映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

ハミングバード

2015-10-04 21:07:22 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 スティーヴン・ナイト
キャスト ジェイソン・ステイサム、ジョーイ・ジョーンズ、アガタ・ブゼク、ヴィッキー・マクルア、ベネディクト・ウォン、デビッド・ブラッドレー
2013年 イギリス、アメリカ
ジャンル:アクション

【あらすじ】
戦場で犯した罪から逃れるため、陸軍病院を逃亡した元特殊部隊のジョゼフ・スミスは、ロンドンの下町でホームレス生活を送っていた。やがて、裏社会の仕事を請け負うようになったジョゼフは、修道女クリスティーナと心を通わせるようになる。ある日、ホームレス時代に親しくしていた少女が無残な遺体で発見されたことを知ったジョゼフは、その犯人を追い、復讐することを誓うが…。

【感想】
日本人のハゲとか坊主頭は大概、かっこ悪く、似合わないですけど、欧米人だとショーン・コネリーとか本作のジェイソン・ステイサムあたりはかっこいいですね。それにしてもさらに生え際が後退したような気が・・・・。

元軍隊出身で失踪した男がロンドンの裏社会でのし上がってゆく。

アクション俳優として知名度の高いジェイソン・ステイサムが主演しているわりにアクションが控えめだったというのが第一印象。戦場から逃げ出した過去を持つ男と修道女との交流に重点が置かれていました。この修道女の一見お堅いだけなのかと思いきやそうでもないつかみどころのない性格やバレイが好きだったに挫折した過去が明かされるところは十分に楽しめました。

その一方で主人公がのし上がってゆく様子などはやや描写不足に感じられました。ホームレスのような主人公が大金持ちのマンションに偶然逃げ込んだらそこに誰も住んでなくて済みこんでしまう所は都合がいいように思います。役者としての知名度が1人だけ圧倒的に高い人が主人公を演じてたりするとその人物一辺倒の話になるケースが多いですが、本作に関しては全くの無名俳優の方がしっかり描写されていたと思います。

それでも主人公と修道女の交流において、お互いのぎこちなさがよく出ていて、しかもそれがしだいに埋まっていくのがきっちり描写されていたおかげで観れる作品となっていました。

ジェイソン・ステイサムはアクション一辺倒から転身したいんですかね。この作品に関しては良かったですが、あまりそういうことはやらないほうがいいと思います。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

ハミングバード スペシャル・プライス [Blu-ray]
クリエーター情報なし
Happinet(SB)(D)


ハンガー・ゲーム2

2015-07-03 18:51:57 | ★★★★★★☆☆☆☆

監督 フランシス・ローレンス
キャスト ジェニファー・ローレンス、リアム・ヘムズワース、ウディ・ハレルソン、ジョシュ・ハッチャーソン、ドナルド・サザーランド、エリザベス・バンクス、レニー・クラヴィッツ、スタンリー・トゥッチ、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジェフリー・ライト、アマンダ・プラマー、サム・クラフリン、リン・コーエン、トビー・ジョーンズ、ジェナ・マローン
2013年 アメリカ
ジャンル:アクション、シリーズ

【あらすじ】
独裁国家パネムでハンガー・ゲームの死闘を勝ち抜いたカットニスは、覇者として凱旋を果たす。彼女の姿は国中の民衆に希望を与え、各地で政府に対する反乱の機運が次第に高まってゆく。この動きを封じ込めたいスノー大統領は、カットニスを抹殺しようと画策。第75回記念大会と称して、歴代勝者同士が戦い合うハンガー・ゲームの開催を決定する。前回勝者のカットニスも否応なく召集され、再び死闘への参加を強いられるのだが…。

【感想】
公開にするのを忘れていたため次回作が先にアップされてしまった。もちろん2作目の本作は鑑賞済みです。

ジェニファー・ローレンス主演。理不尽な殺し合いのゲームをさせられる人気シリーズ2作目。

第一印象としては良くも悪くも前作と作りがほぼ同じでした。ラストで分岐したくらいだと思います。戦いが始まるまで1時間半近くかかるのも前作同様。こんな悪い点までも真似して欲しくなかったというのが正直な所です。しかもカットニスとピーターの偽の恋愛模様が中心となっているので早く殺し合いを始めてくれよと思ったほどでした。

また今回は歴代のゲームの勝者同志が殺しあう記念大会という設定なのですが、敵の強さ的に前回の通常大会とあまり違いが伝わってこないのが難。これではスケールアップしていないと言われても仕方がないでしょう。いかにも弱そうな婆さんが大した見せ場もなくフェードアウトしていくというもの肩すかしでした。

ゲームが中断されてクーデターに移行して終わるという結末も予想できたと思います。少なくとも驚きはないでしょう。なぜバトルロワイアルという設定で注目度の高いカットニスを他人がここまでして守らないといけないのか腑に落ちない面があったのはこれによって解消されました。

前作と構成がほぼ同じことで安心して鑑賞できるという面はあったと思います。前作を酷評したような人は本作は鑑賞していないでしょうから、その点で期待を裏切らない作りだったと言えるでしょう。

それにしてもここまで酷評されているのは絶対におかしい。サプライズはなくとも普通に楽しめる内容でした。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

ハンガー・ゲーム2 ブルーレイ(特典Blu-ray1枚付き2枚組)
クリエーター情報なし
KADOKAWA / 角川書店

ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス

2015-07-01 08:55:53 | ★★★★★★☆☆☆☆

監督 フランシス・ローレンス
キャスト ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース、
ウディ・ハレルソン、ドナルド・サザーランド、フィリップ・シーモア・ホフマン、
ジュリアン・ムーア、サム・クラフリン、エリザベス・バンクス、マハーシャラ・アリ、ジェナ・マローン、ジェフリー・ライト、スタンリー・トゥッチ、エルデン・ヘンソン、サリタ・チョウドリー、ロバート・ネッパー
2014年 アメリカ
ジャンル:アクション、シリーズ

【あらすじ】
歴代勝者を戦わせる記念大会の闘技場からすんでのところで助けられたカットニス(は、第13地区の地下にあるコイン首相(率いる反乱軍の秘密基地に収容される。そこでは独裁国家パネムを打ち負かし、自由で平等な国家を作り上げるための戦いの準備が着々と進行しており、彼女も反乱軍と一緒に戦うことを決める。しかしスノー大統領は、人質にしたピータをプロパガンダに使い……。

【感想】
久しぶりにユナイテッドシネマを利用したのだが、こんな所買収してローソンは大丈夫なんですかね。こちらとしては周りに人がいないと目の前を遮るものがなく、没入感を得られるのでありがたいのだが、投資家という立場上、どうしても心配してしまう。

日本ではあまり評判の芳しくない人気シリーズ。個人的には結構気に入っていたりする。最終章は一つだと長くなりすぎる二つに分けましたという最近よく見られるパターンで私は本作に限らず、商業的な都合が透けて見えるでこの形式には否定的。ただ従来は今まではゲームが始まるのに1時間半近くかかって多少いらいらさせられたのが、本作では分割したため、わりとすんなり入っていたので本シリーズに関していえば分割は成功だったのかもしれません。

内容的には前作でゲームは終わってクーデターに突入することはわかっりきっていたので特に驚きはありませんでしたが、理不尽な殺し合いをするゲームというよりは、生き残りをかけた戦争といった感じでした。無理やりゲーム要素を付加している感じが伝わってきたのはマイナス点。それまでとは雰囲気がガラリと変わっているとみて間違いありません。

それでも、内容自体はシリアス度が増しており、1作目から鑑賞しているとジェニファー・ローレンス演じるカットニスも成長して感慨深いものがありました。中でも苦悩する演技とかはさすがでした。他の女優だったらと考えると少し怖くなるくらいに。一方で宿敵であるドナルド・サザーランドから発せられる威圧感も素晴らしい。B級映画御用達俳優だと思っていたのを懺悔したくなるほどでした。もう80歳ですけど、まだまだ頑張ってほしくなります。

ジェニファー・ローレンスのお世辞でも上手いとは言えない作中の歌がエンドロールでしっかり流れているのも少し嬉しくなりました。また配給元の角川が1,2作目のあらすじを開始前に流していたがこのような試みは他でもやってほしい。

フィリップ・シーモア・ホフマンが普通に出演しており、年末に公開される次回作も問題ないみたいなので撮影はかなり前からやってたんですね。

最終作もぜひ映画館で見に行きたいと思う。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆


ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス


バトルランナー

2015-04-29 20:56:23 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 ポール・マイケル・グレーザー
キャスト アーノルド・シュワルツェネッガー、マリア・コンチータ・アロンゾ、ヤフェット・コットー、リチャード・ドーソン、ジム・ブラウン、マーヴィン・J・マッキンタイア、カート・フラー、トーマス・ロサレス・Jr、ジェシー・ベンチュラ、エドワード・バンカー
1987年 アメリカ
ジャンル:アクション

【あらすじ】
テレビが唯一の娯楽として許されている近未来。なかでも人気なのが、“最も危険なサバイバル・ゲーム番組”「ランニング・マン」。ハイテク武器を持った敵から逃げ切ることができれば、ハワイのリゾート地で一生安泰に暮らせるが、失敗すれば死が待っているという殺人ゲーム・ショーだ。元警官のベン・リチャーズは、罠にはめられ、この番組に出場することに。生き残りを賭け、恐怖のハンターたちに闘いを挑むベンだが…。

【感想】
とっても頭の悪い映画だけど、逆に2017年を描いた世界は2015年になってみると、風刺している内容については結構当たってる部分もあるじゃないかと感心してしまった。作品の背後にある主張の鋭さは当時じゃ理解されるわけありません。

無実の罪で殺人犯に仕立て上げられた主人公が、テレビ番組の殺人ゲームで生き残りを賭けたバトルをする。

近未来を舞台にわざと誇張して極端に表現しているから馬鹿っぽく感じられるだけで、視聴率が全てのテレビ番組のやらせとか、愚かな司会者などは非常に鋭いと感じました。さすがスティーヴン・キング。馬鹿馬鹿しい内容であるのはわざとやっているだけの話なので気に入らないのであれば最初から観るなとしか言いようがありません。

近未来SF作品ということで言えば「ブレード・ランナー」のような圧倒的な世界観はありません。むしろ既視感が非常に強いB級映画であるのは事実です。背後にある主張の部分がなかったら、言われている通りの酷評で同意していたと思います。ただこれがあるだけにそれは違うと言いたくなる。

アーノルド・シュワルツェネッガーの出演作は代表作である「ターミネーター」や「プレデター」あたりを除けば本作のような滑稽なものが多いですが、どれも作風に合った演技をしていて魅力があったと思います。私は主役を演じられる俳優として評価は高いですね。


かなり酷評された作品だったと記憶しているが、今でこそ見直されるべきだと思います。ほんとに鋭い指摘でした。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

バトルランナー [DVD]
クリエーター情報なし
カルチュア・パブリッシャーズ

ジュピター

2015-04-04 19:35:58 | ★★★★★★☆☆☆☆

監督 ラナ・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー
キャスト チャニング・テイタム、ミラ・クニス、ショーン・ビーン、エディ・レッドメイン、ダグラス・ブース、ぺ・ドゥナ、ジェームズ・ダーシー、ティム・ピゴット=スミス、キック・ガリー、テリー・ギリアム
2015年 アメリカ
ジャンル:SF、アクション

【あらすじ】
遺伝子操作された元兵士のケインは、ある女性を守るという任務のために宇宙から地球に派遣される。シカゴで清掃員として働くジュピター(ミラ・クニス)は、殺伐とした大都会での暮らしに嫌気が差していた。だが、実は彼女こそが、地球のみならず宇宙を変化させる可能性のある遺伝子を備えた唯一の人物だった。


【感想】
「マトリックス」を見に行った当時を色々と思い出す。あれから15年以上経ってしまったと考えるときついものがありますね。最近お気に入りのドルビーアトモスでの鑑賞でしたが、頭というか内臓にズキズキくるような音響だった。

内容は壮大な映像で盛大に馬鹿やってる映画でした。それでも「トランスフォーマー」よりは計算してやっているような気がする。(多分)周りからは酷評されそうな予感がしますが、私は好きですね。

地球を狙う異星人同士の争いで、力ずくで奪おうとしようとしているにも関わらず、重要な場面で法律を盾にするのが非常に馬鹿馬鹿しかった。多分わざとやってたんでしょうけど。おかげでヒロインの存在意義がよくわかりませんでした。母親と遺伝子的に全く同じであることが何が重要なのかも読み取れません。遺伝子が同じだと言っても特に特別な力を持っているわけでもなく、彼女と結婚すれば地球が手に入るという理屈からして無理がある。3兄弟もアホ過ぎて登場すると苦笑してしまうようなキャラでした。

異星人が人間を若さを保つ養分として収穫するという目的はわかるものの、それ以外のすべてが蛇足。そもそも作中で地球を狙っているのはこの異星人だけではないというようなことを言っていたので、エンディングを迎えても根本的な解決になっていないように感じました。続編を意識しているのか。いづれにせよすっきりしない幕引きでした。

ヒロイン役は結構出演作があるようですが、映画のヒロインという感じが全くしなかったです。もちろん、内容的には全く普通の若い女が実は宇宙の支配者だった人物の遺伝子を引きついていたという設定があるので間違いではないのですが、それにしてももう少し見栄えのいい女優を使った方が良かったのではないかと言いたくなります。本来、あまりこのようなことは言いたくないのですが・・・。

それでも楽しむポイントは映像と音響なので映画館での3Dでの鑑賞であれば、それなりの体験はできるでしょう。娯楽性は非常に高かったので全体的には満足はしております。特に音響の迫力は今までの中でトップクラスかもしれない。

比較対象となるのは「トランスフォーマー」シリーズではないかと思います。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆


地底探険

2015-03-29 18:12:03 | ★★★★★★☆☆☆☆

監督 ヘンリー・レヴィン
キャスト パット・ブーン、ジェームズ・メイソン、アラン・ネイピア
1959年 アメリカ
ジャンル:アクション、SF

【あらすじ】
19世紀末、イギリスの地質学者オリバー教授ら一行は、アイルランドの休火山の噴火口から潜り込んで地底探険に出発する。途中、真っ白な人造塩の世界があったり、大キノコの楽園があったりと、さまざまな世界と遭遇しながら旅行は続いた。やがて地球の中心部らしき所へ達すると、そこには地底に広がる海の果てに、伝説の都アトランティスの廃墟が現れて…。

【感想】
地底冒険ものは宇宙とか無人島などに比べるとあまり作られていないこともあって昔から好きだったりする。それだけに「センター・オブ・ジ・アース」の続編が地底ではなくて未開の島になったときは結構がっかりしました。

原作はジュール・ヴェルヌの冒険小説「地底旅行」。酸素も光もないはずの地底でなぜか酸素ボンベもせず、光るコケのおかげで明るいという都合のいい環境で機械に頼らず、歩いて地底に向かって突き進んでいました。

実に古典的な内容で安心感があったと思います。地底を探検することで遭遇する様々な奇想天外なシーンにこだわった期待通りの内容。途中、巨大キノコやトカゲなどに遭遇し、広大な海があって最後にはアトランティス大陸を発見するまでの一連の流れは冒険心をくすぐられました。主人公の冒険の邪魔をする別の集団がいるという構図も古典的で面白かったです。

冒険以外では教授が途中で敵を捕まえて4人だけの裁判にかけて死刑を宣告するも、他の仲間が殺すことを拒否するシーンは印象的で小さな社会の中では人間は暴走を引き起こしかねないというメッセージ性を感じました。

ネックとなるのはやはり映像なのだが、フィルムの保管状態のせいか画面が汚いという問題であって、冒険のシーン自体はこの時代の映像だと思えば十分に楽しめるレベルだと思います。むしろ独自の味があって良かったです。

矛盾だらけですが、ここまで堂々とやられると逆にあまり指摘する気は起らなかったですね。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

地底探険 [DVD]
クリエーター情報なし
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

エントラップメント

2015-02-18 19:37:22 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 ジョン・アミエル
キャスト ショーン・コネリー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ヴィング・レイムス、ウィル・パットン、モーリー・チェイキン、ケヴィン・マクナリー、スチュアート・オング
1999年 アメリカ、イギリス、ドイツ
ジャンル:アクション、ロマンス

【あらすじ】
続々と起こる美術品盗難事件。今日もまたニューヨークのビルからレンブラントの絵画が盗まれた。保険会社の女性調査員ジンは現場に残されたいくつかの証拠から、それが世界的な美術品泥棒マックの仕業と断定する。会社のためにマックの逮捕に協力することになったジンは、その美貌と専門知識を武器に単身マックの懐に飛び込み、次の計画に取りかかろうとするマックを罠にかけようとする…。

【感想】
美術品を狙う女泥棒ということで某3姉妹ものを連想したのだが、ある映画サイトを見たらルパンという意見がほとんどであった。

ショーン・コネリー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ共演による怪盗もの。二人の協力によって美術品を盗み出す手口は十分に楽しめました。一方でオチを含めた美術泥棒と保険調査員の駆け引き自体は蛇足感が強く、今一つだったように感じた。

また爺さんと孫娘くらい年齢差のあるショーン・コネリーとキャサリン・ゼタ=ジョーンズのどこかぎこちないやりとりも面白かった。二人とも個性が非常に強い役者で特にショーン・コネリーの後期の作品はどれも渋さが出ていて印象に残ります。

あまり比較したくないけど2000年以降に台頭した役者はそれ以前と比べるとどこか個性が弱いように本作を観ていて感じました。今はあまり強烈な個性を放つ役者は必要とされていないのかもしれません。私が90年代の映画の方が好きなのはこのあたりに理由があるのだと思う。

盗みのシーンは大きく分けると二つに分かれるが、どちらかと言えば前半の方が面白かったのがもったいないように思う。後半はシリアスを入れたので個人的には前半のお気楽なノリで良かったのではと思う。シナリオ自体はありきたりだが、出演者の魅力で魅せる作品ではなかろうか。

暇つぶしムービーに最適。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

エントラップメント [Blu-ray]
クリエーター情報なし
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

キック・アス ジャスティス・フォーエバー

2015-01-17 16:44:11 | ★★★★★★☆☆☆☆

監督 ジェフ・ワドロウ
キャスト アーロン・テイラー=ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ、クリストファー・ミンツ=プラッセ、ジム・キャリー、モリス・チェスナット、ドナルド・フェイソン、ジョン・レグイザモ、リンジー・フォンセカ、リンディ・ブース、スティーヴン・マッキントッシュ、トム・ウー、ヤンシー・バトラー、ソフィー・ウー、エラ・パーネル、ベネディクト・ウォン、イアン・グレン、チャック・リデル
2013年 イギリス、アメリカ
ジャンル:アクション、コメディ、シリーズ

【あらすじ】
学園生活に戻ったものの、街の平和を守ろうとする気持ちが再燃したデイヴ。再びキック・アスのスーツに身を包み、スターズ・アンド・ストライプス大佐とヒーロー軍団ジャスティス・フォーエバーを結成した。そんな彼らの前に、父を殺されたことを恨むレッド・ミストがマザー・ファッカーと名を改め立ち塞がる。亡き父の友人マーカスに引き取られたミンディは、ヒット・ガールを封印し普通の女子高生になろうと努めるのだが…。

【感想】
子役が活躍する作品に付きまとうクロエ・グレース・モレッツの成長によるミンディの魅力低下、続編であることによる初見時のインパクトが薄れたことが大きい。それでも十分に楽しめましたが、前作ほどの高い評価はできない。

具体的にはミンディが成長してしまったことでアクションがすっかり普通の光景になってしまったように感じました。背がかなり伸びたのではないでしょうか。前作におけるまだあどけなさが残る少女が過激で激しいアクションを繰り広げたのはかなりのインパクトがあったが、本作は大人の女がアクションしている他作品と大差ないと思う。アクションの派手さだけは本作の方が前作よりも上なのでしょうが、それでも見栄えの面で劣ってしまいます。ラストのバトルシーンも最近の映画に慣れているとあっさりしてると感じるかもしれません。

またストーリーについても前作で綺麗に完結していたので蛇足感があったのもの事実。ゲロを連発するシーンに象徴されるイギリス映画にありがちなナンセンスな部分が目立っていました。今回も誰か死ぬんだろうなと思っていたらやはり予感が的中しました。

ただ、1作目がとても気に入っているのでまたキックアスやヒットガールの姿を再びお目にかかれたことについては非常に満足しています。もう続編などいらないという気分にはなりませんでした。キャラの魅力による力が大きいシリーズなのだと思います。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

キック・アス ジャスティス・フォーエバー [Blu-ray]
クリエーター情報なし
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

ナインハーフ

2014-12-23 22:06:42 | ★★★★★★☆☆☆☆

監督 エイドリアン・ライン
キャスト ミッキー・ローク、キム・ベイシンガー、カレン・ヤング、クリスティーン・バランスキー、マーガレット・ホイットン、キム・チャン、オレク・クルパ
1985年 アメリカ
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】
ニューヨークのギャラリーに勤めるエリザベスは、ある日女友達のモリーと出かけたチャイナタウンで、身なりも良くハンサムな男性に声をかけられ、胸をときめかす。翌日、街で彼と再会したエリザベスは、すぐにそのジョンと名乗る男と打ち解けていく。やがて付き合うようになったふたりだったが、快楽の虜となったエリザベスに対し、ジョンの要求は次第にエスカレートしていき…。

【感想】
大昔にレンタルビデオでナインティ・ハーフ見たと言っていた友人に「それじゃ90.5だぞ」と教えてあげた本当にどうでもいい過去をなぜか今でも覚えている。

氷から野菜や果物、蜂蜜までもがエロく見えてしまう救いようのない映画。でもある意味、同監督の「フラッシュ・ダンス」と共に80年代を象徴する作品だと思ってると言ったら80年代の映画ファンに怒られるか。私は80年代というと本作は上位に出てきます。ミッキー・ロークもキム・ベイシンガーもこの作品のおかげで売れたわけですし。

改めて見直しても変な性癖を持った男にはまってしまった女の話にしか見えません。AV男優が仕事で共演した女優にいつのまにか惚れてしまったようなものじゃないですかね。私にはそれ以上のものは見出すことはできませんでした。女性の性を解放すると言えば聞こえはいいですけど、ただの変態にしか思えないのが正直な感想。

二人がまだ出会った頃のキム・ベイシンガーがデートで見せる仕草は非常に印象的であった。やはり本作の過激に脚本にはかなり否定的だったそうです。ミッキー・ロークも表情豊かで別に演技が下手なようには見えない。もしかしたら日本人にはわからない英語の発音の仕方で棒読みなのかもしれないが、場外で叩かれた影響なのではないかと思っています。二人とも熱演でした。また「フラッシュ・ダンス」でも見せたエイドリアン・ラインの青い光は独特でこちらも印象に残ります。

内容が内容だけにまじめな感想を書きにくいのが本音。完成度はともかく記憶に残る作品であったことには間違いないでしょう。続編が存在しますけど、2でキム・ベイシンガーが降りて、3作目にはミッキー・ロークも出演していないようです。未見なので機会があれば鑑賞してみたい。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

ナインハーフ[Blu-ray]
クリエーター情報なし
キングレコード

インターステラー

2014-12-05 20:24:58 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 クリストファー・ノーラン
キャスト マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、エレン・バースティン、マイケル・ケイン、ケイシー・アフレック、ウェス・ベントレー、トファー・グレイス、ジョン・リスゴー、ウィリアム・ディヴェイン、リーア・ケアンズ、デヴィッド・オイェロウォ、マット・デイモン、コレット・ウォルフ
2014年 アメリカ、イギリス
ジャンル:SF、アドベンチャー、ミステリー

【あらすじ】
近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。

【感想】
間違いなく「インセプション」コースでしょう。最初は絶賛する人が多かったのに1年も経ったら誰も話題にすらしない。クリストファー・ノーランは普段あまりSF作品を観ないような人には好意的に受け止められてるが、コアなSFファンには今一つなのが原因だと思われる。後半の2001年を意識するような映像を連発するあたりが特に。

こういう本格的に作っているSF作品というのはB級作品と比べて逆に細かい粗が気になってしまう。農作物が育たずこのままだと地球が滅びてしまうから、宇宙に飛び立つという大前提からして十分に納得できないものがありました。宇宙に行ったら解決するものなのと思うでしょう。

地球上の時間で20年以上経過した時に主人公が家族の映像を見て涙するシーンはそれなりにグッとくるものがありましたが、逆に20年以上経っても普通に地球が存在しているのはやや冷めました。そもそも地球を救えるかどうかがかかっている瀬戸際の研究を博士と助手の二人しかやっていないというのもおかしい。

前半に謎を残していた部分が後半になって全て解き明かされるのは爽快ではありました。多次元の世界に迷い込んだ主人公が3次元にいる娘に必死に真実を伝えようとする場面もそれまでに見たことがないような映像だったのは評価できます。それでも情報を得た娘がそこから数十年で全てを解決に導いてしまうというのはさすがに無理があるでしょう。

このように一つのいいシーンの後に必ずツッコミたくなるような矛盾が発生するのが自分にはきつかったです。マット・デイモンが出てきたあたりからグダグダになったように感じました。

十分に楽しませてもらいましたが、「インセプション」コースになるのではないですかね。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

インターステラー :BD、DVD未発売

キャリー(2013)

2014-11-21 22:04:38 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 キンバリー・ピアース
キャスト クロエ・グレース・モレッツ、ジュリアン・ムーア、ジュディ・グリア、アンセル・エルゴート、アレックス・ラッセル
2013年 アメリカ
ジャンル:ホラー、リメイク

【あらすじ】
狂信的な母親に育てられた少女キャリーはある日、自分が手を触れずに物を動かすことのできる念動力を持っていることに気付く。その頃、高校では内気な彼女へのいじめがエスカレート。その中心にいた女子グループのスーは自らの行いを反省し、償いとして学校で行われるパーティーにキャリーが自分の恋人トミーと参加できるよう取り計らう。だが、いじめの首謀者クリスは憎しみを募らせ、キャリーに対して更なる仕打ちを企む…。

【感想】
あの「キャリー」のリメイクときたら見ないわけにはいかない。それくらいオリジナルは自分の中でインパクトがありました。本作でもキャリーが豚の血を被るのはわかっていてもつらい。大変なことがおこってしまった感がよく出ていた。

キャリー役の女優さんかなり頑張っていたと思っていましたが「キックアス」の子供役でしたか。結構、驚きでした。後から知ったのがもったいと思ったくらい。ただオリジナルのシシー・スペイセクと比べると繊細さに欠け、線が太いのを隠しきれていない印象を受けました。傷つきやすい少女が一気に爆発するパワーの面では私はシシー・スペイセクが勝っていると思います。他にもオリジナルの方には無名時代のジョン・トラヴォルタとかナンシー・アレンが出ているので本作のキャストも出世してもらいたいですね。

監督が女性ということもあってか、オリジナルの悪趣味な部分は弱くなっており、比較的正攻法な作りでした。当然オープニングの無意味なシャワーシーンなどはありません。またキャリーが罠に嵌ったシーンの際にオリジナルでは理解者である教師までもキャリーを笑うように描かれていたため非常にわかりにくかったですが、本作ではキャリー目線ではなく普通に描かれていました。

ただまともに作っているのが面白味に欠ける面もあったと思います。伏線が多いのが逆に読めてしまうようにも感じた。オリジナルは不親切だからこそキャリーが血を被った時に驚かされたので。またキャリーが復讐するシーンが非常に長かったのもいただけなかった。

それでも全体的に丁寧に作ってあるので好感を持ちました。オリジナルを知らない人が見たら十分に面白いと感じるはずです。それからジュリアン・ムーア、久々に見かけましたけど、もう母親役もきつくなってますね。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

キャリー(2013)+キャリー(1976)ブルーレイパック(2枚組)〔初回生産限定〕 [Blu-ray]
クリエーター情報なし
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

47RONIN

2014-11-17 21:15:02 | ★★★★★★☆☆☆☆

監督 カール・リンシュ
キャスト キアヌ・リーヴス、真田広之、浅野忠信、菊地凛子、柴咲コウ
2013年 アメリカ
ジャンル:アクション、時代劇、ファンタジー

【あらすじ】
江戸時代の日本。赤穂の領主・浅野内匠頭は、領地を密かに狙う吉良上野介とその側室で妖術を使うミヅキの謀略によって切腹させられてしまう。その後、浅野の家臣たちは浪人となり、娘・ミカは吉良との婚儀を約束させられるという憂き目に。それから1年後。仇討ちを決意した浅野家の家老・大石内蔵助は、かつて浅野家に助けられた流れ者の異端児で、オランダ人の奴隷となっていたカイを仲間に引き入れ、吉良に立ち向うのだが…。

【感想】
自分は作品を鑑賞する前の心構えとしてどんな映画でも楽しもうと思い込むようにしているのだが、キアヌ・リーヴスの侍姿を見たらさすがに無理だった。ただ内容はラストの全員で切腹のシュールな光景を除けば、そこそこ楽しめました。酷評されているみたいですが、そこまでではないでしょう。

キアヌ・リーヴス主演の「忠臣蔵」をベースにしたハリウッド製アクション映画。

妖術が飛び交うので、時代劇というよりはファンタジー色が強いと言えます。ハリウッドが作っている段階で最初から本格的な時代劇に期待する人も少ないと思うので日本版のファンタジー映画だと捉えれば結構斬新なジャンルであると言えます。「切腹」とか「ハラキリ」とかは言葉は映画の中ではよく耳にしますが、実際にやっている光景はあまり記憶になかったのでラストで使われたのには笑ってしまいました。本来感動を取ろうとしているシーンで笑ってしまうのは不謹慎なのだろうが、あれはまともには見れないと思う。

日本人の役者がかなり個性的だったのは評価できるでしょう。キアヌ・リーヴスの影が一番薄かったと感じたくらいです。ただ菊地凛子の演技はかなり過剰で鼻についた。

ストーリーは細かいことは気にしてはいけないタイプなのは十分に理解しているもののカイが戦って一度敗れた敵は結局何だったのかよくわかりませんでした。ミヅキによって作られた空洞みたいなものか。宿敵なのかと思いきやあっさり退場していたので盛り上がりに欠けたと思います。

日本が舞台のハリウッドのファンタジーは希少なのでまた見たい。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

47RONIN ブルーレイ(「47RONIN」メインキャスト・ポストカードセット(6枚セット)付き) [Blu-ray]
クリエーター情報なし
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン (UPGDP)




マリー・アントワネットに別れをつげて

2014-11-09 16:48:21 | ★★★★★★☆☆☆☆

監督 ブノワ・ジャコー
キャスト レア・セドゥー、ダイアン・クルーガー、ヴィルジニー・ルドワイヤン、グザヴィエ・ボーヴォワ、ミシェル・ロバン
2012年 フランス、スペイン
ジャンル:ドラマ、歴史、ロマンス

【あらすじ】
1789年7月14日、フランス革命が勃発。騒然とするヴェルサイユでは、王妃マリー・アントワネットの朗読係シドニー・ラボルドが、事実を確かめるために奔走。やがて、王妃とその寵愛を受けるポリニャック夫人を含む処刑リストが公開されると、逃げ支度が始まり、シドニーもその手伝いに追われる。宮殿中が混乱する中、心酔する王妃とポリニャック夫人の姿を、羨望と嫉妬の入り混じった眼差しで見つめるシドニーの運命は…。

【感想】
個人的に苦手なマリー・アントワネットものであるが、朗読係の視点からマリー・アントワネットを描いているため王妃の浪費っぷりは抑えられており、斬新な気分で鑑賞できた。

王妃を尊敬している朗読係の視点で描くことによってあくまで新しいマリー・アントワネットの新しい側面を見せることを目的にしていると思われる。マリー・アントワネットと言えば、世間一般には浪費家で世間知らずのわがままのイメージが強いように思われているが、本作ではそれなりに苦悩し、王妃としての威厳や人を利用するようなずる賢さまでも垣間見ることができます。マリー・アントワネット役のダイアン・クルーガーの演技も新しい人物像を与えるのに説得力があった。どちらが本当の姿なのかは実際のところはよくわかりませんが、他のマリー・アントワネットを描いた作品は脚色が強いのではないかと疑ってしまう面もあるので本作のような人物描写があってもいいと思います。

全体的に薄味で話の起伏が少ない。ラストについてもマリー・アントワネットの末路は描かれていないので伝記ものとして期待すると裏切られるかも知れません。やっぱりワイドショーで取り上げるような興味本位な伝え方にした方が興行的にはいい結果を生むだろうとは思う。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

マリー・アントワネットに別れをつげて [Blu-ray]
クリエーター情報なし
Happinet(SB)(D)

コンスタンティン

2014-10-24 21:24:17 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 フランシス・ローレンス
キャスト キアヌ・リーヴス、レイチェル・ワイズ、シャイア・ラブーフ、ジャイモン・フンスー、プルート・テイラー・ヴィンス、ギャヴィン・ロズデイル、マックス・ベイカー、ティルダ・スウィントン、ピーター・ストーメア、ミシェル・モナハン、ホセ・ズニーガ、ラリー・セダー、マシュー・マグローリー
2005年 アメリカ、ドイツ
ジャンル:オカルト、アクション、ホラー

【あらすじ】
異界に属する者を見分けることができる特殊な能力を持つ男、コンスタンティン。彼は、人間界に侵食しようとする悪を退治し地獄へと送り返すため戦い続けていた。そんなある日、女刑事アンジェラが謎の自殺を遂げた双子の妹イザベルの死の真相を究明しようと、協力を求めにやって来る。最近生じ始めた世界の異変と関連していると読んだコンスタンティンは、イザベルの自殺の謎を探るべくアンジェラと一緒に行動を開始するが…。

【感想】
自分は煙草は吸わないし、金を出して健康害してる奴はアホだと思っているが、映画の中で嫌煙的な主張を入れるのは話に集中できなくなるのでやめてもらいたい。

霊能力を持つ探偵が、天国と地獄のバランスを崩す魔物の陰謀を阻止しようと奮闘する。

キアヌ・リーヴス主演でオカルト色が強いということで「ディアボロス/悪魔の扉」を思い浮かべました。彼はこうい作品が好きなのかもしれません。ネタとしてはディアボロスの方が笑えたと思います。

最初の30分鑑賞した限りの印象だと濃い作風なのかなと思っていましたが、鑑賞し終わってみるとそれほどではありませんでした。そこそこ難解ではあるのですが、複数のファンが作品の謎について熱く語るほどではない気がしました。主人公が手首を切るという行動も意外性はあったものの衝撃的とまでは行かない。

オカルト映画でありながら、アクション要素を積極的に取り入れ、キアヌ・リーヴス演じるダークな主人公もあって独特の世界観は出せていたのでこの部分は評価できます。ただ個人的にはオカルト映画は派手な演出は不要で淡々とした内容の方がしっくりきます。「エクソシスト」のようなオカルト映画好きにはお薦めできません。

それにしてもサタンとかガブリエルなどのキャラを人が演じている光景は結構シュールです。天使と悪魔が出てくるあたりどうしても人を選ぶ作品であると言えるでしょう。

ぜひ続編作って欲しいですが、もうかなりの歳月が経っているし無理でしょうか。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

コンスタンティン(初回生産限定スペシャル・パッケージ) [Blu-ray]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ

マン・オブ・スティール

2014-10-17 18:24:09 | ★★★★★★☆☆☆☆

監督 ザック・スナイダー
キャスト ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノン、ケヴィン・コスナー、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン、アイェレット・ゾラー、ラッセル・クロウ、ジュリアン・リッチングス、アンチュ・トラウェ、デヴィッド・ルイス、
マイケル・ケリー
2013年 アメリカ
ジャンル:アクション、SF

【あらすじ】
マーサとジョナサンの養父母に育てられたクラーク・ケント。クラークは実はクリプトン星の生まれで、星の滅亡を予測した父ジョー=エルが、最後の希望を託して赤ん坊だった彼を地球に送ったのだった。幼い頃から周囲とは違う特殊能力を持っていることに苦悩してきた彼は、やがて地球を守るという自らの使命に目覚めてゆく。その頃、クリプトン星の生き残りであるゾッド将軍が、クラークの存在に気付き、彼を追って地球に襲来する。

【感想】
『スーパーマン』の新シリーズ第1弾。スーパーマン誕生秘話。オリジナルのスーパーマンは街の雑用係でたまに悪と戦っているという感じでしたが(それはそれで味があって良かった)本作はかなりシリアスで地球の危機を救う存在になっています。

「ダークナイト」のヒット以降、アメコミの主人公はそれまでのみんなに大人気のヒーローから周囲に受け入れてもらえず葛藤するタイプの人物像に変わってきていると思います。本作でも特殊な力を持ってしまったことに対して思い悩む描写が多数見受けられる。そのため近年の傾向に沿っている形でスト-リー上の目新しさは感じられませんでした。

一方でアクションについてはこれでもかと建物等が破壊されるのでそれなりに印象に残りました。かなり派手な部類に入ると言っていいと思います。最近のアクション映画ではビルの崩壊なんて当たり前になっていますね。敵から叩きつけられてコンクリが破壊される演出が技術の進化を素直に感じます。

以上、全体的に丁寧に作られていたと思います。ノリは違っても旧作のファンから叩かれるようなモノではないでしょう。

少し前まで続編映画は出来が悪いというのが定説でオリジナルの方の続編もその例に漏れずでしたが、最近ではしり上がりに完成度が上がるケースが多いので次回作に期待です。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

マン・オブ・スティール [Blu-ray]
クリエーター情報なし
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント