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リートリンの覚書

名所江戸百景を訪ねて 第110景 「南品川鮫洲海岸」


名所江戸百景を訪ねて


名所江戸百景
第110景 「南品川鮫洲海岸」


左側の沿岸には東海道沿いの町並みが描かれています。

その左にある森は海晏寺と思われます。

遠景にある山は筑波山です。
 

鮫洲海岸


南品川から南大森にかけての海岸を鮫洲海岸といい、海苔の養殖が盛んな場所でした。

ここで採れた海苔は浅草に運ばれ加工され、浅草海苔として販売されていました。
 

勝島運河





1939年(昭和14年)京浜弟一区埋立地として東京都により埋め立てが開始されました。

1949年に勝島ができ、その後1987年に運河の一部を埋め立てて、勝島西側は勝島運河、南側は勝島南運河となりました。

水際には柵がなく、水面間近まで行くことができます。春には、桜が満開となります。
 

海晏寺
(かいあんじ)


東京都品川区南品川5丁目にある曹洞宗の寺院です。

建長3年(1251年)に開山しました。本尊は聖観音菩薩です。

本尊の観音像は、品川沖でかかった鮫の腹から出た物と伝えられ、一帯の「鮫洲」という地名の由来ともなっています。
 


描かれた場所は
現在どのようになっているのでしょうか?
訪ねてみました。




描かれた鮫洲海岸は、1939年(昭和14年)京浜弟一区埋立地として東京都により埋め立てが開始され、現在は勝島運河となっています。



最後に

勝浦運河。江戸時代にはこの辺りで、海苔が採れていたのですね。

今は、海苔の養殖はされていませんが、運河に当時の面影が少し残っているように感じます。

訪れた季節には、花は少なかったのですが、水際まで行くことができ、運河の輝きを間近で見ることができました。

花の季節には桜の花と運河を楽しめるそうです。散策にはもってこいの場所ですね。



 


参考
Wikipedia
太陽の地図帖 広重「名所江戸百景」の旅

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