小学一年生のとき、
私は、かけっこが速かった。
なんにも頓着しないで
どう動かせば前に進むか
無意識だった。
ある時同級生に、
「あんまり速く走らないで
ついていけないから」
と言われ、
遅い子にあわせているうちに、
遅い子になっていた。
なんだかあれ以来、
一番遅く走る人を見守る(故に真実ビリ)人生な気がして、
ぼんやりしながらバスを待っていた。
ついていけないからと
言った女の子は、
力強く、
委員長だの課外活動だのに励み、
良いと言われる学校に進み、
良いと言われる医者と結婚したらしい。
ま、いっか。
私は、かけっこが速かった。
なんにも頓着しないで
どう動かせば前に進むか
無意識だった。
ある時同級生に、
「あんまり速く走らないで
ついていけないから」
と言われ、
遅い子にあわせているうちに、
遅い子になっていた。
なんだかあれ以来、
一番遅く走る人を見守る(故に真実ビリ)人生な気がして、
ぼんやりしながらバスを待っていた。
ついていけないからと
言った女の子は、
力強く、
委員長だの課外活動だのに励み、
良いと言われる学校に進み、
良いと言われる医者と結婚したらしい。
ま、いっか。