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Left of the Middle

フィギュアスケートに夢中です。

【そのうち、買うぞ~!】 宇宙嵐のかなた

2006-07-08 15:45:44 | 小説
未踏の大星雲での星図作成の任務を果した地球帝国宇宙戦艦スター・クラスター号は、その帰途、謎の亜人類の痕跡を発見した。
もしその存在が事実なら、一大発見になる。
美貌の女艦長グロリアは、あらゆる手段をつくして亜人類の惑星の位置をつきとめようと決意した。
だが、人類との接触をかたくなに拒否する亜人類の星系連合“五十の太陽”は、艦を破壊すべく二重思考能力者モルトビーを送りこむが…。

ストーリーがどうの、というよりも、これがアルフレッド・エルトン ヴァン・ヴォクトが書いた作品だっていうことが、唯一無二にして最強のポイントです。

『スラン』とか、めっちゃよかったんですよね。
絶版になる前に、なんとしても手に入れなくちゃ。

【図書館で借りた本】百年の満月3 鷹守 諌也

2006-07-07 23:23:01 | 小説
その女性の噂は聞こえていた。
だが実際に目の当たりにした時、ヴィクトルもリュシアンも思わず目を瞠った。
リュシアンの亡き母・オルタンス…かつてヴィクトルが愛した美しいオルタンスに瓜二つだったのだ!!
リュシアン以上に衝撃を受けるヴィクトル。
だが、彼には確信があった。これが、いかなる悪意の為せる業であるのかを―。


エウレカ。
この巻でようやくわかりました。
鷹守さんの守備分野は、リアル路線じゃなくて、ロマンチック路線だということが・・・。
オルタンスは娼婦で、ヴィクトルはその恋人のひとりなんですが、それにも関わらずこのふたりの愛って、本当に純なんですね。
鷹守さん、そこらへんを書くのが、上手いんです。
が、本来(職業が職業だし)当然あったはずの生の部分が、まったく感じられないんですよね。
他の部分に関しても全部そうで、汚いもの・醜いものはリアルじゃないが故に、嘘っぽい感じがして、どうにも評価が低めだったんですが、このひと、ロマンチック路線が上手いだけに、リアルな部分がだめだったんだな・・・。

変にリアルを追求するよりは、このひと、ロマンチックを貫いた方がいいのかも。
他のシリーズがあったら、読んでみようっと。

【図書館で借りた本】百年の満月2 鷹守 諌也

2006-07-06 23:12:53 | 小説
ヴィクトルの庇護のもと、新しい生活を始めたリュシアンは、従兄弟・マクシムの事故死の記事を見せられる。
マクシムこそは、リュシアンの悪夢の元凶、忌まわしい記憶そのものだった。
『アマエガ悪インダ/腕ヲ折ッテヤル』。
恐怖心を煽る言葉と苦痛。執拗に繰り返された行為。
その死は、解放を意味するのか?
だが、その葬式の場で、マクシムが突然息を吹き返した…!!
母の死後、彼に苛まれ続けた過去を、ヴィクトルに知られたくないリュシアンは…。


ひょっとして鷹守さんは、主人公を酷い目にあわせられない小説家なのかもしれない・・・。
今回は、性的な虐待と、それのもたらすトラウマ、およびトラウマからの解放がテーマなのですが、主人公が受けた行為がぼかされて書かれているせいか、生々しさがないため、いまひとつ解放のカタルシスがないように思えました。
鷹守さんは、文章に癖が少ないので、ひっかかりなく読めるため、余計にそう感じたのかもしれません。

・・・やはり落雁なのか・・・?

ただ、このテーマ、たくさんの作家さんたちが、それこそ心血注いで挑戦しているものなので、先達の作品群が偉大すぎて、どうしても比較してしまうハンデはあるのも事実なんですけど。

【図書館で借りた本】百年の満月 鷹守 諌也

2006-07-05 23:02:27 | 小説
美しくてやさしい、まるで守護天使のようなその人を見て、僕を育ててくれたツィガーヌの老女は、震える唇で「ミュロ」と、忌まわしげに呼んだ。
「あれは生ある者ではない」と…。
その青年・ヴィクトルとの出会いから、僕の周辺では奇怪なことばかり起こるようになった…。
カフェ・イリスでしがないピアノ弾きをしている僕。
貴族の家を捨て、二度と人前でヴァイオリンを弾かないと決めた僕。
そんな僕にヴィクトルはある曲をヴァイオリンで弾いてくれという。
十九世紀末のパリを舞台に、華やかで恐ろしい物語の幕があがる。


過去のトラウマから弾けなくなった青年ヴァイオリニストや謎めいた美青年、と云った、いかにも・・・な設定なのですが、あまり歎美めいたところのない作品。
文章はそつなく上手いのですが、全体の印象が薄い。薄すぎる。
アン・ライスになられても困るけど(上手いけど、あまりに濃すぎる)、もうちょっと濃くまとめるか、いっそその設定、止めたほうがよかったのじゃないかしら。

例えるなら、近隣で一番スイーツが美味しい店のお勧めを頼んだら、落雁がでてきました。
美味しかったんだけど、私が期待していたのは、少なくとも落雁じゃない気がする。

そんな思いが残る小説でございます。

かわいいゲーム

2006-07-04 21:40:03 | 日々徒然
http://www.jp.playstation.com/scej/title/locoroco/

友達から教えてもらいました。
めっちゃ可愛い。

【映画】ウルトラ・ヴァイオレット-3

2006-07-03 23:34:09 | 映画
提案2。シックスには、もっと可愛い子をキャスティングプリーズ。

キャメロン・ブライトだって、決して不細工なわけではないはずなのに、
どうにも、あの白い「脱走してきましたルック」が、致命的にもっさいんですよねぇ・・・。

ミラ演じるヴァイオレットの息子のイメージを投影するには、もうちょっとこう、いるのではないかと思うのです。適役が。

【映画】ウルトラ・ヴァイオレット-2

2006-07-03 21:58:11 | 映画
ミラがよかっただけに、爆発する違和感が惜しい映画、『ウルトラ・ヴァイオレット』。
ここをなおせば、もっと自然だったはず!と、ちょっと考えてみました。

提案1。ブラッドシノワを抹殺しては?
原作を読んでいないので、彼らがどちらさまなのかを存じ上げないのですが。
人間をはるかに超越する戦闘力を持つファージのボス(の割には、素敵な三下っぷりを曝すことが後で判明)が、「交渉しろ」=戦いを回避せよっていう指令を出したほどの方々。
人間でありながら、ファージにも一目おかれる存在・・・と、思いきや。
部下(1)の攻撃をよけたミラの後ろには、ボスがいて、部下(1)、うっかりボスを殺っちゃいました!って・・・。

どこの素人さまですか。

後で残党に攻撃されるとか、そういった伏線もなにもなかったので・・・。
ホンマ、出てくるだけ可哀想なので、出番を抹消してあげるのが愛だと思います。



【映画】ウルトラ・ヴァイオレット-1

2006-07-02 23:28:43 | 日々徒然
ここが、サイト。

http://www.sonypictures.jp/movies/ultraviolet/index.html

こんなにカックイイのに、何故、ああもコケるかなぁ・・・。

【映画】ウルトラ・ヴァイオレット

2006-07-01 21:44:28 | 映画
映画『ウルトラ・ヴァイオレット』を観てまいりました。
一言でいえば(いや、一言じゃなくても・・・)、2時間かけた壮大なミラ・ジョヴォヴィッチのプロモでした。
いやあ、堪能したわ!
一緒に行った友人曰く「ミラ7変化」ですが、それ、そのままタイトルで構わないと思いますよ。
ええ、「・・・なんでウルトラ?」という、日本人ならふと頭によぎる、あのヒーローの影を感じさせるタイトルより、よほど合っているんじゃないでしょうか。

そして、映画として、批評するならば。
この映画、ぶっちゃけミラしか観るべきものがないのですが、最大の失敗は、相反するようですけど、ミラを起用したことだと思います。

この映画は
① 人間(およびそのクローン)
② 超人間<ファージ>
上記2つのカテゴリが、多数派/少数派、健康体/感染者・・・等の理由で相容れずに争い、ミラ演じるヴァイオレットは、まずウィルス感染により、①から②のカテゴリへと移る=①から排斥され、次に②を滅ぼすことのできる(というふれこみの)少年を連れて逃げることによって②から排斥され・・・と、何処からも追われる異邦人としての悲哀が、ストーリーの核となるべきなんですが・・・。
ミラ、強すぎて、悲哀もへったくれもないです。
いや、ファージがあまりにあっさりとミラに倒されるものですから、まず、ミラがファージと同じ種族に見えなくてですね。
さらにいえば、彼女が人間だった過去って何かの冗談としか思えません。フィフス・エレメントの時のように、何処からか現れた異星人に違いないよ、ミラ・・・。

例えば、同じような路線で作られた映画に『イーオン・フラックス』がありましたが、ヒロインを演じたシャーリーズ・セロンは、もちろん比類ない別嬪さんではあるわけですが、どことなく親しみもあるんですね。
また、イーオンには及ばないものの、同じぐらい戦える女戦士がでてきますから、シャーリーズ演じるイーオンは、その世界で生まれてきたのは、まだわかる気がするんですよ。

が、『ウルトラ・ヴァイオレット』の世界の他キャラが弱すぎてですね、あんなキャラからヴァイオレットが(突然変異であっても)生まれているのは、どう考えてもおかしいよ・・・。ミッシング・リンクどころじゃない進化の不思議がないと・・・。

もうちょっと敵が強かったら、倍よかったんですけど。うーん。

【懐に余裕ができたら欲しいCD】 The Everglow by Mae

2006-06-09 23:06:03 | 音楽
1.Prologue
2.We're So Far Away
3.Someone Else's Arms
4.Suspension
5.This Is The Countdown
6.Painless
7.Ocean, The
8.Breakdown
9.Mistakes We Knew We Were Making
10.Cover Me
11.Everglow, The
12.Ready And Waiting To Fall
13.Anything
14.Sun And The Moon, The
15.Epilogue

あら、ちょっといいじゃない、と思ったら、凄く有名なひとだったらしく、ショック。