
∧ ∧
(*゜ー゜)
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~(_ィU ..記事のアップが前後してしまいましたが、初日初回の舞台挨拶付上映回を観てきました♪
※公式サイト→コチラ
仔猫にメロメロになるいかつい大杉漣さんにニマニマしたくて、そしてなんといってもヒロイン?のトラちゃんが舞台挨拶に名を連ねていたので是が非でも!と、舞台挨拶の回のチケットを売り出し初日にゲット!

ネコ派のわたしにとって、他とは一線を画するネコ映画の金字塔として君臨しているのが、ロシア映画の『こねこ(Котёнок)』だったりするのは何度か書きました通り。
『こねこ~』は、一部調教されているネコちゃんたちの“演技”がとにかく信じられないほど神懸かり的に素晴らしくて、またストーリーそのものもロシアの社会の混迷に切なさも感じつつ、奇跡のような素敵なエンディングに心が洗われるものだったけれど、この『ネコナデ』のヒロイン?トラちゃんはまったくの自然体で、でもこういう「画」が撮りたいというのをちゃんと実践できているところがとにかくすごくて、それはきっとトラちゃんと主演の大杉漣さんとの間に本当に心が通っていたから可能だったんじゃないかなーと想像するだけで、とっても心がほっこりと和んでしまったのでした。
そしてどちらかというとこの『ネコナデ』は、ネコ映画である以上に、仔猫に出遭って人生が変わってしまった人を描いたヒューマン映画とも言えそう・・・

もう反則的なほど愛くるしいスコティッシュフォールド(通称スコ)のトラちゃん
撮影時は生後2ヵ月だったとか

出遭うシーンのトラちゃんの演技?がもうブラボーなのです
冷淡な社長(=鶴見辰吾)のもと、リストラを任されて社員を非情に切り捨てる人事部長の鬼塚(=大杉漣)は、自分自身を厳しく律し、会社でも家庭でも笑わず甘えを許さず、人生に癒しなど必要ないと考えていながら、その実会社帰りに公園で独り缶コーヒーなどを飲みながら一息つき、胃薬で胃痛を鎮めている毎日。。
そんなある日、公園で捨てられていた仔猫に遭遇、うるうるとした瞳に見つめられ、ついつい連れ帰ってしまうことから、仔猫に翻弄されて右往左往していく中で、いつしか鬼塚の人生そのものにも変化が生じて行く・・・
幼い娘に普段からいい加減な気持ちで生き物を飼うな!(拾ってくるな!)と諭している手前、自分が仔猫を拾ってきたとは言いだせない鬼塚は、ちょうど会社の新人研修で借りているウイークリーマンションに欠員が出て余った部屋で、しばらく仔猫を飼うことにするんですね。
トラちゃんは手のかかるようないたずらはほとんどしないのに、どちらかというと初めての経験で右往左往してドタバタしているのは鬼塚ばかり。
ヒマラヤンをずっと「ヒラヤマン」と勘違いしたままだったり、とにかくそのドタバタぶりがホントに可笑しいのです。
そのヒラヤマンのエピソードでは、もたいまさこさんがまた怪演ぶりを発揮していて、こちらもメチャクチャ笑えます。

だんだんと仔猫に癒されていく自分に気付く鬼塚。。
でも、これまで己のみならず他人に対しても厳しく接してきたから、まさか仔猫を可愛がっているなんて他人には絶対知られたくない(しかも会社で借りてるマンションだから見つかったらヤバイ!)という変なプライドを持つ姿に、鬼塚が自分自身に対してすら本音で生きてこなかった孤独な人間だったことがうかがえます。
嫌いな上司の言うことを聞かざるをえない、中堅サラリーマンの悲哀も感じられたりして。。
会社での顔とトラちゃんの前での顔のギャップが見どころのひとつで、これはもう大杉漣さんはハマり役といえそう。
実際映画で共演?してそのあまりの可愛さに、撮影終了後に「大杉トラ」にしてしまったほどトラちゃんにデレデレになった大杉さんの、まさに素の演技といえそうです。
自分だけのトラちゃんだと思っていたら、部屋で内緒で飼っていることにいつのまにか気づいた部下にもなついているのを見た鬼塚の嫉妬は、まさしく大杉さんそのもの!(笑)
わかるわかる~と思いつつ、憐みすら感じてしまった。。


映画はトラちゃんの前での鬼塚の話ばかりではなくて、以前リストラした女性社員の妹が第二新卒で研修に来ていて心の葛藤があったり、会社での人間模様や鬼塚の変化なども丁寧に描かれています。
やがて新人研修も終わってウイークリーマンションも引き渡さなくてはならなくなったとき、鬼塚のとった行動があまりに潔くて、その清々しい表情に、これからの未来が明るいものであるようにと応援したくなるのでした。。
・・・そんなわけで
ルールーのお気に入り度
★★★★★★★☆(75点/100点満点)
※トラちゃんがあまりに可愛いので、少なくともそれだけで10点増しくらいになっているかも。


←ひっそりと参加中♪_(-_-)_ペコリ


当ブログの【映画レビューINDEX】
おまけ
通常舞台挨拶の写真などはNGだと思うんですけど、大杉さんの方から「皆さんにトラちゃんをお見せするのも最後だろうし、どうぞどうぞ」と申し出があって撮影が急遽OKに!
たぶん大杉さん、もう撮って撮って~!って感じだったんだと思う。


↑右から、主題歌を歌うつじあやのさん(歌がまたとってもいいのです)、部下役の青山倫子さん、大杉さん、トラちゃん、人気脚本家でもある大森美香監督、「ヒラヤマン」を抱いている司会の方。
1枚と言われたのをいろいろ撮りたくて、フラッシュ何度も焚くのもはばかれたのでノーフラッシュで撮ったらちょっとピンボケ・・・
ちなみに「ヒラヤマン」は鬼塚部長と部下の君島さんがちょくちょく動物病院にお見舞いに行き、その後君島さんが一人暮らしだからと引き取ったという後日談の設定がもともとあったそうです。(よかった
)
↓もうホントデレデレでした

トラちゃんは最初緊張でもしていたのか(ていうか、大勢いてびっくりして逃げたかったのかも
)脚をまっすぐにつっぱらかっていました。(←変な日本語?^^;)


↓映画の中で使われた、1匹でお留守番しているトラちゃんの画像を携帯電話から遠隔操作できる実在する「ロボリア」というロボット

↓パンフレットの他にも「癒し占い ネコナデ フォトブック」というのを買ってしまい、目をつむってパットと開けたページに書いてあることが本日の教訓?だったり。

ちなみにわたしが最初に開いたページは・・・

「無理しなくっても、いいんだよ」 by トラちゃん
最近は全く無理はしてないような気もしないでもないような気がしますが。
ココロを癒してくれるメッセージとともに、それにピッタリなトラちゃんの写真。。
写真集にメッセージも付いてるという感じで、超可愛い上にお得な気分になる1冊です♪
もういっちょおまけ(笑)猫好きの方のために→当ブログのネコの写真
ココに登場するスコはけっこうデカかった。(^^;;;
(*゜ー゜)
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ネコ派のわたしにとって、他とは一線を画するネコ映画の金字塔として君臨しているのが、ロシア映画の『こねこ(Котёнок)』だったりするのは何度か書きました通り。
『こねこ~』は、一部調教されているネコちゃんたちの“演技”がとにかく信じられないほど神懸かり的に素晴らしくて、またストーリーそのものもロシアの社会の混迷に切なさも感じつつ、奇跡のような素敵なエンディングに心が洗われるものだったけれど、この『ネコナデ』のヒロイン?トラちゃんはまったくの自然体で、でもこういう「画」が撮りたいというのをちゃんと実践できているところがとにかくすごくて、それはきっとトラちゃんと主演の大杉漣さんとの間に本当に心が通っていたから可能だったんじゃないかなーと想像するだけで、とっても心がほっこりと和んでしまったのでした。

そしてどちらかというとこの『ネコナデ』は、ネコ映画である以上に、仔猫に出遭って人生が変わってしまった人を描いたヒューマン映画とも言えそう・・・







冷淡な社長(=鶴見辰吾)のもと、リストラを任されて社員を非情に切り捨てる人事部長の鬼塚(=大杉漣)は、自分自身を厳しく律し、会社でも家庭でも笑わず甘えを許さず、人生に癒しなど必要ないと考えていながら、その実会社帰りに公園で独り缶コーヒーなどを飲みながら一息つき、胃薬で胃痛を鎮めている毎日。。
そんなある日、公園で捨てられていた仔猫に遭遇、うるうるとした瞳に見つめられ、ついつい連れ帰ってしまうことから、仔猫に翻弄されて右往左往していく中で、いつしか鬼塚の人生そのものにも変化が生じて行く・・・
幼い娘に普段からいい加減な気持ちで生き物を飼うな!(拾ってくるな!)と諭している手前、自分が仔猫を拾ってきたとは言いだせない鬼塚は、ちょうど会社の新人研修で借りているウイークリーマンションに欠員が出て余った部屋で、しばらく仔猫を飼うことにするんですね。
トラちゃんは手のかかるようないたずらはほとんどしないのに、どちらかというと初めての経験で右往左往してドタバタしているのは鬼塚ばかり。
ヒマラヤンをずっと「ヒラヤマン」と勘違いしたままだったり、とにかくそのドタバタぶりがホントに可笑しいのです。
そのヒラヤマンのエピソードでは、もたいまさこさんがまた怪演ぶりを発揮していて、こちらもメチャクチャ笑えます。

だんだんと仔猫に癒されていく自分に気付く鬼塚。。
でも、これまで己のみならず他人に対しても厳しく接してきたから、まさか仔猫を可愛がっているなんて他人には絶対知られたくない(しかも会社で借りてるマンションだから見つかったらヤバイ!)という変なプライドを持つ姿に、鬼塚が自分自身に対してすら本音で生きてこなかった孤独な人間だったことがうかがえます。
嫌いな上司の言うことを聞かざるをえない、中堅サラリーマンの悲哀も感じられたりして。。
会社での顔とトラちゃんの前での顔のギャップが見どころのひとつで、これはもう大杉漣さんはハマり役といえそう。
実際映画で共演?してそのあまりの可愛さに、撮影終了後に「大杉トラ」にしてしまったほどトラちゃんにデレデレになった大杉さんの、まさに素の演技といえそうです。
自分だけのトラちゃんだと思っていたら、部屋で内緒で飼っていることにいつのまにか気づいた部下にもなついているのを見た鬼塚の嫉妬は、まさしく大杉さんそのもの!(笑)
わかるわかる~と思いつつ、憐みすら感じてしまった。。



映画はトラちゃんの前での鬼塚の話ばかりではなくて、以前リストラした女性社員の妹が第二新卒で研修に来ていて心の葛藤があったり、会社での人間模様や鬼塚の変化なども丁寧に描かれています。
やがて新人研修も終わってウイークリーマンションも引き渡さなくてはならなくなったとき、鬼塚のとった行動があまりに潔くて、その清々しい表情に、これからの未来が明るいものであるようにと応援したくなるのでした。。
・・・そんなわけで
ルールーのお気に入り度
★★★★★★★☆(75点/100点満点)

※トラちゃんがあまりに可愛いので、少なくともそれだけで10点増しくらいになっているかも。







当ブログの【映画レビューINDEX】


通常舞台挨拶の写真などはNGだと思うんですけど、大杉さんの方から「皆さんにトラちゃんをお見せするのも最後だろうし、どうぞどうぞ」と申し出があって撮影が急遽OKに!
たぶん大杉さん、もう撮って撮って~!って感じだったんだと思う。



↑右から、主題歌を歌うつじあやのさん(歌がまたとってもいいのです)、部下役の青山倫子さん、大杉さん、トラちゃん、人気脚本家でもある大森美香監督、「ヒラヤマン」を抱いている司会の方。
1枚と言われたのをいろいろ撮りたくて、フラッシュ何度も焚くのもはばかれたのでノーフラッシュで撮ったらちょっとピンボケ・・・

ちなみに「ヒラヤマン」は鬼塚部長と部下の君島さんがちょくちょく動物病院にお見舞いに行き、その後君島さんが一人暮らしだからと引き取ったという後日談の設定がもともとあったそうです。(よかった

↓もうホントデレデレでした


トラちゃんは最初緊張でもしていたのか(ていうか、大勢いてびっくりして逃げたかったのかも



↓映画の中で使われた、1匹でお留守番しているトラちゃんの画像を携帯電話から遠隔操作できる実在する「ロボリア」というロボット


↓パンフレットの他にも「癒し占い ネコナデ フォトブック」というのを買ってしまい、目をつむってパットと開けたページに書いてあることが本日の教訓?だったり。

ちなみにわたしが最初に開いたページは・・・

「無理しなくっても、いいんだよ」 by トラちゃん

最近は全く無理はしてないような気もしないでもないような気がしますが。

ココロを癒してくれるメッセージとともに、それにピッタリなトラちゃんの写真。。
写真集にメッセージも付いてるという感じで、超可愛い上にお得な気分になる1冊です♪

ココに登場するスコはけっこうデカかった。(^^;;;
本当の猫派だと思います。
そうそう、あのロシア映画『こねこ(Котёнок)』はいいですよね。
当時、健在だった、みゃん茶そっくりのシャムにばかり目がいってました。
いや~ヒラヤマン、めっちゃ重そうでした。
司会の方が何度か抱えきれずに落としそう?になるくらいで。
でも、あれだけ大きくてもネコはやっぱり可愛いですー
愛嬌があっていいですよね。
それでえいさんも『こねこ(Котёнок)』お好きですかっ!!
アレは本当にすごい映画ですよね。
みゃん茶ちゃんというのは昔飼っていたネコちゃんですか?
似ているネコが出てくると、気になって気になってしかたないですよね。
わたしは今まで三毛とキジトラのフツーのネコしか飼ったことないんですけども(どちらも死んでしまいました…
が、殿がねぇ・・・
スカパー待ちリストに追加って事で・・・
でも、最近観たかった映画が契約してないwowowでしか放送してなかったり・・・
レンタルってあんまり気が進まないけど(返しに行くのが億劫)、スカパーやらなきゃレンタルかな?
CMでデレデレすてる大杉さん
トラちゃんもホント可愛い
あぁ、猫・・・なんて可愛い生き物なんだろう
ちなみに、猫派だからか?小型犬しか触れない
記憶にないトラウマでもあるのかしら??
某王国の猫映画みたいな、猫を主人公にした猫の世界のみを描いたものではないので(というかわたしが大好きなロシア映画の『こねこ(Котёнок)』は途中ネコの世界のみを描きながら、その演技および物語の内容が素晴らしすぎて某王国の映画とは全くレベルは違うんだけど)、基本的にヒト物語なので、つまりネコちゃんに無理な演技をさせたりありえない設定があるわけではないので、自然体のトラちゃんを存分楽しめます。
とにかくトラちゃんが可愛過ぎるのよ~!
あの可愛さはもう反則的です。
でもってデレデレになっていく大杉さんの右往左往ぶりが、ホントキュートです。
ぜひぜひDVDになってからでも見てね!