が世界にひとつしかないと『気付いた』のです。

もちろん太陽がひとつということは、それ以前から知っていました。
でもその瞬間まで、それは単なる知識でした。私は知識と自分自身が一体化する不思議な感覚に囚われていました。

そうだ、そうだ、太陽はひとつなのだ!
だから、たった今私が見ているものと同じ太陽を、世界中の人たちも見ているのだと。

頭には、様々な国の人々が浮かんでいました。
戦う人、飢餓で苦しむ人、立派な大学を出て世界的な発明をした人、あらゆる国のあらゆる文化を持つ人々、そのすべてが、たった今私が見上げているのと同じ太陽を見ているのです。

私は唐突にそのことに感動していました。

どれほど不幸な出来事があろうとも、この先私がどれほど自分勝手な生き方をしても、何があっても必ず朝には空に上ってくる、そんな太陽に守られ、励まされているような気持ちになったのです。

             ++++++++++++++++++++

そのとき太陽に言われた気がしました。
一つの出来事もその人の取りようによっては、不幸になったり幸せになったりするんだよ、だからこそ、そのあと幸せになれるような方向から考えてごらんと。

子供が出来ないと思えば不幸だけど、もう少し遅ければ全部摘出されていたのに、 運よく一部残ったのだから、可能性も残って私はなんてラッキーなのだろう!
不思議と素直にそう思えたのです。
もしも神さまが私に子供を授けないつもりなら、一部でさ残さなかったはずだもの、と。

そして、『わざわざ私に降りかかった不幸』と最初に感じた出来事は、時間の経過とともに、私に多くの気付きと深さを与え、健康への感謝や、同じ立場の人への思いやりを与えてくれたのです。

そしてなにより、妊娠することに謙虚でいられる私も作ってくれました。
まさに子供は授かるものなのだと、確信をもてたのです。
病気をしていなければ、私のチカラで作って生んだのよと、どこか傲慢でいたかもしれません。

今の私は若いうちにあの病気になったことを深く感謝しています。

             ++++++++++++++++++++

あらゆる出来事はすべて自分をしあわせにするために起こっている。
そのときそう思えなくても、それはそれでいいのだと思います。
無理にそう考える必要もないのです。

ただひとつだけ覚えていて欲しいのは、過去の出来事は変わらないけど、過去の出来事へのあなたの思いなら、いつだって変えられることだけです。

すべての出来事はあなたをしあわせにするために起こっている、そう信じてハッピーになれるなら、信じる方が楽しいですよね、そういうお話なのです。



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メルマガエッセイの目次はコチラのページです~
http://blog.livedoor.jp/lovepengel/archives/51160541.html

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2 コメント

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ありがとうございます (かのむ)
2011-11-13 23:27:08
私に必要だったみたいです。
ココロが落ち着きました。ありがとうございました。
返信する
ありがとうございます~ (遊月)
2011-12-12 20:16:05
かのむさん

はじめまして。
ありがとうございます。

ちょうどいいタイミングで読んでいただけたみたいでうれしいです。
また遊びに来てくださいね。
返信する

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