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リートリンの覚書

名所江戸百景を訪ねて 第20景 「川口のわたし善光寺」


名所江戸百景を訪ねて

 
名所江戸百景
第20景 「川口のわたし善光寺」


荒川の流れを描いています。

秩父の材木が筏で、千住宿付近の材木問屋まで運ばれていくようすが描かれています。

手前の茶屋は岩淵宿側の土手の茶屋です。
対岸の赤い社殿は川口の善光寺です。
 

善光寺



善光寺(ぜんこうじ)は、埼玉県川口市にある真言宗智山派の寺院です。

江戸時代には、「日本三大善光寺」の一つとされ、大いに賑わいました。
 

荒川



荒川(あらかわ)は、埼玉県および東京都を流れ東京湾に注ぐ河川です。

川幅は、埼玉県鴻巣市吉見町の御成橋(おなりはし)付近で2537mになり、日本最大となっています。
 

川口の渡し


荒川を渡り、川口宿に向かう渡船場です。将軍が日光社参の際、荒川を渡り川口宿の渡船場を「川口の渡し」呼んでいました。
 


描かれた場所は
現在どのようになっているのでしょうか?
訪ねてみました。


荒川の東京側より、川口方面を撮影してみました。



最後に

作品での善光寺は、林の中に朱色の本殿が描かれていましたが、

現在は、マンションの隙間に緑色の屋根となっていました。



しかし、時の移り変わりとは、凄いですね。

林ばかりだった荒川の対岸。現在ではマンションが立ち並び、川口の渡しの代わりに架けられた新荒川大橋は、車がビュンビュン走っていました。

変わらないのは、荒川の流れと空だけのようです。





参考
Wikipedia
太陽の地図帖 広重「名所江戸百景」の旅

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