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Left of the Middle

フィギュアスケートに夢中です。

【なかなかに傑作でした】 火星縦断

2006-07-25 15:51:30 | 小説
2028年、第三次有人火星探査隊は赤い惑星に降り立った。
だが、彼らのミッションは重大な欠陥を孕んでいた。
着陸早々、帰還船に事故が発生。隊員の一人が命を落とし、燃料も失われてしまう。
いまや、地球への帰還が最優先事項となった彼らは、新たな帰還船を求めて火星縦断の旅に乗りだした!
NASAの現役研究者である作者が、最新のデータを駆使してリアルな火星を構築。
極限状態でのサバイバルを描いた傑作ハードSF。

煽り文句に恥じない出来でしたよ。
特に、第一次・二次の探査隊がなぜ失敗したかのくだりなんか、実務に携わっているひとだから考え付いたのでしょうか、宇宙の厳しさというか、どんなに人間が危険を想定して備えていても、「地球ではあたりまえのことが、宇宙ではあたりまえではなくなる」という冷徹な事実の前に、あっさりと無になる無常さが素晴らしい。

文字通り火星を横断する、それだけで、こんなしっかりした本が一冊かけるってところが、SF好きにはたまらないです。
次回作に期待!

【ピヨさんが好きそうな本、発見】 黒い玉

2006-07-23 15:42:18 | 小説
夕暮れどきの宿で、彼がつけた明かりに驚いたかのように椅子の下へ跳び込んだそれは、かぼそい息づかいと黄楊の匂いを感じさせる奇妙な“黒い玉”。
その正体を探ろうと、そこを覗き込んだ彼を待ち受けるのは、底知れぬ恐怖とおぞましい運命だった―。
ベルギーの幻想派作家トーマス・オーウェンが描く、ありふれた日常に潜む深い闇。
怖い話、気味の悪い話など十四の物語を収録。

って、ほらほら、ピヨさん、お好きじゃない?違う??

【図書館で借りよう】 玉座への道 絹の女帝

2006-07-16 19:24:10 | 日々徒然
妖艶な女シャーマン、ヤルパの身体の虜となってしまった五防。
忽然と姿を消したウマラを想いながらも、ヤルパのもとを去ることができずにいた。
一方、トルファンでは、突厥人に誘拐された翠月を取り戻すべく、端光が必死に策をめぐらせていた―。
次の皇位を狙う武照、はなればなれになった恋人たち、そして歴史をも揺るがす仏教三派和平の行く末は…。

おもしろそうなんだけど、ところで則天武后の話なんじゃなかったっけ、これ・・・。
則天武后はどこ?

【図書館で借りよう】 仏陀の秘宝 絹の女帝

2006-07-15 19:02:25 | 小説
憲兵に追われる身となり、マニ教の秘密組織「赤い紐」にかくまわれた端光と翠月。
だが、メンバー緑針の裏切りにあい、絶体絶命の危機に陥ってしまう。
一方、長安の宮廷では、武照を陥れようと、宮廷人たちが様々な陰謀を巡らせていた―。
消えた「ブッダの目」を追って苦難の旅を続ける法剣、異教徒の娘と恋に落ちた五防、そして崩壊寸前の仏教三派の和平・・・。

なんだか凄いことになるのですね。

ますます読んでみたくなりました。
ところで、フランス語で書かれている(原本)らしいんですけど、端光とかって、どう表記されているんだろう。
読みでZUIKO(フランス語のつづりってわかりませんが)なのか、BrightLight(のフランス語で)とかになっているのだろうか。

【図書館で借りよう】 遙かなる野望 絹の女帝

2006-07-14 18:54:31 | 小説
作者はジョゼ・フレーシュ。

紀元7世紀。
チベットにある不邪淫の僧院で、見習い尼僧の少女が奇怪な儀式で一人の僧に犯され、異形の双子を産んだ。
その頃、絹貿易が繁栄を極める唐王朝では、高宗の妻、武照が女帝の座を手に入れることを心に誓っていた。
折しも、仏教三派が戦いの危機を迎えていた時代。双子も武照も僧侶たちも、否応なく権力闘争の渦に巻き込まれていく…。
シルクロードに渦巻く野望と欲望。
フランスで大ベストセラー歴史ファンタジィ。

シルクロードときくと、なぜか血が騒ぐんですよね・・・。

あらすじは、半村良っぽいだろうか。
ちょっと読んでみたい気がします。

【図書館で借りよう】 エンデュミオン・スプリング

2006-07-13 16:03:50 | 小説
『最後の書』を手にした者は全世界を支配できる。
もし悪人の手に渡ったら、世界は破滅への道をたどるのだ。
ただし、その本のページは空白で、選ばれし者しか読むことができない。
―1450年代ドイツの章は、グーテンベルクなど歴史上の人物が登場、印刷術秘話も織り込まれる。
現代のオックスフォードが舞台の章は、主人公ブレークが追跡者の影に怯えながらも、本の謎を解明していく。
果たしてその謎とは―。

グーテンベルグが出るならば、本好きとしては、読まなくてはなりますまい。

【図書館で借りよう】 シャドウマンサー

2006-07-12 15:58:25 | 小説
なんだろう、「マンサー」って・・・。

その疑問をとくだめだけに読んでみたい本。面白ければ、さらによし。
ちなみにこんな話だそうです。

舞台は18世紀イギリス。
全世界を支配できる力が手に入るという魔法の品“ケルヴィム”が暗黒の牧師の手に落ちた―。
世界は、暗闇にとざされてしまうのか?
13歳の少年トマスと幼なじみの少女ケイト、そしてケルヴィムの鍵をにぎる謎の青年ラファーが、いま立ちあがる。

・・・・・・「暗黒の牧師」とか、「謎の青年」とか、ますます、謎が増えました。
絶対借りて、究明しようっと。
(買うのはちょっと・・・)

【図書館で借りよう】 狼男の逆襲

2006-07-11 18:46:38 | 小説
1948年。
フロリダの孤島にそそり立つモーネイ城。
そこでは、狼男とドラキュラが死闘を繰り広げていた。
仇敵を取り逃がしたウルフマンは、自らの呪われた宿命をはかなみ、心臓を貫いて永遠の眠りにつく。
50年後、大叔母の遺産を相続するため城を訪れたキャロラインは知る由もなかった。
秘密の地下洞に、今も恐るべきモンスターが封印されていることを…!
現代に復活した三大モンスターが引き起こす、血みどろの惨劇と三つ巴の死闘!
日本ホラー界の異才による濃密な訳文で贈る、ユニバーサル公認の正統なる後日譚、ここに解禁。

出版社からのコメントに曰く、

ユニバーサル公認、狼男vsドラキュラvsフランケンシュタインの怪物、三つ巴の決戦!
著者は、アメリカを代表する映画&コミックの専門家!
訳すは、友成純一!
...これは見逃せない本ではないですか!?

そのとおりだ、扶桑社!!
いい仕事するじゃないですか、さすが、マニアックな出版社。
よかったら、買おうかな・・・。

【いい加減無理がないですか】 キノコの惑星スカー

2006-07-10 16:08:57 | 小説
嵐の惑星

夢見る惑星

迷宮惑星

共生惑星

キノコの惑星。

なんかもう、ネタがつきたのか、それとも訳したひとのセンスなのか、はたまた体をはったギャグなのか。
とりあえず、シリーズものじゃなければ、「キノコの惑星」なんて本は売れないだろうな・・・。

【癒し系】姫神(風のうた)

2006-07-09 15:37:51 | 音楽
図書館で借りてきました、姫神の「マヨヒガ」。
姫神の曲って、シンセサイザーが主なのに、機械的な感じよりも手作り感というかどこか暖かくて、凄くいいバランスで、アナログとデジタルが混ざり合ってて、大好きです。
「風のうた」は、姫神の曲にはめずらしく、アップテンポの明るい曲。
こんなのも作れるんだあ、と、また新しい魅力を発見できました。