モップ男専用アホーな下品箱

あのモップおとこが厳選した
アホの中のアホ!
下品の中の下品!
男の中のモップ!
専用下品箱!
へい!お待ち!

本家「見せてください」改3

2010-06-19 08:31:58 | 小説
本家「見せてください」改3

 しばらくして、
 ネネからメールで送られてきたのは、
 化粧が厚く、いかにも水商売風のキミカだった。
 直哉は着信を見てすぐ、
 ネネに電話した。
 「ねえ、今送ってくれた写真、
 キミカちゃんじゃない?」
 「やっぱり、そうですよね」
 「で、この写真がどうかしたの?」
 「実は彼女今売れないモデルの傍ら、
ホステスやってるんですけど、
 お金を貸してくれってメールがよく来るんです。
 借りたお金はホステスをやって帰すからって、
 証拠としてこの写真を送ってきたんです」
 「えっ、いくら?」
 「それが、大金で100万円なんです」
 「100万も?」
 「私ですね。
 今、父の会社で一応社長秘書やってるんです。
 ですから、彼女、
私がそのくらいのお金簡単に用意できること知ってるんです。
 だから頼んできたわけです。
 で、
 気になっていろいろ聞いてみたら、
 キミカには最近悪い噂があるらしいんです。
 それで、
 直哉先輩のお父様が私の父とは比べられないほど、
 凄い資産家であることをキミカも知ってるので、
 直哉先輩のとこにも
そういう話しがあったんじゃないかと思って、
 突然、お電話ししたんです」
 「いや、俺にはまだ」
 直哉はそう曖昧に答えた。
(続く)