せっかく気持ちいい春の感じになってきたのに、
あしたは雨ってか…
いちおう検査の結果がよかったので、
ごちそう作ろうと思って、ゆうべはとんかつとからあげ。
とんかつはパン粉がついててあげるだけのやつが、
安くなってたのを買ってきたけど、
からあげは自分で。
で、おいしかったのは、
そのとんかつと素揚げしただけのフライドポテト。
からあげは失敗。
そのあと揚げたたまねぎとピーマンは、
衣がつかなくて天ぷらにもなってなかった。
油の温度を上げても、ちっともカラッと揚がらなかったし。
下味のしょうゆとみりんとお酒が多かったのかな。
なんか三つ合わせ技で、酢が入ってない酢豚。
とりにくだけど。
ちっちゃいときを思いかえすと、
こういうからあげもどき、何回か食べたことあるぞ。
母親はあんまり料理得意なほうじゃなかったし。
それでも、ここ最近はふつうにできてたし、
こんなに盛大に失敗するとは思わなかった。
まあ、味は悪くなかったし、
食べられなくはなかったんだけど。
「からあげ」ではなかったっていうだけで。
10周年記念セレクションとかで再放送してるから、
ついつい「夏目友人帳」そろえ始めてしまった。
もどかしくなるから完結するまで買わないようにしてるのに。
いま読んでるのは、
「子規・漱石・虚子―その文芸的交流の研究」という本。
論文を集めたような感じで、
ちょっと難しいんだけどおもしろい。
漱石の小説にはわりと身近な出来事や、
人物が出てきたりするっていうのは知ってたんだけど、
漱石と子規のお互いの才能に対する、嫉妬というか羨望というか、
なんかこう微妙な関係が小説にも出ているっていうのが興味深い。
「明治の木に仁王は埋まっていない」というのが、
「写生」と対応していて、
新しい時代に新しい文学を生み出そうという決意なのだとしたら、
やっぱり明治という時代には明るい未来が広がっていたんだなと。
子規が長生きしてたらどうだったんだろうなって、
やっぱり思う。
平成ももうあと少し、次の時代に生きる人には、
どんな未来が見えるのかな。