_s.jpg" border="0">.jpg" border="0">河は呼んでる
私がまだ小学生だった頃ラジオから流れて来た。中原美紗緒さんが歌う映画「河は呼んでいる」の主題歌だった。
「デュランス河の 流れのように 小鹿のような その足で
駈けろよ 駈けろ
かわいいオルタンスよ
小鳥のように いつも自由に」
http://www.youtube.com/watch?v=NkV8JQKSvdA
https://www.youtube.com/watch?v=QkDtPIlRYcA
南仏プロバンスを流れるデュランス河とその畔に住む羊飼いの少女が出てくる映画だったがフランスではこの映画は忘れ去られてしまったという。ところが日本では忘れられてない。私を筆頭に懐かしく思い出す人がいる。
映画も覚えてるけどこの歌が懐かしい。紅白歌合戦で中原美紗緒さんが叔父の中原淳一さんがデザインしたドレスを着てこの歌を歌ってた姿を思い出します。
あの歌にはフランスへの憧れが圧縮されていて私にとっておフランスというとイヴ・モンタンの枯葉でなくてギイ・ベアールの河は呼んでいるなのだった。可愛いオルタンスを演じてたパスカル・オードレが事故死してしまったと聞き悲しいんだけど。
それから何年かたって中原美紗緒さんが今度は「夜は恋人」というシャンソンを唄いだした。ラジオから夜よ夜よというあやしいささやきが聴こえてきた。
「夜よ 夜よ 夜は素敵 優しい友よ. 何時いつの 日までも.
夜と私 私の夜 果てしない優しさよ. 疲れ果てて広い胸に眠ると. 苦しいことは みんな夢になるの
あの人と別れた夜は 泣いてしまったけれど」https://www.youtube.com/watch?v=uJGs1TrQjgE
その頃私はもう高校生になっていた。ラジオで深夜放送を聴いてると。毎晩0時になるとこのメロデイーが流れ出した。
「ただ今よりマルマンガスライターの提供で深夜放送をお送りします」アナウンサーまで怪しい口調で語りかける。
もの哀しい気分になり泣きたい気分になり。もう寝ないといけない時間なのに真夜中まで深夜放送やめられない自分を不良に感じ果てしない孤独に襲われるのだった。
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