LHFトーク"GONDLA"

LHFの二人のだらだらトーク。

小説『爪切り物語』その1 ~誰がために鐘は鳴る~

2010年10月13日 | 過去の記事
少年は自動販売機の前に立つ。

陳列された喉の潤いを前に、

対価を持たない少年にその権利も無く。

思いを馳せるだけではからからに乾いた喉は潤わず、

唾液がせめてもの気休めだった。

「ちょいちょい、そこの君」

少年は少年の呼ぶ声の方に目を向けた。

そこにはこの暑いのに黒いコートを着ている老人が立っている。

少年の頭には"逃走"の二文字が浮かんだが、そのためのカロリーが体内に無く、

一歩一歩近づく老人にうつろな目を投げかけた。

「君、名前はなんと言う」

こんな怪しさで溢れた老人に本当の名前を言えるはずがなく。

少年は頭に思いついた名前を口にした。

「江戸川コナン…探偵さ」

すると老人は少年を見つめて言った。

「私とバンドを組まないか」

8月も後半に差し掛かった、暑い夏だった。




作・大江ペリ次


LHFポッドキャストもよろしく!
lhfpote.JPG



市村×てってのGONDOLAトーク第1回

2010年10月11日 | GONDLAトーク
LHFの二人による対話。
ポッドキャストとは違った、うだうだ喋る二人の会話を、
ゴンドラに乗っているような気分でお読みください。

"GONDOLA"をはじめようと思ったわけ

市村 最近思ったことがあって、それがこの二冊の本に集約されているんだけど…。よいしょ、これだね、『東京ポッド許可局
てて ほう
市村 これあげるよ
てて え!?ありがとう
市村 お金は頂戴ね
てて "あげる"じゃない!
市村 そして『オードリーの小声トーク
てて オードリーの本?
市村 この二冊の本によって考え出した結論があるんだけど
てて ほう
市村 この二冊には共通点があるのね
てて ほう
市村 それはトークが本になったものであると。
てて へー
市村 つまり対話の文章化なわけですよ
てて はいはいはいはい
市村 そのメリットとは、時間対可読文字数の多さ
てて 全然わからないよ
市村 つまり例えば30分のトークを聴くのは30分かかる、しかし
てて しかし?
市村 それを本にした場合、そんなかからないわけ。
てて はいはいはいはい
市村 そういう強みが文章にはあるんだよ。
てて なるほどね。
市村 そしてさらに編集が可能。
てて ほー
市村 しおりもできる
てて はー
市村 ゴッホ展のしおりをもらったんだよ。
てて ん?
市村 このしおりを挟んでおいて、とじると・・・・かわいい。



てて すごいいいしおりだ・・・・いままで北ちゃんレシートをしおりにしてたからね。
市村 つまりなにがいいたいかというと…
てて ゴッホ展のしおりがかわいいということか、
市村 ぜんぜん違います。そこじゃないです。あなたの虫眼鏡をもうちょっとずらしてください。
てて えー
市村 ゴッホからいっかい離れてください。ひまわりから離れてください。
てて ひまわりは言ってない!
市村 十三枚のひまわりから離れてください。"死後評価される"から離れてください。
てて そんな深く言ってない!
市村 自画像から離れてください。
てて 違う意味にも聴こえる!
市村 "晩年になってくると自画像のタッチが変わってくる"から離れてください。
てて くわしい!
市村 話を戻すと、つまり対話の文章化が面白いということなんだよね。
てて ほおー
市村 これを、この無駄話を、文章化。そしてGONDLAのブログにすると。
てて なるほどね。
市村 まだ何をやるかは詳しくきめてないけどさ。
てて うん
市村 とりあえずはこういうポッドキャストとは違ったおれらの喋りを文章にしようかと。
てて しおりの話とか?
市村 そこじゃないです。


LHFポッドキャストもよろしく!
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「月刊LHF"GONDOLA"」創刊。

2010年09月13日 | 過去の記事
この度「LHF新聞」という名前で運営していたこのブログですが、
この度「月刊LHF"GONDOLA"」として新たに生まれ変わることが決定いたしました。
今まではLHFについてのニュースなどを取り上げて参りましたが、
今後はLHFを編集長として、様々なライターが各々の面白企画を記事にして更新していこうと考えております。

現時点で月刊LHF"GONDOLA"が抱えるライターは市村、てっての2名のみですが、
これからどんどん面白いライターを揃えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

・"GONDOLA"の名前の由来について
ゴンドラ(gondola)とは、
 ・ヴェネツィアの運河で使われている幅の狭い小船。
 ・観覧車や熱気球の下にある人が乗り込む籠。またはそれを模した遊具。
 総じて何かを"運ぶ"ものであるゴンドラという乗り物から、表現を読者のもとへと運ぶという意味で付けた、というのを後から考えた。
実際はてってがなんとなく思いついた単語。

LHFポッド"TAKEOUT"にぬみゃんさんがエンディング曲を提供

2010年08月12日 | 過去の記事


LHFポッド"TAKE OUT"に漫画家で三味線奏者のぬみゃんさんが曲を提供してくれた。
頂いた曲は「全人類ひきこもり」。

http://www.youtube.com/watch?v=_MWcOw7aXbw

ひきこもりに対して、外の人たちは、厳しい態度をとる。
(駄目な人間だとか、社会復帰できない、とか)
なぜなら、厳しい態度じゃないと、みんなひきこもりになってしまうかもしれない。
しかし、その態度が、当事者をひきこもりから脱出しづらくさせていると思う。
(そして、たまに、自分は素晴らしいんだ、とただ言いたいだけなのではないか、と思ってしまう)
なので、僕は、逆に大丈夫さ!という意見を出していこうと思う。
厳しい意見と優しい意見がうまく融合して、みんなひきこもりから脱出できれば
よいなーと思うのであった。

byぬみゃん

この曲の漫画もあるので是非読んでもらいたい。
http://www.dreamtribe.jp/comic/works.asp?work_id=2229

素晴らしいエンディング曲を頂いたLHFポッド。
登録者数も300人を超え、ますます頑張っていかなくてはならない。




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編集後記始めました。

2010年08月06日 | 過去の記事


LHFポッド"TAKE OUT"にて、編集後記を始めました。

毎回収録後にてってが感想を書いてくれます。

LHFポッド"TAKE OUT": 第54回「"ウイイレ"の法則」編集後記


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