若い時から、行きたい場所はいつだって美術館だった。
子育ても落ち着いて、気ままに出かけられるようになってきたこの頃。
わが家は夫も子どもたちも美術館が好き。
知らずにいつの間にか、良い影響を与え合っている。
夫と娘、私と夫、私と娘、娘と娘・・・・どの組み合わせでも行く。
先日のこと。偶然チケットをいただいたのもあり、西宮にある大谷記念美術館に足を運ぶ。
平日の午後のこと。
駅から歩くこと10分くらい。お庭も美しいこの美術館。門の入り口に着くまで長い生垣が続く。
川村悦子展 ~ありふれた季節~
7月31日まで開催
「ありふれた季節」というタイトルの複数枚の絵。
イタリアのミラノで過ごした時の景色だそうです。
まずは一枚をご紹介。
俗世間から距離を置いて(私の感覚)、こんな場所がある。
空気が澄み、静けさに包まれる。ふいに腑に落ちる。好きな場所が、今ここにある・・。
川村悦子さんの、あまりに美しい世界感に、心が一瞬で洗われたかのようだった。
内側にこもっていた何かがぱっと晴れるかのような感覚を憶えました。
一階の一つのお部屋を観終わると二階へ。上がりきって踊り場に目を向ける。
ここの美術館ほんとに美しい設えです。
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私自身、絵は観るだけのものではないですね。
こんな美しい絵を描く人は一体どういう人物なのか。
興味は尽きなくて、何がどうとは言えなくても、良い影響を与えてくれる
素晴らしい機会を得る。
今の時点で気づいているのは、それだけです。 (つづく)