水星からやって来たリロイ・ブラウン~Leroy Brown from Mercury~

埼玉県民サラリーマンの徒然なブログです。

デミオのエンジンマウント交換

2024-01-14 23:25:30 | クルマ
久しぶりの自動車メンテ作業。姉が乗るデミオ。最近では2人の姪っ子も運転するデミオ。

エンジンの音が大きくなったとのことで、ちょっと乗ってみたけど…こればっかりは、毎日乗ってる人にしか分からない。温まってくると治まるみたい。

おそらくエンジンマウントが劣化したんだろう。新車登録から10年経ってるし、走行距離も10万キロ手前。劣化の頃だろう。

プロに任せる作業だけど、ネットで調べたらDIYでも出来るようだ。と言うことでやってみた。

〇必要なもの
 ・交換するエンジンマウント3か所分
 ・工具
  >>通常のソケットレンチセット:手持ちの物。
  >>14と17サイズのディープソケットとエクステンションが必須。17は持っていた…どこで使ったんだっけ??
  >>インパクトレンチがあると便利ですが、無くても大丈夫。結局今回も買わずに済みました。
 ・ジャッキと馬:これは必須。

〇予習の教材
「みんカラ carview!」に掲載されてる内容も大変参考になります。加えてYoutubeもとても便利です。特に英語で検索すると海外のDIY作業をあげてる人が多くて便利。
こんな機会こそクルマってのはグローバルで売られてる方が良いと思う。動画だと工具を入れる方向とか難易度を想像できる。
確かにエクステンションは必要なんだなと気付いた。みんカラに掲載して頂いてる方よりも、海外の雑な作業でも出来ることが分かって勇気付く。

〇エンジンマウント
エンジンってのは動力発生源でもあり振動発生源なので、タイヤに動力を伝えるためにエンジンは車体にしっかり固定しながらも、車体に振動を伝えないように工夫されてる機能部品がエンジンマウント。技術の塊だと思う。

デミオにはエンジンマウントが3つ。エンジンを中心に見ると、運転席側と助手席側のフェンダーあたりからエンジンを吊るすタイプのエンジンマウントと後方側に車両前後方向の位置を決めるエンジンマウントで構成されています。

〇作業
運転席側の交換は簡単でした。エンジンを軽くジャッキで支えた状態にして、エンジンマウントを外すのみ。Youtubeでは、ボルトを外した後にハンマーやバールを用いてマウントを外してましたが、ジャッキで上下方向のエンジンの位置を調整するだけで簡単に外れました。幸いにもボルトは錆びてないし、綺麗だった。この通り新品と使用済みマウントを見ると、使用済は隙間が詰まってるのが分かる。中身がつぶれちゃったんだろうな。



助手席側の交換はちょっと面倒でした。バッテリーの下にエンジンマウントがあるので、バッテリーやバッテリーを固定するケースや板を取り外す。そのケースに何やらケーブルの束が付いてて、それらの取り外しが厄介でした。Youtubeやみんカラにも記されてなかった…たぶんスカイアクティブだからか??…ケースにガッチリと四角い電子部品が付いてた。固定するためのボルトもどうやって工具を取りまわすの?と言った状態。なんとかエンジンマウントの固定ボルトを回すスペースを確保して、交換完了。この通り使用済のマウントのゴム部品はグチャグチャになってる。



おそらくこの2つが文字通り「マウント」としてメインの仕事をしてるんだと思う。ジャッキを外して、各ボルトの本締めを行う。締付トルクは分からないけど、外した時の手感で締めます。結構な力が必要です。

3つ目のエンジン後方のマウントは下に潜っての作業です。結果から言いますと、交換しなくても良かった。新旧の見た目の違いは無い。しかも取り付けるのが大変。部品が伸ばされる側にチカラが掛かるのだと思います。エンジンを後方側に押しながらじゃないと穴の位置が合わないのでボルトが挿入できない。それを車両に潜ってやるってなかなか大変な作業でした。狭いところでエンジンを膝で押しながら、ボルトを締めていく感じ。しかも、外さなくても良かった部品…華奢なブラケットでつながってるから、力もそんなにかからないんだろうな。



初めてだと厄介なのが、エンジンルームの下のフロアパネルの取り外し/取り付けでした。知っちゃえば、なんでも無いのですが、Youtubeやみんカラにも省かれてる当たり前の作業なんだと思う。想定外に時間がかかりました。ボルトの数が多いし、ボルトの場所も分かりにくい。

〇結果
辺りが暗くなった頃に作業が終わりました。毎日デミオに乗る姉の評価によれば、無事に振動は小さくなったとのことで、エンジンマウント交換による効果を得られました。

こうやって自分でいじることで愛着が湧くんだと思う。もう少し暖かくなったら、フロアパネルを綺麗にしたいな。





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