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『ありがち日記』

文楽地方公演('19)@仙台

今年は諸事情により文楽鑑賞率が低いのですが、地方公演は交通費もチケットも手頃だし、他の予定も入らなそうだったので1週間前に急きょチケットを取り(取れちゃうのが逆に悲しいけど…)行ってきました。

日帰りで昼の部のみでしたが、楽しんでまいりました。
演目は、「生写朝顔話」から、明石船別れの段、笑い薬の段、宿屋の段、大井川の段で、いずれも初めて拝見するもの。ストーリーも初心者向けという感じで、わかりやすいものだったと思います。

ざっくり言うと、阿曾次郎と深雪とのすれ違いの恋でしょうかね。そのすれ違い方が「んな、バカな!!」というものなんですけどね。「こうしたら絶対盛り上がるに違いない」って思いながらこれでもかと盛っている光景が目に浮かびますよ…。怖ろしいくらいに一途な深雪、失明しているし川は荒れ狂っているというのに、阿曾次郎を追いかけようとするんですけど、ここは非常にドラマチックなシーンです。びっくり設定の薬で目が見えるようにはなるので、良かったな…って。

萩の祐仙を勘十郎さん。笑い薬のところでずーっと笑っている人形を操るってけっこう体力が必要そうですよね。本当に大爆笑しているように見える人形を無表情で操る勘十郎さんっていうところにおかしみを感じてました(笑)

これまでもそうだったかもしれませんけど、地方公演の休憩時間の取り方が微妙だと思うのですよ。13時半から始まって、そのほんの30分後に15分の休憩、その後はぶっ通しってさ。たぶん、皆さん始まる前にトイレ済ませているので、30分後にすぐトイレに行きたいかというとそうでもないし、だからと言ってそのタイミングを逃すと2時間以上座りっぱなしになっちゃうし…いや、本公演とかでは普通にあるので覚悟はしていましたけど、年配の方や初めて観る方が多いであろう地方公演でこれはきついのでは?

あと、今回の席はA席とは言え悪くはない場所だったのですが、近くでずっとボソボソと話している人たちがいて、本当にさぁ、こっちは太夫の語りも聞きたいの!!隣とかだったら直接言えたんだけど、離れていたんだよね~。やっぱりケチらずS席にすべきだったなと反省しました。話しているほうが悪いんだけどな!

今年は12月公演に行けない気がするので、年内最後の鑑賞となりそうです。また来年から行けるようにいろいろ落ち着くといいな~。

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