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映画「ノルウェイの森」撮影 神河町に問い合わせ相次ぐ。

2010-10-28 | 松山ケンイチ


映画「ノルウェイの森」撮影 
    神河町に問い合わせ相次ぐ。


 ◇「千載一遇の好機」
 神河町の砥峰、峰山両高原でロケ撮影され、ベネチア国際映画祭に出品された映画「ノルウェイの森」(村上春樹さん原作)。12月11日に公開予定で、町役場には全国の村上ファンや主演の松山ケンイチさんのファンからの問い合わせが相次いでいる。世界的に著名な作品の映像化であり、町は「千載一遇のチャンス」と歓迎。関係機関と連携しながら、観光客誘致に攻勢をかけている。【渕脇直樹】

 「今年を観光元年と位置づけ、観光客を現在の年間50万人から100万人にしていきたい」

 今月14日、マスコミや旅行代理店関係者向けに町などが開催した「モニターツアー」の懇親会で、山名宗悟町長はこうあいさつした。会場となった峰山高原ホテルリラクシアには「ノルウェイの森」の予告編が繰り返し上映され、ロケ中に宿泊した松山さんや菊地凛子さんのサインが飾られていた。

 製作スタッフによると、北海道と沖縄を除く全国のロケ候補地を比較検討し、神河に決定。町側も「ぜひうちで」とラブコールを送り続けた成果だったという。

 撮影は07年10月と08年の2月、6~7月の3回に分けて行われた。松山さんや菊地さん、霧島れいかさんらが訪れ、砥峰高原の5カ所と峰山高原の3カ所で撮影された。

 地元のコーディネーター役となった町建設課の山下和久課長補佐によると、トラン・アン・ユン監督の指示で、強い風を作り出すためにヘリコプターを急きょ呼び寄せたり、草原内の移動撮影用レールを東京から調達するなど、大変な苦心の末に、撮影は完了したという。

 町は製作会社の許可の出た今年8月下旬から、両高原にロケ撮影を知らせる看板や説明文など11枚を設置。町役場など公共施設4カ所に横断幕を掲げた。また、9月5日には製作関係者による「トーク&ジャズライブ」を開催。関東からの参加を含む393人の村上ファンらが撮影秘話に聴き入った。

 ロケ撮影を追体験してもらう企画として、ホテルリラクシアは、松山さんらが食べたものと同じ「ロケ弁当」(1500円)を砥峰高原で土日曜に販売中。宿泊客には村上さんの著書を無料で貸し出している。ホテルは町が設置し、指定管理を受けた業者が運営している。

 また、例年、ススキシーズンに運行している砥峰高原への直通バスを、昨年までの1日2便から3便に増便。現在、火・木・土・日曜・祝日にJR寺前駅から運行しており、11月7日までの予定。ススキは今が見ごろで、町地域振興課は「今年の入山者は例年以上に多い」と話す。

 モニターツアーに参加した大手旅行代理店の営業課長は「観光素材としてはとても良いものを持っている。観光客誘致の成否は、いかに村上ファンをつかむかにかかってくる」と話した。

 ◇県もPR32カ所に標示板
 県も神河町の観光PRの支援に乗り出している。砥峰、峰山両高原への誘導をスムーズにするため、町内の主要交差点など32カ所に標示板を設置。播但連絡道路の電光掲示板には「ノルウェイの森ロケ地/砥峰・峰山高原へは神崎南ランプ下車」の文字を流している。

 高原と結ぶ県道は冬季に冠雪することが多く、冬のアクセスは危険を伴う。しかし、劇中にも登場する雪原を楽しんでもらおうと、来年1月16日から2月14日までの日曜に除雪する方向で、町などと協議している。また、県道は一部で道幅が狭く、バスがすれ違えないが、来年秋には、バイパスが開通する見込み。

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 ■ことば

 ◇ノルウェイの森
 村上春樹さんが87年9月に発表した恋愛小説。版元の講談社によると、発行部数は単行本と文庫本を合わせて1044万部。海外でも翻訳出版されている。映画の主題歌にはビートルズの「ノルウェーの森」が使用されており、オリジナル曲の使用許可が出ることはまれなことからファンの間で話題となっている。

                                                     〔毎日新聞/播磨・姫路版〕


その時には語れない、誘致から撮影準備、いざ撮影、撤収まで、
さまざまなご苦労があったのですね。
しかし、公開を前に問い合わせが相次ぐというのは、うれしいことでしょう。
これからご苦労が報われていくのでは?

風景が官能的である、などというのは、
今まで考えたこともなかったのですが、
「ノルウェイの森」でははじめて体感させていただけそう。
もし、私のような考えのひとがいて、
実際に体感できたなら、ロケ地の砥峰、峰山両高原を訪れたくなるでしょうね。

先月のロケ地ツアーには想像をはるかに越えるひとたちが参加なさったことに
正直、驚きました。
映画公開後、一過性の大きな熱狂というよりは、
静かな静かな、永続性のある関心が高原に寄せられるような気がします。

ロケ弁、垂れ幕、なんと可愛いことでしょう。
高原にはそういう、ちいさな道標のような縁の品がいいですね。
仰々しくはあってほしくないです。

冬の高原にこそ、ひとの興味は集まるのでしょうか、
映画でもきっと印象深いでしょうから。
でも私なら、高原を渡ってゆく風が見たいです・・・。




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2 コメント

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Unknown (夜空)
2010-10-28 19:04:42
樹さん こんばんは^^

あのロケ地バスツアーに行けなかったことが、
実に残念でなりません(涙)くやち~~~

キャンセルの電話をした時の、観光課の方かな?の対応が
すごく優しかったのです(また涙)

今 すすきが見ごろのようです!!
来月あたり行って来たいな・・と思い中(笑)
雪国に住まいながら寒さに弱い私ですが、雪景色も見てみたいな!!
真っ白な高原でエロチックな時を味わってみたいです。

そしてL図書の司書様のデスクの上にその風景をお届けできたらなぁ・・・
返信する
夜空さんへ ()
2010-10-30 07:38:05
おはようございます。

あの節は残念でしたね。
でも、映画を観てから、思い切り、
松山さんと映画の風景を頭の中に入れて、
その高原を訪れるのもいいのではないでしょうか。
それを待っていたら来年になっちゃうか。
あらかじめ、ロケ地を訪れるのもそう考えるとおつですね!!

>雪国に住まいながら寒さに弱い私ですが、雪景色も見てみたいな!!
>真っ白な高原でエロチックな時を味わってみたいです。

一瞬にして、そこの雪景色のとりこになって、
寒さの冬も大好きになるかも(甘い?)

>そしてL図書の司書様のデスクの上にその風景をお届けできたらなぁ・・

わあ、いつか訪れたら写メでおすそ分けしてくださいね、
楽しみにしていますよー^^

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