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さく蔵さんの『桜田門外ノ変』舞台挨拶レポ(マスコミなし^^の回!)

2010-10-18 | イベント(レポート・お知らせ)

さく蔵さんが、以前エキストラレポをしたためてくださった
『桜田門外ノ変』の初日舞台挨拶に参加され、レポを送ってくださいました。
なんと、スポーツ紙ですでに記事になっている舞台挨拶とは別の回ですよ。なんと贅沢な!! 
とっても実りある、素敵な舞台挨拶です。さく蔵さん、ありがとうございます。

さく蔵さんの
『桜田門外ノ変』舞台挨拶レポ
    (マスコミなし^^の回!)



樹さん、こんばんは。
今日、丸の内TOEI1で行われた、映画「桜田門外ノ変」初日舞台挨拶
13時の回に行って参りました。


司会:150年前の1860年安政7年3月3日、現在の暦で言うと3月24日、
   季節外れの大雪の日に桜田門で井伊大老が暗殺された、誰もが知って
   いる歴史的事実ですが、その背景やどんな人がどんな思いで事件に関わ
   ったかは語られることがありませんでした。
ちょうど150年経ったこの年に、この映画の中に様々な人生が描かれて
います。今日は上映前に監督、キャストの皆さまに駆け付けていただい
   ています。

向かって左から、
主題歌「悲しみは雪に眠る」を歌っているalanさん
井伊直弼の首を取ったことを確認する検視見届役岡部三十郎役の渡辺裕之さん
関鉄之助の妻役の長谷川京子さん
鉄之助と妻ふさの息子誠一郎役の加藤清史郎くん
襲撃の現場指揮、関鉄之助役の大沢たかおさん
井伊大老役の伊武雅刀さん
大老暗殺を計画、関に現場指揮の命を下した水戸藩奥右筆高橋多一郎役の
生瀬勝久さん
鉄之助を匿い、暗殺計画を援助する鉄之助の情人いの役の中村ゆりさん
日本が誇る名匠、佐藤純彌監督
以上9人が舞台に並ばれました。豪華!

大沢さんは文句無しにかっこいい!!!
いつもながらソフトな心地よいお声に知的な語り口。
それはもう分かりきっているので(笑)、今日のお目当ては子供店長☆
加藤清史郎くんに逢えるのが楽しみでした♪

清史郎くんはグレーのベストに黒のパンツ、とっても品が良くおしゃれ、
小っちゃいのに足が長くてキマッってました。
最初、長谷川さんが位置を間違えていたようで、こちらですよと声をかけたり、
並び順にまで気を配ってました。
それが、控えめできちんとしていてとても可愛らしかったです。

水戸藩主徳川斉昭役の北大路欣也さんは、同日公開のホリプロ50周年記念映画
「インシテミル」の宣伝で、生放送の王様のブランチにも出ておられたので、
初日舞台挨拶の掛け持ちで大変だろうなーと心配していたのですが(要らぬ
お節介ですね)、やはりこの回にはいらっしゃいませんでした。
残念!お父さん犬の肉声、聞きたかった~! 

大沢:大沢たかおです。今日はお忙しい中どうもありがとうございます。
   今日は舞台挨拶1回だったようなのですが、皆さんたくさんお越し
   下さって2回目をやらせていただくことになりました。
   本当にありがとうございます。これから観られるんですよね?

司会:詳しくは語っていただけなくて難しいと思いますがよろしく…

大沢:楽しんでいただけたらと思います。今日は本当にありがとうございます。

長谷川:(ウエストから下の両サイドから後ろにかけて豹柄の黒のドレスが
    超超セクシー!あきれるくらい綺麗でびっくりしました)
   今日は足をお運びいただきありがとうございました。
   大沢さんの妻役をやらせていただきました。
   その時代の女性、妻として、現代とは全く違う価値観がある中で、  
   自分なりに消化してやらせていただきました。
   歴史が好きな方も苦手な方も楽しんでいただけると思います。
   どうぞよろしくお願いします。 

加藤:皆さんこんにちは。加藤清史郎です。誠一郎役を演じました。
   (ちょっと口ごもってしまい、会場から温かい笑い、大沢さんが優しく
   「大丈夫、大丈夫」と力づけたようで)
   今日は来ていただいてありがとうございます。これから映画を楽しんで
   下さい。

きゃわいいーーー!!!!!

生瀬:どうも生瀬です~。今日はありがとうございます。
   わたくし今日はメガネかけてますが、この作品ではかけてません。
   (爆笑)
   誰だろうって思うくらいヒゲ生えてますので、それだけ気にして観て
   いただければ…。それだけじゃないんですけど。
   (笑)
   30年前、大学受験を日本史専攻で受けました。その時に日本の歴史を
   いろいろ覚えたつもりですが、受験勉強は身に付きません。
   こういう良い映画を観て、本当の歴史というものをいろんな角度から
   いろんな思いで見ていただきたい。
   良いとか悪いとか、いろいろ思って下さい!

渡辺:今日はありがとうございます。
   2月から僕の地元の水戸で撮影をしたのですが、寒かったです!
   エキストラ4000人、ボランティア1500人、茨城県民が一人2000円ずつ
   5万人の支援金を募って出来た、いろんな人の思いが詰まった映画です。
   水戸藩士を演じてみて自分の中にあるDNAを感じることが出来ました。
   水戸というと納豆、水戸黄門しか無いのですが、我々茨城の人間が本当
   に知って欲しいのは明治維新の礎、きっかけとなった歴史を変えた事件
   のことです。
   この事件が歴史を変えたように、この映画が茨城の人間を変えました。
   皆さん、楽しんで下さい。

茨城県人として同感!うっすらとお国訛りが聞き取れて、いつもは何となく
恥ずかしい「茨城出身」が誇らしく、うれしかったです。

中村:鉄之助の妾の役ですが、いのは妾だけれど歴史にきちんと残っていて、
   それはこの女性の生き様が筋の通ったものだったからだと思います。
   歴史は男の人が表に出ていますが、その陰にいた女性たちの生き様に
   今の私たちも学ぶところがたくさんあると思いました。
   女性の方にそういうところを注目して観ていただきたいと思います。
   今日はありがとうございます。

伊武:内容は言えませんが、いきなり殺されます。
   (笑)  
   井伊直弼がどれぐらいの人物かというと、紀尾井町のニューオータニ
   にある素晴らしい庭園は井伊の中屋敷、広大な明治神宮の一部が下屋敷、
   桜田門のすぐ近くに上屋敷がある、(大きな声で)それぐらいすごい人
   がどうなるのかをお楽しみいただけたらありがたいと思います。
   (笑)
   

alan:(日本語、流暢ですが、若干たどたどしいです)
   皆さんこんにちは。
   今回、主題歌を歌えることすごくうれしいです。愛する人を支え待ち
   続ける女性の気持ちを歌っています。
   映画を最後まで楽しんで下さい。エンディングの曲も聴いて下さい。
   ありがとうございます。

監督:映画をご覧になる前にいろいろ言っても仕方ないので、
   よくおいで下さいましたとご挨拶だけ先にさせていただきます。
   本当に今日はありがとうございました。
   (大きな拍手)

司会:関鉄之助さんから最後にもうひとこと、大沢たかおさんです!

大沢:上演前なので話すことが無いのですが、今日来て下さったことを心から
   感謝しています。1階席の方も2階席の奥の方も…、

と、見上げて下さったので手を振りました!今日は2階最前列だったので(笑)

大沢:ありがとうございました。
   今日、ここに居る、そして居ないキャスト、スタッフ、当たり前ですが
   本当に心を込めて撮ってきました。
   皆さん、楽しんで観て下さい。

去って行く時、舞台袖で清史郎くんがきっちり立ち止まって客席を振り返り、
しっかりお辞儀をしてたのが印象的でした。
もぉ~誰かさんみたいっ!!!(萌)

他の人の挨拶中も、両手を揃えてマイクを握りしめながらきちんと聞いていて、
話し終えた人の方をちゃんと向いて、彼にとっては指が回りきれないくらい
太いマイクを落とさないように、なんとか拍手をしようと努力している姿が、
惚れ惚れするくらい可愛かったです。

一緒に行った友人は(エキストラも同行)、
伊武さんの声を聴けただけでも行って良かった!
というマニアックな感想でした。

鑑賞後、地下鉄の駅まで皇居のお堀端を歩いていると、この石垣は事件を
見ていたのだろうかと、150年前の江戸の風景に思いを馳せると、
ここで起きたことがとても身近に感じられました。
あの事件の結果、私たちがここでこうしていること。
あの事件が無駄だったかどうかの答えを出しているのは私たちなのですよね。

あまりにも有名な事件でありながら、あまり知られていないエピソードや
歴史の流れが丹念に描かれていると思います。

ぜひご覧になって、
>良いとか悪いとか、いろいろ思って下さい!
生瀬さんのお言葉、本当にその通りだと思いました。

残念ながら、私たちは映ってませんでしたが(笑)
でも、このような大作に関われたことはかけがえのない思い出です。

●初日舞台挨拶記事

cinema cafe net
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/report/2010/10/9278/
テレ朝 news
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/geinou/geinou_news/contents/hot_20101016_100.html
シネマトゥデイ
http://www.cinematoday.jp/page/N0027645


●映画評

「asahi.com」
http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY201010150289.html
「YOMIURI ONLINE」
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/creview/20101015-OYT8T00556.htm
「毎日jp」
http://mainichi.jp/enta/cinema/news/20101015dde041070072000c.html

「SANSPO.COM」
http://www.sanspo.com/geino/news/101016/gnj1010160928016-n1.htm


●佐藤監督インタビュー

「産経ニュース」
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/101015/tnr1010151549014-n1.htm
●大沢さんインタビュー

「ウォーカープラス」
http://news.walkerplus.com/2010/1014/24/


●「茨城新聞」
http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=12871342495838



●主題歌「悲しみは雪に眠る」alan
http://www.youtube.com/watch?v=2Mnf95Ls5tA&feature=player_embedded

●番外編
「ちょんまげが似合う俳優ランキング」
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/report/2010/09/9137/(*^。^*)
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


さく蔵さん、お忙しいのにありがとうございます。
まず、これだけの記事を収集してくださって、感激です。
リンク張るだけでも手間がかかるのに(あは)、
これを探してすべて読まれたんだと思うと、びっくり。
ありがとうございます。のちほどゆっくりめぐりたいです。

スポーツ紙などで散見される舞台挨拶記事は、
清史郎くんが突然質問を振られてどぎまぎするのを
大沢さんがさりげなくフォローして素敵だった、みたいなのだったのですが、
さく蔵さんのレポでは登壇者の、それぞれの個性まで正確に反映されていて
ほんとにその場でお話を聞いているみたいでした。

大沢さんって、かっこいいのはもちろんのこと、
聞く人を魅了するお話をなさいますよね。
さく蔵さんがうらやましいです。
また、生瀬さんもそれこそ生でお話をうかがいたいひとだなあ。
仲間由紀恵さんがいらっしゃらないのが不思議ですけど(いつもナイスコンビですよね^^)

さく蔵さんが絶妙の合いの手のように入れてくださるコメントで
あ、そうだ、レポだったんだ^^と現実に引き戻されましたよ、
そのコメントがまた素敵でした。
清史郎くんにたいする愛情にさく蔵さんの優しさがもれなくあふれています!

伊武さんの開口一番「いきなり殺されます」、いいですねえ、
おすそわけをありがとうございます。爆笑しました。

そしてそして、渡辺さんのお話は重かったです。
「龍馬伝」を観ていても、つい、すごいひとたちがいたんだなあ、などと
他人事のように思ってしまうけれど、
水戸のように歴史の表舞台に出る事はなくても、
自分が今たつ土地もたかだか150年前には激動のなかにあったんだろうなあと、
渡辺さんの話に、知りたくなりました。
     >この事件が歴史を変えたように、この映画が茨城の人間を変えました。
この言葉は重いですね。

幕末から明治初期について、
今年ほど、世のなかのひとが興味をもったことはなかったのじゃないかと、
そんなふうに思っています。
この事件のあとのことを少し読むと、
自刃、斬首、獄死と、ほとんどの方が壮絶な運命を辿ってらっしゃいますね。
舞台挨拶は華やかだけれど、事件に関わったひとたちのひとりひとり、
その覚悟と運命にこころを沿わせて観たい作品だと思いました。
さく蔵さんが、ご自分の姿を映画のなかに見つけられなかったのは残念ですが、
必ずいらっしゃるんですもんね。寒さの中、あらためてお疲れ様でした。
そして、素晴らしいレポをありがとうございました。


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6 コメント

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Unknown (まろうさぎ)
2010-10-18 07:38:20
これは絶対に見に行きますよ!そしてさく蔵さんのことを思いながら見ますね。
そして、舞台挨拶レポ、ありがとうございます!
やはり、大沢さんはカッコイイですねぇ。二階席まで気を遣って下さるし(そこ?)、伊武さんは、もう、あの声で脳内再生しちゃいました。
子供店長こと加藤くん…子役の役者さんって基本的にいい子過ぎてかわいそうになってしまうんですが、礼儀正しいところで誰かさんを思い出すっていうさく蔵さんのツッコミに、笑ってしまいました。でも、そういうところ、大事です!
中村さんの「筋の通った生き方」という言葉も重いですね。

ますます映画が楽しみになりました!ありがとうございました!!
返信する
観たいです (キョーコ)
2010-10-19 11:17:48
詳細なレポートを手軽に読ませていただいて、何だかもったいない。ありがとうございます。

実は私の曾祖父さん、水戸天狗党に関わっていた人でした。
やんちゃで気骨ある男だったそうです。
150年前って、そんくらいの昔なんですよね。

自分が経験できる時間、プラス、聞き伝えで知ることができる時間。
リアルな想像の及ぶギリギリが、150年くらいでしょうか。

ぜひ、時間を作って観に行きます。
返信する
Unknown (さく蔵/樹さんへ)
2010-10-20 00:25:15
樹さん、こんばんは。
お忙しい中、拙いレポートを掲載して下さってありがとうございます。
ドラマ「JIN」の放送が始まったのは昨年のちょうど今頃でした。
週末は母の看病で、疲れて帰宅した日曜の夜、
惰性でスイッチを入れたテレビから偶然聞こえてきた言葉、
「神は乗り越えられる試練しか与えない」
これは強烈でしたねー、言葉が心に灯るとはこういうことなのかと思いました。
今でも苦しくなるとこの言葉を唱えてみます。

その仁先生こと大沢たかおさんが、私の故郷にまつわる映画に主演!ありがたや~(笑)
ミーハーの血が騒いでエキストラ参加した極寒のロケ、そこまでやったからには、と
ひそかに狙っていた初日舞台挨拶チケットをなんとかゲットし、
こうして皆さまにお知らせすることが出来て、
やっと私のこの一年が完結したような…(大袈裟!!!笑)

でも、樹さんに喜んでいただけて良かったです。
地元で過去に何があったのか調べてみたくなった、というのもうれしいお言葉です。

鉄之助を匿い逃亡を手助けする豪農(茨城出身本田博太郎さん、龍馬伝では長崎商人役)が
「我らにとってあなたは誇りです。いつかまた天下国家にお役に立つ日まで、
命を賭してお守りいたします」と言うシーンはやはりビシッと締まっていて、
ああ、そういう思いだったのかと、地元贔屓笑われようとも、(いえ、地元だからこそ、
でいいんです)傍目を省みず一直線に熱くなりました。

大河ドラマと重ね合わせてしまう部分…、関鉄之助が三味線を弾くシーンがあり…、
福山龍馬もそうでしたね!(って、そこかい!)
抱き系楽器(?)を弾く殿方、やっぱ素敵ですゎ~♪(あ、ねぎっちょもね☆)

この事件を起こした侍たちはヒーローとなったわけでもなく、激動の中で悲惨な運命を辿りました。
有名なのに、その背景について語られることはあまり無かったこの事件。
評価は様々に分かれることと思いますが、私も含めて、
まずは知り、考える、大切な機会を与えられたと思います。
このままではいけない、と、実際に動いた人々のエネルギーが感じられると思います。
返信する
Unknown (さく蔵/まろうさぎさんへ)
2010-10-20 00:29:12
まろうさぎさん、こんばんは。
いつもコメントをありがとうございます。
まろうさぎさんの優しさに心から感謝しています。

大沢さんも、伊武さんも、そして忘れちゃならない生瀬さんも、素敵でした~。
目をつむって聴き入りたいくらい、声も素敵なお三方(それじゃメモが取れないっ!)
まろうさぎさんもたくさんご存知の通り、やはり舞台挨拶を拝見すると、
ただかっこいいとか綺麗とかだけでなく、お人柄が感じられて更に応援したくなりますよね。

加藤くんは、ほんっとに好感が持てるいい子でした。
あのお辞儀を見て、この子は大丈夫!と確信しましたよ!(笑)

中村さんのお言葉には私もドキッとしました。
あの時代に、歴史にきちんと残っている女性。いののお墓は、吉田松陰はじめ
安政の大獄や桜田門外の変で獄死した人々の墓石と一緒に並んでいるそうです。
返信する
Unknown (さく蔵/キョーコさんへ)
2010-10-20 00:37:21
キョーコさん、はじめまして。
コメントをいただけてとてもうれしいです。
もったいないなんて、身に余る光栄です。ありがとうございます。
曾祖父さまが天狗党に関わっていらしたんですか!
わっ!それはまたすごいです。語り明かしたいぐらいです!
ほんの150年前なんですよね。(私が生まれたのはこの事件のたった100年後ですもの^^;)

安政の大獄、桜田門外の変に加え天狗党事件で、優秀な人材は死に絶えたといわれ、
明治新政府に水戸藩から高官を出すことが出来ず、水戸藩、水戸学が歴史の表舞台から
姿を消したことは大変残念に思います。
かといってこの映画は決してテロを肯定し志士たちを賛美するのではなく、
吉村昭氏の原作がそうであるように関鉄之助の視点で、一緒に旅をしているかのように
淡々と事実を伝えています。
主人公は地方役所勤めの、家族を愛し、なのに愛人もいて(笑)、外国語を勉強したり、
剣も三味線もイケてる粋なお人だけど、事件を後悔もしたりする普通の人として描かれています。
キョーコさんの曾祖父さまもそんな方だったのでしょうかね。
想いを馳せるとますます身近になりますね。
返信する
さく蔵さんへ ()
2010-10-21 20:56:57
こんばんは。
ずいぶん遅くなってすみません。

このレポはとっても嬉しかったです。
マスコミの記事では、登壇者がこの事件が持つ意味だとか、
自分が関わって感じたこと考えたこと何度を話されても、
きっとスルーされるだろうなと思ったからです。
加藤くんには罪はないのですが、案の定、彼のことに終始してしまいましたよね。
(そうじゃないのもあるけれど)

さく蔵さんのレポは、まるでそこに私が座っていて、
実際に演じた方が、演じる前とどう変わられたのか、
そんなことをじっくりと伺っているような気持ちになりました。
なかなかしっかり調べたりできないですが、ひとつのことをきっかけに、
自分と過去の先達を振り返るというのは、大切なことですよね。

龍馬伝でも、寺田屋から龍馬を逃がす手助けをした三吉さんでしたっけ、
名前を忘れましたけれど、
龍馬を護るためなら自分の命を顧みない、その意気が伝わって苦しくなるほどでした。
幕末から明治初頭にかけて、
どれほど多くの若者たちが日本の未来のために命を落とされたのでしょう。
「仁」でも医療に関わるひとたちのご努力を知ることができたし、
去年から今年にかけて、いろんなことを知れてよかったなあと思います。

去年、ご看病の合間を縫ってエキストラに参加なさって、
江戸時代の町人たちの装束のこととかも教えてくださいましたね。
ご苦労なさったさく蔵さんが得た知識や感想をL図書でご披露くださって、
そのことも忘れられません。
キョーコさんのお話も、さく蔵さんがエキストラレポをあげてくださったからこそ、
お伺いすることができました。素晴らしいことです。
本当にありがとうございました!!
時間が取れないので、DVDでは必ず観たいです!!
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