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hideの映像使用に20億円請求?!続報にびびる。

2010-08-21 | 松山ケンイチ


hideの映像使用に20億円請求?!
    続報にびびる。

ロックバンド、X JAPANのリーダー、YOSHIKIの所属事務所「ジャパンミュー
ジックエージェンシー」(JMA)が19日、報道各社に向け、1998年に死去したXの
ギタリスト、HIDEさん(享年33)の肖像権をめぐって20億円の使用料を請求された
ことを明かした。JMA側は、HIDEさんの事務所らの対応次第では訴訟も辞さない構え
を示した。
HIDEさんの所属事務所「ヘッドワックスオーガナイゼーション」から、JMA側に通知
書が届いたのは17日。かつてXのコンサート運営を手掛けた音楽制作会社「ネクスター
コーポレーション」からヘッド社に3億円を返済させ、JMAがネクスター社に20億円を
支払わなければHIDEさんの肖像権契約を無効にすると記されていた。

 5月2日に行われた十三回忌法要では、HIDEさんの実弟でヘッド社社長、松本裕士氏
(42)から依頼を受け、YOSHIKIが代表焼香を行うなど両者の関係は良好だった。
今月14、15日の日産スタジアム公演でも、これまで通りHIDEさんの映像を使用。

 だが、熱気も冷めぬうちに巨額な肖像権を請求された。調査を進めてきたJMA側は、
ネクスター社の代表者がヘッド社の委託を受け、代理人として動いているとした。

 JMAは今年3月、契約金や公演出演料などが未払いだとしてネクスター社に対し、
約3億7500万円の損害賠償を求めて提訴している。関係者によると、肖像権を巡る騒動
は同時期から始まり、十三回忌を境に話が加速していったという。

 JMA側は今回の件でヘッド社らが訴訟問題に発展させた場合、逆提訴する可能性も
示唆。「法廷の場でこれまでの事実関係をすべてはっきりさせたい」とした。

 YOSHIKIは公式携帯サイトを通じ、「HIDEの遺族の方々の意思でないことを
願っている。この問題は自分が解決する」と吐露。先月8日には、HIDEさんの墓前に
初の米国公演の成功を誓っており、「一番悲しんでいるのはHIDEだと思う。映像が
あろうとなかろうと、彼と一緒に羽ばたこうと思っている意思は変わらない」と改めて
決意を示した。

 一方、ヘッド社側は「近日中に代理人を通して、正式なコメントをお知らせします」と
した。天国のHIDEさんのためにも、一刻も早い解決が望まれる。
                             (サンスポ)


スポーツ新聞各紙で20億円の文字が躍っていましたが、
尋常ならざる数字。
どうなっているのでしょう。
続報にびっくりしました。

数字の大きさは両者の確執の深さ?
ファンは動揺しますよね。
今でもhideのファンはX JAPANを応援しているだろうし、
でも、hideの弟さんが主張されることにも耳を傾けたいだろうし。

米国進出の前に暗雲ひろがる・・と言いたくないですが、
法廷闘争になる前に、両者でとことん話し合ってもらいたいなあ。
ファンとhideが可哀想すぎますよね。



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3 コメント

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肖像権を第三者は代行できません (肖像権を第三者は代行できません)
2010-08-22 10:23:29
「肖像権」 はパブリシティ権とは別で生きている方の人格権なので
基本的には存命後は消滅するというのが一般的な考えと思います。

もちろん、明らかに本人の意思に反する使われ方や、侮辱するような
使われ方は、ご遺族や関係者にも苦痛なのでやめるべきです。

 ですが 「肖像権」 自体売買するような 「商業権」 ではなく
 本人の意に反する利用をやめさせるような権利です。
 対価を請求して、払えば使って良いというような商業権ではありません。

「無断で肖像を公開される苦痛を守る」 ような 防御するような種類の
権利です。

つまり人格権なので、基本は生きている間の権利です。
当然例外的に、ご遺族個人であれば、「その肖像の使われ方は、本人の
意思に反しているのでやめて欲しい」 と言えると思います。
 
 
ところが、  「肖像権に権利を持っているので」 という理由で
第三者である法人企業が、 
これを 肖像権を持っている  と言って 対価を求めるというのは、
理解しずらく 「理解に苦しむ」 としか言えないと思います。
   
使用料を請求する場合、 それは 「パブリシティ権」 つまり、
「著作権」 のような商業権を持っている必要があります。
 
肖像権の権利は本人のみ持っているもので、
亡くなった後に第三者企業が代行できるような種類のものでは無いです。
法的にも 「人格権」 とされています。

       人格権を亡くなった後売買しますか?

本人が亡くなった後、 法人が 本人になり代わって、肖像権の
侵害ということで、対価を求めることは、かなり不自然です。

商業権を持っているのであれば、 「フィルムであればその著作権」
「写真であればその著作権」 を持っているということで、その著作権料を
請求すればいいことで、 肖像権を代行している というのは、
ご遺族の方ならともかく、 企業が言うとすれば、
本人に大変失礼です。

肖像っていうのは、本人の人格権です。

おかしいのはここです。 
著作権やパブリシティ権なら、話はわかります。


「肖像権」の場合、それ自体は
 「本人が苦痛を伴う使われ方」 に対して本人がクレームするもので
あって、 「肖像権」 の利用について、 「第三者」 や 「第三者である法人」
肖像権利用料 なるものを請求するのは、本当に不自然です。
 
これはかなり不自然なので、
もし関係者の方々や、 メディアの方々がこのあたりを混同しているのであれば
間違いをただす必要があると思います。

ようするに、 著作権等の商業権を持っていて、 その契約がどうだったのか
ということがポイントであって、
パブリシティ権を持っていないのに 本人の人格権である
「肖像権を持っている」 「肖像権を代行している」 などという企業が
出てくるのは、 それはまるで、理解に苦しむことです。
 

   商業契約は、著作権やパブリシティ権に関することにして、
   本人の人格権である肖像権を代行していると主張するのは止めましょう。
返信する
Unknown ()
2010-08-23 22:46:21
いろいろと時間を割いて、
詳しく教えてくださってありがとうございました。
勉強になりました。

>肖像権を代行している というのは、
>ご遺族の方ならともかく、 企業が言うとすれば、
>本人に大変失礼です。

この企業の代表者が故人の実弟であられることが、
問題を複雑にしているのかもしれません。
これだけで、貴殿はご推察になれるでしょう。
故人が残された作品やフィルム、画像などを管理、運営しているという会社が
バンドの今後の展開で、発生する収益を、今まで以上に見込んでいるとすれば、
今までのように看過できなくなったということかもしれません。
素人考えですが、ご理解くださると嬉しいです。

故人をめぐっての争い、ありがちなのかもしれませんが、
パイが大きくなると、権益の問題も巨大化するのでしょうね。

ありがとうございました。
とても勉強になりました。


返信する
ええと (ええと)
2010-08-24 06:14:00
文章を何度もみているとヘッドワックスと話しているのは、ほとんど(文章の前半8割がた、ネクスターがヘッドワックスに対して誰がこう言ってる、と話していて、情報のほとんどがネクスターから与えられている) ネクスターだということがわかります。
そしてネクスターの情報をもとに請求したり、書面を交付したりしていることがわかります。 契約先があるのであれば、このやりかたはまずいです。 直接きちんと話さないと仲介の企業を信じていました、では、おそらく通らないのではないかと思います。
もういちどよく発表文を読んでください。ヘッドワックスと話しているのはほぼ95%ネクスターです。 訴える相手を間違えているように思えます。 
返信する

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