ログハウス21日記

『北海道ログハウス建築日記』の旧ブログです

断熱と気密

2006-06-08 10:21:12 | ログハウス

Dannetu 断熱と気密のお話。

弊社では壁と天井の断熱は機械で吹き込んでおります。理由は狭い所でも隙間無く均一に充填できる為。手詰めでどれだけ慎重に施工したとしても人間のやる事なので人によってムラが出たりします。寒さの厳しい北海道において、断熱工事は非常に重要であります。あとで施工のやり直しがやりにくい部分でもあるのでここはしっかりとした工事をしたいものです。

ログハウスの場合、ロフト以外の1F壁の断熱は大部分が木になります。ここでも重要なのが、木と木の間に隙間を出さない事。横に詰まれた木の間には、断熱材やフェルト材などを敷いて隙間を無くしていますが、その他にも気密を高める為の処置を弊社でも独自に施しています。マシンカットだと狂いの少ないラミネート材が一般的になってきましたので、かなりの気密化が可能になってきました。もし、セトリングの段階で割れや隙間が生じた場合は、後から埋めてあげれば良いだけです。マシンカットの場合で言うと、築後2年もすれば乾燥は落ち着くでしょう。

ログハウスは寒い、というイメージを持たれている方がいらっしゃいますが、要は施工次第です。これはログハウスに限らず、一般住宅でも同じなんですね。断熱と気密の考え方を正しく理解して、しっかりとした施工をしていれば夏は涼しく、冬でも暖かいログハウスが可能になるのです。