風の向くまま 気の向くまま

風と気の向くままに、日常を。

戦国自衛隊1549

2006-07-29 21:59:18 | 本とか
TSUTA○Aの半額レンタルで、DVDを借りました。

ミリオタの私の目的は、全面協力の陸上自衛隊の兵器類を観ることです。ストーリーには大して期待してませんでした。

でもさあ、それにしたってひでぇよこの映画。点数つけるとしたら100点中3点ぐらい。何だこのクソたわけた映画は。気が狂ったか、角川。「亡国のイージス」もひどいもんだと思ったが、まだあっちのほうが遥かにまともだったな。

ツッコミを入れだしたらキリがないが、ストーリーも演出も演技も、ついでに時代考証も技術考証もなにもかも目茶苦茶でんがな。あまりのお粗末さにシリアスな(のだろう)場面で爆笑しちまったよ。感動もスペクタクルも何にもないです。

これなら自衛隊の広報ビデオのほうが見る価値がある。自衛隊の方も撮影中、大変苦労なされたことでしょう。明らかな考証の間違いがあるのにそのままということは、自衛隊の方がいくら正確なことを言っても無視されたんだろうなと思ってしまいます。

初代の戦国自衛隊は良かったのになあ。もうこの映画を見ることは2度とないでしょう。


ちなみもう1本借りてまして、こっちは素晴らしかったです。
「冬の華」  監督 降旗康男  主演 高倉健
もうこの組み合わせで見る前からお腹一杯になれそうです。
 裏切り者を殺したやくざ加納(健さん)は、相手の幼い娘を気にかけ、刑務所から叔父と偽り文通を通じて成長を見守る。15年後、出所した加納はひょんなことからその娘と対面することとなる。加納が文通をしていた叔父ではないか娘は思うが、一切明かすことなく加納は立ち去る。そして堅気に戻ろうとするが、状況はそれを許さず再び加納は人を殺めることとなる。娘の幸福を祈りながらも。

もうね、健さんの無骨さと娘のやり取りがやるせないです。切ないです。そして義理と人情と任侠に翻弄される健さんが哀れです。無情です。でも格好良いです。健さん好きのため、魅力130%増量イロメガネを通して観てますが、それでいいのだ。

しかしこの映画、俺の生まれた年の公開でやんの。いろんな意味ですげーよ、健さん。またなんか新作映画にでてくれー。

コメントを投稿