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政治クーデターで憲法を葬り去った安倍政権の今後の“企み”

2015-07-20 | 気になったニュース



政治クーデターで憲法を葬り去った
       安倍政権の今後の“企み”


安倍総理が国民は忘れやすいから、一瞬のこの批判を乗り切れば大丈夫、

というようなことを発言していました。

舐めんなよ、と思うけど、舐められないように、何が起こったのか、

その意味とは、を記録しておきたいと思います。記事全文です。


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ここまで民主主義を蹂躙した首相は過去にいなかった。

世紀の悪法である「戦争法案」は16日、衆院本会議を通過し、参院へ送られた。

狂気の首相は、「違憲」「審議が尽くされていない」という国民の批判にまったく耳を貸さず、強行採決に踏み切った。

 言うまでもなく、この安保法制は「法律」によって「憲法」を無効にするものだ。

 憲法9条が禁じる「集団的自衛権の行使」を、法律によって可能にしてしまった。

本来、憲法は権力を縛るものである。なのに、内閣による解釈変更という禁じ手を使い、

立憲主義を無視し、権力の手で憲法を機能不全にしてしまった。

まさに憲法破壊のクーデターと言うしかない。

かくて、この国から民主主義は消滅し、戦前の専制国家に逆戻りしたのである。

 象徴的だったのは、15日の安保法制の衆院特別委員会の締めくくり質疑における、安倍首相のこの発言だ。


「国民の十分な理解を得られていない」

 採決強行は「国民の理解が深まった」からだとしてきた認識を、最後の最後に一変させた。

裏を返せば、安倍首相にとって国民の理解など、どうでもいいということだ。

一体、民主政治をどう考えているのか。

「夏には安保法案を成立させると、米国と約束してしまっているから、安倍首相は採決を急いだ。

安倍首相がやっているのは、まさに米国の属国としての米国のための政治。日本国民のことなど念頭にないのです。

解釈改憲は法の支配の下で成立している民主主義の終焉を意味する。

時の政権が、自分の好きなように解釈を変えられたら、もう憲法ではないし、法治国家ではありません。

法の支配の否定とは、野蛮な古代独裁国家に戻ったということでもあります」(政治評論家・森田実氏)



 狂乱首相はこれからますます独善政治を強め、国民を無力化させるつもりだろう。


すでに、秘密保護法が成立し、戦時情報統制に突入している。

そこに人文学系の学部や大学院の廃止で“知性”を奪い、国民を愚民化させる。

労働法制の改悪で格差拡大を進めるのは、「米国方式」で安上がりの労働力を兵士に仕立てるためだ。

 権力を縛るはずの憲法なのに、自民党の憲法草案は「すべての国民はこの憲法を尊重しなければならない」と

逆に国民を縛ろうとしている。

国民を国家のために奉仕させる――。亡国政権の企みは着々と完成形に向かっている。

(日刊ゲンダイ)

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記事ソース→http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161840/3



与党にぶら下がっている公明党の存在意味を厳しく糾弾するツイートをしたら、

フォロワーが減りました(笑)

でも、その方々には目を覚ましてください、と進言したいです。

無党派層というのは、ややもすると、批判されがちだけれども、

受け皿となってくれる頼もしい政党がない、というのが実態だと思われ、

一蓮托生ではなく、そのつど、より共感しやすい政党に望みをたくしても仕方がないのではないかと思います。

とにかく、このような暴挙を引き起こした政党を記憶していくことが

大切ではないかと思い、全文紹介させていただきました。





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2 コメント

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Unknown (まろうさぎ)
2015-07-21 08:06:00
集団的自衛権が、国の防衛に必須であるならば、今までの個別的自衛権ではダメな理由を明確にし、「有事」の曖昧な解釈を止めるべきです(もともと、色んな事態に対処できるよう、法律文言は曖昧なものですが、これは明確にすべきこと)。、何より憲法解釈を変更するなら、正々堂々、改憲を国民審議しなければ。


それにしても、「強行採決してしまえば、国民は従う」なんて、舐められてますが、そう思わせたのも私たち。職場で話題に出すと、一緒に議論できる人もいますが、「よく分からなくて……」と逃げる人もかなりいます。よく分からないなら知ろうとしなくちゃ、将来、とんでもないことに直面するのに、「(難しいことは)分かんない(から誰か決めて)」でやり過ごしてしまう体質になってるんです。


国の将来と国民の命を左右する大事なことです。なぜ、もっと議論を尽くし、国民の理解を求めないのか。有事法案成立が、1~2年遅れて、何かマズイことがありますか?
急ぐ理由があるとするなら、アメリカが近々、どこか(はっきり言えばIsis)と戦争を始める予定で、それに日本を巻き込むつもりがあるからでは?もし、そうなら「いつか戦争に行くかも」ではなく「来年、日本は戦争に行く」ことになります。一度、前列が出来てしまえばなし崩しというのは歴史が証明しています。
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Unknown ()
2015-07-30 09:02:26
まろうさぎさん、
怖ろしいことになりましたね。
コメントを読ませていただいて、
なるほど、そのとおり、と共感させていただきました。

安倍総理だけが悪目立ちしていますけど、
今までなら派閥から反対を唱えるひとたちが出てきたのに、
今回はなだれをうって賛同しているのがどうも納得できません。
小選挙区制になって、与党有利の構図ができてから、
ここまでの状態になってしまったのだなあと、
歯軋りする想いです。

こういう流れができてしまった以上、
中選挙区に戻るような改正は求められないだろうし、
目下としては、
60日ルールで、参院でもめても、
衆院を通過してしまいそうですが、
なんとしてでも民意をデモ参加であるとか、
署名であるとか、
意志の発信であるとか、さまざまな、できることを通じて、
あきらめずにいたいと思っています。
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