住宅ローンのお勉強

ウチでは、マイホーム取得に関しては

１　土地を手に入れる
２　じっくりプランを練って建物を建てる。

と金がないわりには贅沢な方法で行こうとしている。
まぁ、気に入ったビルダーがいて、そこの建築条件付の土地を買うという方法でもいいとは思うが、なかなか条件にあったビルダーも土地も見つかっていない。

この方法の場合融資を受ける方法、つまり住宅ローンの組み方が難しそうだ。

Ａ土地と建物は別々のローンになる？
Ｂ土地のローンって住宅ローンでいけるの？
Ｃそれとも住宅ローン１本でＯＫ？　土地の決済と建物の完成２回にわけて実行してくれる？

いざ、土地が見つかってから慌てるのも困るので、きょうはローンについて軽く銀行に相談してみた。

会社の福利厚生で土地先行取得資金ローンってのがあるらしいので問い合わせてみると、みずほ銀行が窓口になっている。
早速問い合わせる。女性がテキパキと丁寧に答えてくれた。

●土地先行取得ローンは変動金利のみ
●土地先行取得ローンは通常土地を取得後、建物を建てるまで１年以上間隔が空く場合に利用する。
●１年以内なら住宅ローンとして１本で契約可能。その場合は土地と建物２回実行可能。
　ただし、土地の分を実行した後、建物の実行までの期間は利子のみの支払いとなる。
●１年以上間隔が空く場合は、土地と建物別ローンになる。

できれば、１本にまとめて住宅ローンにしたほうがいいと説明を受けた。


続いて、住友信託銀行。
こちらもウチの会社向けに優遇金利を設定してくれているので、問い合わせた。
こちらでも若い女性がテキパキ丁寧に答えてくれる。

●ＡでもＯＫだし、ＣでもＯＫ（ただし、土地だけの場合は変動金利のみ）
●ＣでもＯＫだが、土地に先行して実行すると建物も合わせて変動金利になってしまう。
●３年固定と２０年固定を組み合わせることもＯＫ。ただしこの場合は２つのローン契約となる。

土地と建物を分けてローンを組むほうがいいようである。
これからさらに勉強する必要があるが、いろいろと融通のききそうな住友信託銀行が今のところ有力候補。


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引き続きニュータウン

８月２８日（月）
今週は、遅い夏休みなのでヒマはたっぷりある。
休みはあるが、支出を抑えるため旅行等の予定はなし。悲しいものである。

奥方のお母さんが天理の病院へ行くというので、そのついでに、京都府になるがハーモニータウン木津へ。
州見台・梅美台。


ここももう何回も来ている。
来るたびに家の数が増えてきているようだ。
相変わらず各ハウスメーカーの旗が揺らめいている。
先日、セキスイツーユーの営業さんも言っていた。ここ州見台も小学校が出来るのが決定してから人気が出ているそうな。

ここは区画も広く、環境も良さそうだし、価格も安いが、駅から遠いのが気になる。
奥方は気に入らないようである。
お値段的には第一候補になってもよさそうなものであるが・・・、身の程知らずなのかも・・。

家の外見とか外構の勉強するにはうってつけである。ありとあらゆるタイプの家がある。
でもなぁ、なぜかよくわからないが、昨日の近鉄の分譲地の方が外観も外構もセンスがあったような気がする・・・。

土地もないくせに優雅なものである・・・。
まぁ土地が決まってしまったら、きっとバタバタと家を建てることになるだろうから、今くらいが一番楽しいのかもしれない・・・。



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ニュータウン巡り

今日は土地の目を肥やそうということで、奈良のニュータウン巡りに出かけた。

高山台（香芝市）
菊美台（生駒市）
南山手台（生駒市）
白庭台（生駒市）

奈良で駅近でとなると、自然と近鉄の分譲地になってしまう。
近鉄の分譲となると、必然的に多くは近鉄不動産の建築条件付になってしまうが。
しかしながら、いろいろと外構や外観をたくさん見れて勉強になった。

菊美台ではちょうど建売の見学会があったので奥方は見学した。
ずっと展示場のモデルハウスばかり見ていて現実感がなかったが、今日見たのは建て延べ３５坪ほどの実際に販売される家なので恐ろしいほど現実感がある。

奥方はあまりの狭さに夢をなくしてしまったようだ・・・。
そうなのだ、展示場のモデルハウスばかり見ているとこういうことになってしまう。

今日見たニュータウンでは高山台が駅近でお値段もお安めなので、奥方も少し気に入ったようだった。


その後、アポのあったセキスイツーユーの登美が丘展示場へ。
そこで、わたしも初めてモデルハウスへ。
前回来た時は、子供と一緒に車で留守番していたのだ。

なかなか、いい。
セキスイツーユーと言うと、木質系のユニット工法。

どちらかと言うと私は鉄骨が好きだし、ユニット工法は融通がきかなそうなのであまり好きではなかったが、いろいろ説明を聞いていると、木でも鉄でも２階建て程度なら十分強度は有りそうだし、屋根のある工場で８０％以上作っておくというのは、現場で作るより精度も良さそうだし、かなり考えも変わった。

営業さんもそれほどおしゃべりではないが、聞いた事には確実に答えてくれるし、押し付けがましくないし、誠実そうで好感が持てた。

今日は、その後土地の希望を聞かれたので、いろいろ話していた。

来週土曜日にまた会う予定。

自宅に帰ると三井ホームさんから電話。
こちらも土地の件で来週金曜日に会う予定。

土地も決まってないのに、いろいろ忙しい。
見つかるかなぁ・・・土地。

動きあり

８月２６日土曜日、少し動きがあった。

【土地の視察】

例の土地を見に行った。
大きな通りから少し入ったところにあるのだが、その道が狭い！
５ｍとあるがとてもそんなにはないような感じ。
車の行き違いにすごく苦労している。

土地の横には川が流れている。
キレイな水で小さいのだが、昨今よくある集中豪雨が来たらどうなるか・・・。

却下！


【地元不動産屋から呼び出し】

土地探しをお願いしている不動産屋さんから、出モノがあるということで呼び出し。
早速お邪魔する。

駅から徒歩１０分程度。場所はすごくいい。

問題は広さと価格。

２４０坪、古屋付き（建て述べ８０坪）
ここを３分割して売りたいらしい。

で、私に巨大な古屋付き９０坪を４０００万円でどうか？とおっしゃる。
即、断る。

確かに場所はいいし、広いし、建物のモノは素晴らしいかもしれないが、築３０年である。
価値は０だろう。それにすぐ水周りとかリフォームが必要だろうし。

不動産屋さんは、新築もいいが、中古もいいよ～。見るだけ見たら・・・？
と３回同じ事を聞かれる・・・。
３回とも断る。

くどい！
私は、イチから自分達の好きなように家を建てたいのだ！
一生に一回くらいやらせてくれてもいいだろう・・・。


【土地の発見】

またもやネットで
駅から徒歩７分
２８坪
南（３．１ｍ）、西（７．５ｍ）に接道
南は分譲マンションなので採光はあまりのぞめない
１１８０万円。

以前からネットで出ていることは知っていたが、狭いのと採光が悪いので奥方に報告していなかった。
奥方と話しているときに、この土地の話になると、奥方が以外にも乗り気。
２８坪で狭いのは、３階建てにすればよろし。
なるほど。

ただ、この２８坪に、われわれの希望する家が入るのか・・・


【三井ホーム】

と、夫婦でウダウダ考えていると、グッドタイミングで三井ホームから電話。
やっと相手にしてくれるんですね三井ホーム。
口調等はすごく頼りになりそうな営業マン。

駅近物件で４０坪はなかなかないので、地元ビルダーが分譲している建築条件付きの土地を建築条件を外してもらえるものはないか探しているところだそうだ。

タイミングがいいので、例の２８坪の土地の事を話したら、一度その土地でプランを書いてくれることになった。

期待してますよ！

先は長い

ネットで見つけた土地。場所が判明。
まぁ駅からは徒歩圏内だが、結構遠い。
まだ現地へは行っていないけど。

かなり淋しそうなところ。
隣りは小さいけど川。
期待薄ですなぁ。

まぁ明日でも現地に行って見ましょう。

今日は、セキスイグランツーユーの営業さんが来訪。
私も奥方もいなかった・・・・。
わざわざ土地の資料を持参してくれたようだが・・・高い！２０００万以上。
１件は３０００万円以上。
さすが学園前。
もう学園前は諦めましょうかね・・・。


三井ホームさんも電話があった。
こちらも私、奥方ともに不在。

少し動き始めたようだが、肝心の土地がねぇ。

でも本当に買えるんかいな・・・マイホーム。
最近無理かな？と思い始めた。
弱気。

先は長い。

静かな日々

この土日でまわったハウスメーカは４社

セキスイハイム
三井ホーム
積水ハウス
ミサワホーム

以前声をかけた
パナホーム

あと、地元の不動産業者１社に声をかけた

合計６社

もっと営業攻勢があるかと思ったら静かです。

２１日（月）はミサワホーム
２２日（火）はセキスイハイム

と静かなものである。
拍子抜けと言うか、少し安心した。
まぁ気長に探しましょうということなので、これくらいでよいのだ。

幸いなことに今暮らしているところをいつまでに出なければならないわけでなし、いい土地が出てくれば買いましょう！というのんびりしたスタンスでいけば、いつかはめぐり合えるでしょう・・・。

今日はネットで
駅から徒歩１２分
５２坪
南側・北側　接道
１６１０万円

と気になる土地を見つけてしまった。
明日、妻に見に行ってもらいましょう。
あ～、明日は水曜日だからお休みかな？・・・。

出直し

積水ハウスの分譲地の話が流れ、少し意気消沈していたが、奥方は「次行こ、次！」と元気である。

で、８月９日土曜日、ドライブがてら気分を変えて奥方の希望である学園前方面に視察に行くことにした。
奈良では有数の高級住宅地、学園前。
ちょっと無理があるのでは・・・？

奥方は中学・高校・大学と学園前の学校に通っていたので、このあたりにはめちゃくちゃ詳しい。不動産屋さんも真っ青だ。

まずは学園前ではないが、白庭台。駅が出来てから初めて行ったが、ますます家の数も増えて、街に活気が出たように思うが、やはりまだ人もまばら・・・。
まぁ、その分静かなわけだが・・・。

でも、ここの分譲地はとても手が出ない。建物建てると６０００万円ぐらいかかりそう。
早々に退散。外構の勉強にはなった。

西白庭台も覗いてみる。
こちらも家の数が増えている。

こちらはターゲット圏内だが、奥方が気に入らない。ここに住んだら駅に遠いし、「西」がつかない白庭台コンプレックスにかかるからだそうだ。さすが見栄っぱりである・・・。

登美が丘方面へ車を走らせる。こちらも新駅誕生とジャスコのオープンで、かなり活気が出ている。
車も数がかなり増えているように感じる。

近くに住宅展示場があったので行って見ることにする。
下の子２人がうるさいので、私は車で子供とＤＶＤを観ることにして、奥方と奥方のお母さん、長女の３人が出かけていった。

【セキスイハイム（ツーユー）】
奥方も、奥方のお母さんも絶賛。
外観も内装も今まで一番だそうだ。収納やデザインも考えられているらしい。
担当の方はかなり若いらしいが、土地から探していることを告げると、希望のところを探してくれるらしい。

【三井ホーム】
こちらは私も見学。
評判どおり、内装のデザインは凝っている。
土地から探していることを告げると、現在分譲している美鹿の台を薦められる。
ので、あまり家の事は聞けなかった・・・。残念。

広さは５０坪ほど、価格も全く手が届かない値段ではない。

ここは建ぺい率　５０％　容積率　１００％と登美が丘周辺では緩い。
登美が丘周辺は通常　建ぺい率　４０％　容積率　６０％　なので、我々夫婦が建てようとしている４０坪前後の家には、土地は７０坪も必要となる。
坪単価はそれほど高くはないのだが、絶対的に広さが必要なのでツラい。

しかしここなら、５０坪もあれば十分希望の広さの家が建つという意味では魅力的だ。


展示場からすぐそばなので、行ってみる。
駅から徒歩圏は徒歩圏なのだがアップダウンがかなりある。セールスさんの話だと１３分くらいだが、もっとかかりそう・・・。体力増強にはいいかもしれないが。

現地に到着。見晴らしはすごくいい。南側にひな壇になっているので北向きでも、日当たりも良さそう。

登美が丘駅から徒歩圏なら魅力的だが、奥方はやはり建物を入れた合計金額が厳しいのと、まわりが淋しいので防犯面が心配だということで見送りとなった。


でも、三井ホームの評判はいいので、一度プランは書いてもらいたいと思う。

【積水ハウス】
まぁ、別の展示場をみるのもよかろうと、本当に建物とインテリアの勉強のため、気軽に入った。
しかし、やはり営業さんが出てこられると、希望の広さや土地のこと、予算の事を話さなければならなくなる。

正直に答えると、まぁ予算を低めに言ったことも災いして、

このあたりじゃ、この予算ではとても無理！　
おととい来やがれ！

と、言葉は丁寧だが、そういう扱いだった。
とっとと退散。

まぁ本当の事だから仕方ないけど、かなり凹みました。
この展示場の積水ハウスにには２度と来ないでしょう。



翌、８月２０日。今度は橿原の展示場はレッツゴー。
まぁ、いろいろな住宅を見る事は悪い事じゃないし、いざ土地が見つかったときに建物をお願いするところをある程度絞っておかないと。
立ち直りの早い夫婦である。

でも、展示場めぐりは疲れる。同じ事を何回も説明しないといけないし。

【三井ホーム】
すべての営業さんが、応対中で事務のお姉さんと思われる方が対応していただく。
土地から探していることを告げるとまた連絡しますとのことだった。
三井ホームは気になるハウスメーカーなのだが、相性悪いのかな。
資料はなにも貰えず・・・。

【積水ハウス】
またまた、懲りずに突入。
今日はマトモに相手はしてもらえた。
こちらも土地から探していることを告げると三井ホームと同様な対応。
こちらも資料は何も貰えず・・・。

【ミサワホーム】
こちらは、おなじみの「蔵」が売り。
奥方はすごく気に入った様子。
営業さんはすごく熱心に説明してくれた。
資料は山盛り頂戴した。

でもなぁ。スキップフロアの家だと、ウチみたいに年寄りがいるとどうかと思うのだが・・・。


やはり土地から探している客には営業さんも食いつきが悪いみたいだ。
それは仕方のないことだと思う。
土地からだと時間がかかるし。

土地から探すなので、気長に探そうとは思うのだが、また明日から、営業攻勢を受けるのだろうか・・・。
でも、それほど熱心に売り込みしたセールスさんはいないので、大丈夫だろう。

無期延期

商談をお断りするつもりが、土壇場で再度検討となった。

積水ハウスの展示場を出たのがお昼前。
一旦自宅に帰り、家族に説明。

家族総出で、現地から小学校・中学校へ実際に歩いてみる事になった。
現地に付いたのが昼の１時過ぎ。
ひどく暑い。

私と長男と次男は車で移動（申し訳ない）
奥方と、奥方のお母さん、我が父、長女は歩いていった。

小学校までは楽勝。大人の足では。
しかし中学校は遠かった・・・。実際には歩いていくのは無理だろう。
自転車通学となるが、中学校は山の上にあるので、最後は上り坂となる。

奥方は完走して、小学校までの距離は納得したようだ。

中学校も、遠いのはウチの長女だけでない、あの分譲地周辺の人はみなそうなのだ。お友達と喋りながら帰るようになれば、そう苦にならない距離かもしれないと納得した。

３時ごろ自宅に帰り、早速再度、家族会議開催。
延々４時間以上続ける。
話はやはり堂々めぐり。

奥方のお母さん賛成。
legacygtの父は反対。

あとは夫婦の決断に任された。

積水ハウスさんには夜の８時には電話で連絡するよう約束している。
８時に約束どおり電話があったが、１時間延長をお願いする。

基本的には夫婦共に買いたいと思っていた。
土地の向きも学校の遠さも、デメリットについては納得した。
あとは財政上の問題だ。

やり手店長に言われたとおり、そうそうこれだけ私達の条件をクリアする不動産は早々現れるものではない。
最初で最後のチャンスかもしれない。

ローンが払えるのか？
いやいや、根本的にあの不動産に一生をかけてローンを払っていく価値があるのか・・・？

この堂々巡りが延々続く。

私としては、基本的には欲しいが、最後は奥方の意見を聞いて決断しようと思っていた。
いくら、私が単独で決めても、建てるはずの家に一番長くいるのは奥方だし、そもそも奥方に注文住宅を建てさせるのが一番の目的だ。
その奥方が躊躇したり、建てたことを後悔するようでは何の意味もない。

どうやら、タイムリミットが来たようだ。
最後に奥方にどうするか尋ねた。

諦めよう・・・。

ローンはきっと払えるだろうが、余裕のない生活はよくない。
これから子供達の教育費、お互いの両親のことでいろいろお金が必要になるかもしれない。
マイホームだけに全てをつぎ込むのは今は危険であろう・・・と。

ま、仕方ない。私の甲斐性がないのだ。

新入社員さんに早速電話する。
本当に残念そうだった。
何度も何度も「すみません。すみません。」を連発される。

申し訳ないのはこちらの方なのに。

今回は積水ハウスさんには何の問題もなかった。
一生懸命プラン練って何度も書いてくれた。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

しかし、ウチのキーマンである奥方の積水ハウスへの評価はストップ高状態となった。

正直、今でも欲しいとは思っている。
逃した魚は大きいかもしれないとも思う。
積水ハウスさんから、もう少しアタックがあって、金額的にもう少しさげていたら、買っちゃったかもしれない。
それほど微妙な決断だったのだ。

しかし、まぁ、マイホームだけが人生じゃないかもしれないし、利息を含めると７０００万円近くを使わずに済んだと思うと、ホッとした気持ちもある。

【後日談】
奥方も悔しい気持ちがあったようで、翌日、判断に迷ったときにいつもおみくじを引くお寺（奈良の某所）に行ったそうだ。

奥方いわく、いままで４回判断を仰いで、４回とも恐ろしいほど正確に判断を下してくれたらしい。

結果次第では、買ってしまおうと腹をくくったらしい。

お寺にお参りして慎重に悩んでいる旨を告げる、そしておみくじを引き、こわごわおみくじを開く・・、

「大吉」

おお～。奥方は「やはり買いか～」すぐに積水ハウスに連絡だぁ～と喜んだが、よく読むと。

「待て！とにかく待て。急ぐな」と書いてある。

●願いがかなわないのを悲観せずにじっくり待て。
●望みは遅くてもかなう。
●家造りは誰かが美味しい話を持ってきてくれるから心配するな。

確かに、われわれの置かれている状況を見透かしたような文章が並ぶ。

しかし、いつまで待てばいいんでしょうね？
８０くらいになっていい物件にあたっても意味ないような気がする。

まぁ、チャンスがいつ来てもいいように貯金をして、いろいろ情報を集めて、家造りのイメージトレーニングをしておこう。

でも、美味しい話を持ってきてくれるのが積水ハウスのやり手店長か新入社員くんだったら嬉しいなぁ

しかし、短いようで長い１ヶ月だった・・・。いろいろ思い悩み。いい勉強になった。

マイホームが買えなかったのは残念だが、楽しみが少しだけ延びたと思うようにしよう。
ああ、でも残念。

複雑だ。

 

 

残念無念

７月３１日からの１週間。
これほど悶々と悩んだ日々は今までなかった。

ウン千万円の借金。
夢のマイホーム、自分の城。

この２者択一である。
マイホームを持った人達はみな、この地獄の苦しみを味わったのだろうか・・・？。

何年も前から貯金をして、しっかり計画をしていた皆さんはこんなことはないんでしょうね。

さて我が夫婦。
毎日、気分が変わります。
いざ、マイホーム！、外観はどう、内装はこう、リビングと玄関ぐらいは凝ってみたいよね・・・と、買ってもいないのに早くも山のようになっている住宅関連の書籍・カタログに埋もれて、浮かれる日もあれば。

払えるのか・・・？このローン。
ウチは子供３人で教育費が・・・。
やはり断念か・・・？

夫婦で一向に考えがまとまらないのでまたもやメリット・デメリットを整理した。

【メリット】
●夢のマイホームが持てる。
●駅・病院・塾・スイミング・スーパー等が全て徒歩圏の便利な生活が出来る。
●全て徒歩圏のため、車１台（軽）を売却できる。
●天下の積水ハウスで全てお任せできる。なおかつ、プロも認めるお買い得価格。
●車を家のそばに置ける。（現在は徒歩２分の駐車場を借りている）
●消費税の増税。金利の上昇傾向を考えると買い時である。

【デメリット】
●借金王確定。
●教育費問題、親の介護が必要になるかも知れず、ローンが払えるか不安。
●学校が遠い。特に中学。
●北向きの家となる為、採光があまり望めない。
●私は今年、厄年。

そうこうしているうちあっと言う間に８月５日の土曜日に・・。
泣いても笑ってもあと２４時間ほどで結論を出さねば。

金曜日にはlegacygtの父親もやって来た。
家族会議の評議員が１名増えた。

土曜日の夜の家族会議。

legacygtの父親は反対。
奥方のお母さんは賛成。
優柔不断のわが夫婦まだグラついている。

ここでlegacygtの父親が「legacygtの母親は不動産は８０点以上で買い！」
奥方は妙に納得する。

あの不動産のメリット・デメリットを整理してみたら７５点くらいであろうと・・・。
我が夫婦が狙っているＢ号地は北のみが接道しており、三方は他の家で囲まれている。
採光はあまり望めない。
奥方はここに多額の借金をし、買いたいものも買わず、ローンを払い続けていくと、後悔する日が来る可能性が高い。とおっしゃる。

私としても、苦労してローンを払っても奥方が後悔するようでは立つ瀬がない。
それならきっぱり諦めよう・・・。
という結論となった。
虚しい。

よく眠れない夜が明けて、８月６日の日曜日。
積水ハウスさんとは９時の約束だ。
お断りしなければならないと思うと、すごく気が重い。
正直まだ、欲しい気持ちもある。

展示場到着。
いつもと変わらず、新入社員くんが明るい笑顔で迎えてくれる。
やり手店長ももちろん同席。
プランの説明や契約の話に入られると喋りにくくなるので、冒頭で家族会議の結果を説明し、今回は辞退させていただきたい旨を伝えた。

正直、相手はプロであるから、強く慰留されるかと思ったら、あっさりと了承してくれる。すごく紳士的。

それは仕方ありません。
それだけ考えられたのであれば、あそこに住まわれるのも、ローンを払うのも我々ではなくlegacygtさんですから、すごく残念ですが・・・と。

拍子抜けする。

せっかくだからと、例のＢ号地の詳細設計図を見せてくれる。
おーっ。また良くなってる。
奥方が階段周りが暗そうと言ったので、トップライトをとって階段周りに光が入るよう考慮している。
外構も予算が厳しいので削減しながらも、私が強く要望したカーポート１台分は付いている。
設計士さんとはまだお会いしていないが、われわれ家族の事を思い浮かべながら設計してもらってるんやなぁと感じた。

あ～。やっぱりいいなぁ。

ここで奥方が、このプランがＡ号地（西・北接道の角地）に入れば・・とポロッとこぼした。

すかさず、やり手店長。
「入りますよ。」あっさりおっしゃる。
前回、legacygtさんはＢ号地本命とおっしゃったのでお見せしませんでしたがこのように・・・。
ホントだ。Ｂ号地と全く同じ間取りではないし、ＬＤＫが少し狭くなるが、、要望は満たしている。
採光についても、角地なので西日ではあるが、かなり望みは高くなる。

奥方のお母さんも、買うならＡ号地！と再々訴えていた・・・。予算面でわれわれは勝手に諦めていたのだ。


これからさらに打ち合わせすればもっと良くなりますよ。
さらに、建物の形が総２階に近い形となりますから、Ｂ号地のプランと比べてかなりコストダウンできますね。
とやり手店長。

おいおい・・・。
この話の流れで、土地価格はＡ号地の方が３００万近く高いが、Ａ号地とＢ号地の差は１００万しかなくなった。

やり手店長、畳みかける。
土地の向き、学校の距離はわれわれではどうしようもありません。
しかし、それさえ納得いただければ、採光はプラン次第で挽回できますし、予算も相談に乗れますよ。

桜井は土地の供給が少なく、人気もそこそこあるので、駅から徒歩圏でこれだけのまとまった土地はそうは出ない。
出たとしても、われわれには手が出ない値段だろう・・。チャンスはそうあるものではない。


奥方の目が光る。
Ａ号地が１００万高で手に入る。しかし今の金額から、１００万円余計にかかることは間違いない。
「私、実際に学校まで歩いてきます。どれだけの遠さか・・・。納得できるか。それで家族で相談して今日中に返事します。」
と急展開。

大逆転か！？
胃に悪いわ。

いよいよ決まり・・・か？

１度ならず、２度までもライバルが登場し消えていった・・・。

ますます積水ハウス分譲地の株は急上昇。
家族の間では、ご先祖さまがライバルの土地については「やめておけ」と消してくれたのだ・・・という意見まで出た。
もう、ここしかないか・・・？。

奥方のおかあさんもここに来て、かなりこの土地の購入には前向きになってきた。

家族の意識あわせでは、当初の予算どおりで間に合うのなら、お願いしよう！という結論になった。


で、７月３０日の第３回打ち合わせの当日となる。
プランを再度拝見。
いいですな～。
ますます良くなってきた。これから更に打ち合わせを続ければもっと良くなるだろう。
外観は、緑の屋根にハイウエストツートン。
これよ、これ～。
ウチの奥方を、瞬殺するには充分だった。
しばらくウチの奥方の目はハートであった・・・。


で、お値段。

素人である私達が百戦錬磨のやり手店長と駆け引きしてもムダだと思ったので、単刀直入に、

私達の予算はイッパイでこれだけです。
これで収まるのなら、今日決めます。
手付も持ってきました！
ダメならあきらめます。

やり手店長。
私はお客様がお金をご持参いただいた場合には、とりあえず受け取れと指導する立場ですが、今回ばかりはお預かりできません・・・。

積水ハウスさんの提示額とわれわれの予算は７００万円近く差がついているようだ。
こりゃダメかな・・・。と意気消沈する我が夫婦。

しかしやり手店長、ではこの話はなかったことに・・・とは言わずに電卓いろいろたたいている。

７月は積水ハウスさんの半期決算であり、われわれ夫婦を最初に展示場で出迎えてくれたあの若い社員さんの初契約らしいので、勉強する！とおっしゃる。

やり手店長。われわれもぜひlegacygtさんにあそこに住んでいただきたいと思っていますし、legacygtさんがあそこに住みたいという意欲もわかりました。
お互いに歩み寄れるよう努力しましょう！
と力強く宣言する。

しかし差は大金である。
その場では結論は出ずにその夜、再度いろいろ計算をして、積水ハウスさんが自宅にお越しになるという事になった。

お～、少しは脈があるかも・・・。

そして、その日の夜。
夜９時半から再度商談開始。

積水ハウス側はより詳細な見積を作成していた。
基礎がいくら、窓１枚がいくら、ドア１枚がいくらまでわかる詳細見積だ。
かつまた少し値段を下げていた。
かつ、現在のプランでは結構贅沢な装備を入れているので、これから打ち合わせをすすめる中で、その気になれば１００万円単位でコストダウンは出来る旨の説明があった。

こちら側は

●ローンで当初５割を２０年固定。残り５割を５年固定でシュミレーションしていたが、５割を２０年固定、５割を３年固定に変更することにより、返済額を変えずに２００万円の予算を上乗せする（まぁ、結局が借金を上乗せしたようなものだが・・・。）

●残りの１００万円ほど（外構・カーテン・照明）は現金をかき集めることと、竣工までに貯める事でようやく間に合う計算になった。

ここで奥方のお母さんが、予算をオーバーしすぎじゃないの・・・？というご意見が。
確かにわれわれの当初予算を軽く１割はオーバーしている。

まいどまいど車の例えで申し訳ないが、新車で最高級のエスティマ１台が買えるほどの金額である。

緊迫した空気・・・。
やり手店長は、「もうこれで決めて欲しい光線」がビシビシ出ている。
しかし、ここに来てまたもやいろいろ考えてしまう優柔不断なわが夫婦。
なにせウン千万円もの決断だ・・・。

時間は夜の１２時近くになっている。
やり手店長が妥協案を示す。

この値段、いろいろな特典の条件として７月に購入の意思を示さないといけないので、
とりあえず申込金として（手付ではない）１００万円を支払う。

１週間考えて、ダメなら申込金は全額返す。
ＧＯ！なら手付金としてそのまま預かる。

またもや、悶々とした１週間を過ごすことになってしまった・・・

またまたライバルがっ！

ライバルが登場し、アッと言う間に消えていった・・・。
このことは積水ハウスの分譲地の株を急上昇させた。
奥方のおかあさんも、かなり考え方が変わった。

●大手の会社の分譲地（安心）
●土地が整形されている。（ムダなく土地が使える）
●やはり積水ハウス、隅々まで気をつかって分譲地もキレイ。
●不動産屋さんのおっちゃんも、その値段で積水ハウスで、あの利便性のある土地ならお買い得！と太鼓判を押した。

いよいよ。ローン地獄へ一直線か！！

ところが・・・。
また翌日の平日。
会社で勤務中の私の携帯電話がなった。奥方からである。（珍しい）
またまたイヤな予感がする。

案の定である。
「今日会社から帰ってきたら逢って欲しい人がいる。地元ビルダーの社長。」

どうやら、またまた新しい土地を見つけたらしい。
今回も奥方のお母さんが見つけたらしい。
今回はエライ惚れこみようで、気合が入っていると言うことだ。

夜９時頃帰宅。
土地のことを尋ねると

●広さは４０坪ほど。
●場所は市役所近く。駅まで５～６分。うちの市では一等地である。
●商業地域・防火地域
●南・西側が接道。間口は９ｍでやや南北に長い。南側の道は１０ｍくらいある大きな通り。

ここまでは申し分ない。商業地域ということが少し気になるが、問題は値段。
積水ハウスの分譲地を１０００万円！ちかく上回っている。
奥方のおかあさん。私の年収と財力を読み間違えてないか？・・・

でも確かに場所的には一等地である。
奥方のお母さんもずいぶん前から、こんなところに住みたいと憧れていたようだ。
奥方も建物を少しケチって予算内に納まるなら・・と前向きである。


そうこうしていると、地元ビルダーさん到着。
男性だが、チェ・ジウ似の社長（奥方必ず書け！と言うもので・・）。私より若い。
初老の営業部長・・・。
かなりエラい人、２人である。

客間にお通しして商談開始。
自慢じゃないが、ウチの（奥方の実家であるが）の和室は素晴らしい。
かなりの手間とお金がかかっている。
住宅展示場へ行くと、広さと豪華さに圧倒されるものであるが、和室だけは全然驚かない。自分のウチの和室の方が凄いから・・。
ウチの方がいいやん。
これって凄いことやと思う。

やはりプロ。和室のことを手放しで誉める。
まぁそりゃそうだろう。
しかし、これだけの和室を持つ人たちが、自分達の建てる住宅に満足してもらえるのか少し不安って感じが読み取れた。

このビルダーは地元では結構有名。吉野の木材を使う本格和風住宅を得意とするようだ。
構造見学会も頻繁にやっている。仕事振りに自信があるからなのであろう。

どうやらビルダーさんはライバルが積水ハウスと知って、建物価格では楽勝！と考えておられたようだ。
土地の価格が高くても建物で充分挽回できると・・・。

しかし、事前に間取りプランと、概算見積り額をお知らせしていたのだが、
これにはチェ・ジウ顔面蒼白・・・。
積水ハウスさんがこの値段・・・。

イヤな予感。
で、概算の見積もりを見せてもらう。ただし、これはチェ・ジウがこの土地に家を建てるなら・・とプランを立てた家だ。
私達が希望する家とは全然違うし、部屋数も足らない。装備はそれなりの高級なものを選んでいるらしい。

で、合計すると・・・。
なんと・・・、５０００万円を遥かに越えている・・・。
建物価格は積水ハウスと変わらない。
やはり土地が高い分、高くなっている。

こりゃ無理ですよ・・・。寒い空気が客間に流れる。
チェ・ジウは挽回するつもりか・・、あくまでこれは参考価格ですから、希望を聞いて装備等を見直して勉強させてもらいます。とおっしゃる。

聞くとこのビルダーさんは、注文住宅だと坪５０万～らしい。
と、いうことは４０坪クラスだと、最低で２０００万円。あくまでも最低である。
その最低の建物を建てても、積水ハウスの分譲地の価格を軽く上回る。ミドルクラスのミニバンが新車で１台軽く買えるくらい・・・・。

でもねぇ。楽しいはずの家作りが、打ち合わせの段階で、予算の関係で
切妻屋根もダメ。
タイル貼りもダメ。
対面キッチンもダメ。
装備も最低レベル。
選べるクロスも限定。

という事態に陥ることが容易に想像できる。

あれも、これもダメということになると、なんの為に家を建てるのか・・・。
ある程度は夢を実現させることもできずに、ローン地獄へまっしぐら・・・。

奥方や、奥方のおかあさんの顔色を見てみると、どうやら無理ということが分っていただけているようだ・・・。

チェ・ジウさんごめんなさい。

これでいよいよ積水ハウス決定か！？

ライバル登場

マイホーム欲しい病に侵された、わが夫婦。
奥方はやる気満々。
急にいろいろとインテリア、住宅設備の本などを買い込んで勉強している。

私も負けじと、家相方位磁石が付録についている雑誌を買い込む。
会社から戻ると現地視察、夫婦会議が連日続く。

間取りや、インテリア、外観などを話ししている間はすごく楽しい。
一方、予算・ローンシュミレーションを繰り返す間はすごく暗い。
わかりやすい夫婦だ。

ローンについては、人生でこれくらい勉強したことはないほど勉強した。
その結果、金利上昇する可能性が高い現在では、基本的には金利上昇リスクを回避するため、固定金利を選択したほうがよさそうだが、一本調子で金利が上がるのも考えにくい。
すると、固定金利を選択した場合、高い金利を払わされるリスクを回避するためには変動金利を併用すればよいのではないか・・。

なおかつ、今回はキャッシュは使わず、なるべくローンで長く借りる。（35年）
繰り上げ返済に励み、どうしても返せない分は退職金で・・・

で、結論は
●借入額の8割を日本住宅ローンのフラット３５（2.98%）と、残り2割を頭金支援ローン（1.75％）の組合せ

●借入額の5割を信託系銀行の20年固定（2.98%）と5割を3年固定（1.4％）の組合せ。

いずれかでという結論に。
これについては積水ハウスのやり手店長（勝手に命名）にも、いいローンの組み方ですね。と褒めてもらえた。

ただし、やり手店長は日本住宅ローン（積水ハウスも出資している）はあまりお勧めしていないし、実績もあまりないそうだ。
というのはやはり金利が高いため、支払額が高くなるのを嫌っているのだろう。
しかし、全部を変動にするのは危険すぎるよねぇ。

結局、信託銀行系、これで行くと、月々は１０万円ほど、ボーナスは２０万円弱となる。
夫婦で給与明細と家計簿をにらめっこし、せこく１００円単位まであちこちから予算を削り、ローンへ回して、支払いできるかシュミレーションを繰り返す。

妻いわく、なんとか払えないわけではないが、余裕のない生活になるなぁ。

まぁ、みんなそうやってローンを組んでマイホームを手に入れるのだ。
無理しなくてマイホームは手に入らんよ。妻よ・・・。

まぁ、稼ぎの悪い私が悪いのだが・・・。

そんなハードな日が続く平日の会社帰り。
妻がＳ駅まで車で迎えに来る。珍しい・・・。何かあるかも・・・。

予感は的中。
いつものように現地を視察後、現地からわずか２００ｍはなれた空き地へ連れて行かれる。

●建築条件なし。
●広さは４０坪ほど。
●北・西に接道。
●台形に近いやや変形地。
●道路を挟んだ反対側はパチンコ屋。
●お向かいの裏はコンビニ。

妻いわく。
「ここどう？」

え、ここ買うんですか・・。
聞けば、奥方のお母さん。それだけ払うのに北向きの土地が気に入らないらしく、独自に知り合いの不動産屋さんに相談すると、ここを紹介されたらしい。

お値段は積水ハウスさんのところより角地同士でくらべると、そこそこの車が新車で買えるほどは安い。

妻はお気に入りのようだ。
パチンコ屋もコンビニも気にならないらしい。
むしろ夜でもにぎやかだし、明るいから防犯面もよい・・・。なるほど・・。

しかし、建築条件なしは魅力だが、土地の契約、建物の契約と2本立てで手続きがややこしいそう。

でも、まぁ今回は基本的に奥方が気に入ればよいし、駅・スーパーまでの近さなど便利さは両方の土地どちらでも変わりない。
わが家族は一転してパチンコ横の土地へ急転回。
しかしその土地に、我が家の希望する家が納まるか？すこし変形地やし・・・。

積水ハウスと約束していたのは、７月２３日（日）
７月２１日金曜日、不動産屋さんへ相談に行く。

優しい人でいろいろ相談に乗ってもらえた。

手続き面については、希望のハウスメーカーを決めて土地・建物の契約をしてもらえばよい。
ウチは決済の時期等相談に乗るよ。
お値段もお勉強してくれる。

気になる点は、
用途地域が準工業地域なのと、狙っている土地の南側が倉庫と空き地になっているので将来何が建つかわからない。

こっちの土地に決めるなら積水ハウスさんの分譲地はお断りして、こっちの土地に建ててもらえるか相談しなければならない。

不動産屋さんから出ると、例の積水ハウスさんの展示場とは別の住宅展示場へ。
２，３のハウスメーカーにプランを書いてもらうためだ。

まずはパナホームへ。
こちらも若いお兄さんがやる気満々で相手してくれる。
ここでもまた１からなぜ家を建てるか！から話をする。
しんどい。
さすがプロだけあって聞き上手。
ここでも２時間以上滞在。今日は２件くらいは行きたかったのに・・・。

翌日の７月２２日　土曜日。
朝イチから、一条工務店の展示場へ。
またまた１から説明する。疲れるわ。
ここは奥方のお気に入りのハウスメーカー。若い頃住宅展示場に手伝いに行っていたころからのファンらしい。
外観にメロメロ。
今回は奥方のお母さんも同行。同じく外観にメロメロ。さすが親子。

私にややこしい話と子供達を預けて、奥方親子は展示場の中をウロウロ。
一条はやはりお気に召したらしい。
プランを書いていただく約束をして帰宅。

パナホームのお兄さんからも、夜に打ち合わせをとアポが入る。
ご飯を食べてから、ダイワハウスへ行く予定。
忙しいなぁ。

ご飯を食べに家に帰る途中、不動産屋さんから電話が。
「あの～、例の土地。売れちゃいました・・・」

買っちゃうかも・・・

積水ハウスの展示場に向うわが家族。
奥方は半分居眠っていて、展示場へ何をしにいくのか良く分かっていない様子。
地獄へ一直線の道のりになるかもしれないのも露知らず・・・

到着。
最近出来た展示場らしく、すごく新しい。
積水ハウス、パナホーム、セキスイハイムの３軒しかない。
あと、住友林業、ミサワホームができるらしい。

お～。さすが展示場。デカいわ。
早速積水ハウスのモデルルームに行こうとしたら、センターハウスのお姉さんに捕まる。
アンケートを書かされる代わりに、ジュースをご馳走になり、子供に風船やら花火をもらう。高いのやら安いのやら・・・。

１０分はロスしたが、無事積水ハウスのモデルルームへ・・・。
非現実的なリビングに通される。
吹き抜けやで～。
お～お庭には噴水が・・・。
すっかりおのぼりさん。

若いお兄さんが早速相手してくれる。
どうやら今年入った新入社員さん。
分譲地のことについて知りたい旨を伝えると、早速奥へもどって店長さんらしき方を連れてきた。（でも妻と同い年・・。若いなぁ。すごいねぇ。）

例の分譲地にわれわれの希望する家が建つのか？
いくらかかるのか？
知りたい旨を伝える。

すると、家族構成、家が欲しいと思った理由、家への希望、そして年収、勤務先を聞き出される。

妻はねぼけまなこで急にいろいろ聞かれても・・・とか言いながら、あれこれ注文を出す。

●2台分の駐車場
●切妻屋根
●外壁はタイル調でツートンがいい。
●1階はＬＤＫ、ＬＤＫに隣接した和室、水周り、おばあちゃんの部屋。
●和室には仏壇。仏壇の上は人が踏まないように配慮。
●キッチンは対面
●オール電化
●2階は夫婦の部屋、子供部屋3室
●家事動線を短くするため、水周りをまとめたい。
●鬼門は考慮する。
●予算は３０００万円中盤から後半程度（それ以上は出せません・・・。）

なんと４０坪そこそこの土地にこれだけの要望。６ＬＤＫでっせ。
入るんかいな・・・。

そこはさすがプロ。
「なんとか入りますよ」
あっさり言う。

来週にでもプランを作成してお見せします。
ぜひ別の場所にある住まいの夢工房へどうぞ。
実物のキッチンとかがあっておもしろいですよ。
とお誘いを受ける。
では来週を楽しみにしましょう。
気がつけば２時間以上モデルルームにいたようだ。
夢の話をするのは楽しいものだ・・・。

翌日の日曜日の昼下がり。
玄関で人声が・・・。
昨日の積水ハウスの新入社員のに～ちゃんだ。

昨日のお礼とキッチンのカタログを持ってきたらしい。
話を聞くと、なんと展示場から自転車で来たのだと！
それだと１時間以上はかかっているはずだ。
積水ハウスでは実績を残さないと社用車はつかわせてもらえないのだと。
大変だぁ。

で、せっかくだからと家に上がってもらう。
この時点でおばあちゃんに計画がバレる。
可哀想に新入社員さんはうちのおばあちゃんの洗礼を受けることになる。

土地の坪単価が高いんじゃないの～。
え～、北向きなの～。
どんな家なの～。
と、根掘り葉掘り・・。
新入りくん、しどろもどろ・・・。

これが実社会なんだよ。これが営業なんだよ。新入りくん。
頑張ろうね。

で、翌週。
約束どおり納得工房へ。

プランとご対面。
お～きっちり入ってるやん。ほぼ要望どおり。
さすがにＬＤＫは少し小さいが。

ここからさらに細かい要望をいくつか。
肝心のお値段も希望の価格にかなり近づけるようにするとの事。

さらにもう１週間後、再度プランの提示と概算見積もりを出すとの事。

夫婦ともども結構乗り気になる。
どうやらスイッチが入ってしまったらしい・・・。

耳寄り情報

今年の３月ごろ。

ハウスメーカーに資料請求をしたら、営業攻勢がすごいことは噂には聞いていた。
でもまぁ、勉強になるし、奈良県民が大阪府南部の物件の資料請求をしてもそれほど熱心には攻勢をかけないであろう・・・。とタカをくくっていた。

しか～し。
しっかり電話攻勢がきたらしい。
妻によると、資料が到着した後、軽くジャブがあったそうな。

大阪府南部で真剣にさがしているのか？
奈良県はどうか？

妻が奈良でも別にいいよ～。と軽く返事を返したら、なんと私達が住んでいる隣りの隣の急行停車駅から徒歩圏内に天下の積水ハウスの建築条件付分譲があるということらしい。
妻はじゃあ資料送ってね～
とお願いしておいたらしい。

私は結構このハウスメーカーにはいい印象をもっている。
ただなんとなくだが。
やはりＣＭの効果なのか？
耐震性とか耐久性とか、性能も良さそうだし、外観といい内装といいなんとなくセンスがよく感じられる。

私はどう考えても、木の家より積水ハウスのような軽量鉄骨の家の方が丈夫なような気がするのだ。洗脳されているのか・・・。


でも高い・・・と言う印象はあった。


それから１～２ヶ月たっただろうか？
資料はぜんぜん送られてこない。
だからそんな話があったこともすっかり忘れかけていた。

そんな４月か５月ごろの土曜日の朝。
例の分譲のチラシが入っていた。

お～。なかなかいいところやん。
全部で４区画のミニ分譲。

駅から徒歩で１０分かからず。
高校の近くで比較的静かで住宅が立ち並んでいるところ。
広さは４０坪ほど。
お値段も目の玉飛び出るほどでもない。
むしろ安いのでは？と思う程度であった。
ただし、建物は天下の積水ハウスである。
土地・建物あわせると結構なお値段になるのでは・・・？
とその程度の認識だった。

早速、妻と分譲地の前を通ってみる。
予想通り静かなところである。地元のビルダーが盛んに分譲しているところで新しい家が多い。
妻に「どお？」と聞いてみる。

「まぁまぁやなぁ」
その程度であった。わたしもそれ以上は深く話さなかった。
それでまた１～２ヶ月が経過する。

ここで何故ウチが住み替えを考え始めたか整理しておこう

①現在のウチはめちゃめちゃ広くてリッパな家であるが、交通の便が悪い。
　最寄り駅は徒歩１０分だが、駅に行くには急な坂を上る。それに急行は止まらず。大阪まで１時間以上かかる。

②子供達も大きくなって、塾やら、スイミングやら、全て急行停車駅のＳ駅まで車で送迎している。

③もちろん買物も車でＳ駅周辺まで行っている。

④妻のお母さんと同居しているが、年を重ねると病院へ行く機会が多い。これもまたＳ駅周辺の病院やら、となり町の病院まで送迎している。

とにかく、何をするにしろＳ駅周辺まで毎日車で往復しているのだ。
だからウチでは貧乏だが、車は２台。（エスティマとムーヴ）

⑤苦労をかけている妻のすきなように1度家を建てたいと思った。



これから子供達が高校・大学・会社と行くようになれば電車で通う機会も多くなるだろうし、病院や買物に便利なＳ駅周辺が良いのではないか・・と妻と共通の認識を持っていた。

それに、昨今の経済状況。
金利は上昇傾向。
消費税も上がるだろうし。

で、７月の末ごろ幼稚園の行事に参加するので分譲地の前を通ってみた。
おお、２区画はすでに売れたらしい。
残りは２区画になっている。
北側・西側に接道している角地のＡ区画、北側のみに接道しているＢ区画。
もちろんＡの方が約３００万円ほど高い。

ちょっと車を降りてみてみる。
キレイに整地されている。
両区画とも南側にはすぐ別の住宅が建てられている。２階建てであるが。
あまり採光は期待できないかもしれない。
でもこのお値段。

う～ん。これに私達が希望する建物を建てるといくらになるのか・・・。
急に知りたくなってきた。
こういうのを魔がさすというのだろうか・・・・。

看板を見ると、車で２０分ほどのところにある住宅展示場が問い合わせ先になっている。

まぁ、聞くのはタダだし。
行って見ますか！

プロローグ

私も40歳を超えてしまった。
そろそろマイホームを・・・と考えなくもなかった。

しかし、
貯金なし。
それほど稼ぎがあるでなし。
奥方の実家に同居で、家賃０・・・。

これではなかなか本気になるものでもなかった。
それでも、1年くらい前から気になる住宅地めぐりをレジャーを兼ねてたまに行っていた。

奥方は、朝起きて窓をあけると海が見える！というのが夢らしい。
「魔女の宅急便」にでてくるような町に住みたいらしい。

奈良県民は海に弱いのだ。

と、言うので、大阪府岬町の「リフレ岬」、「南海つばさが丘」、奈良の「白庭台」などを見てまわっていた。積水ハウスさんに資料請求もやってみた。

私はこんなニュータウンが結構好きである。田舎ですこし交通の便が悪いが土地は広いし、公園も近くにあったりしてのびのびしている。
お値段も途方もない値段ではない。

奥方もまんざらではなさそうだ・・・。
しかしながら、交通の便が悪いのが気に入らない。今も悪いから仕方ないのだが・・・。

「南海つばさが丘」に積水ハウスのモデルハウスがあった。
せっかくだからと奥方と奥方の母が見に行ってきた。
住宅展示場のモデルハウスは現実味がないが、ここのモデルハウスは非常に現実的な大きさだった。
いろいろと話を聞いて、そこそこ勉強になったそうだ。

またいろいろと資料を送ってくれることになった。
それがほとんど1年前の事である。