ポコアポコヤ

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父、帰る 感想と、世界各国ポスター

2005-05-27 | 映画感想 他

上のは、ロシア版ポスターです。
父、帰るVOZVRASHCHENIEやっとレンタルして見ました。
まず冒頭10分から、良い感じだな!と思いました。
音楽も(エニグマ風)映像も個人的に好きな雰囲気だったし、
制作者さん側の、若い勢い?みたいのを感じました。

ロシア映画といえば、私が大好きなタルコフスキーのイメージが
私には強烈にあったのですが、こちらの監督さんは、
プロフィールを見たら、40才くらいの若い方で、コマーシャル
等も撮っているそうで、なるほどね~って思いました。
ワンカット、短いぱっと目に映る映像が、とても印象的な構図や
色合いに撮影されていました。
特に青い空!青い海!がとても印象的、青づかいと緑づかいの
素晴らしく上手い人だなって思いました。

日本の「父帰る」公式HP

ロードムービー的な部分や、主に前半部分のロシアの田舎の風景
などは森林浴をしに行ったかのような、爽やかでみずみずしい
気持ちが良い気分にさせて頂きました。ところで、
ロシアの電柱って斜めになっているんでしょうか?
カメラのせい?(最初はカメラの撮影のせいだろうと思って
いたのですが、後の方で、カメラのせいでもなさそうなのに
斜めになっていたシーンがあったんです)
それにしても、ロシアは天候が変わりやすいんですね~
また雨かい?って(^^; 思うシーンが何度かありました。

スペイン語版ポスター
THE RETURN
英語版ポスター(いまいちですなぁ~)

2003年ベネチア国際映画祭で、グランプリ・新人監督賞ダブル受賞。
62年にアンドレイ・タルコフスキー監督の「僕の村は戦場だった」
91年ニキータ・ミハルコフ監督「ウルガ」以来のロシア監督作品。
そういえば、ウルガって結構良い作品だったな~と思い出しました。
すっかり存在を忘れていました。ビデオ持ってるんです~。

★以下ネタバレ文字反転して読んで下さいネ★
それにしても、謎のまま最後に突入してしまって、
私個人的には、映像は5つ☆ですが、内容という点では
引き込まれ度(あのお父さんについてこれから色々な何故?が
明かされていくのか?)と思いきや、何も無いまま・・・
あれで終わっちゃうだなんて、ちょっと不消化でした。
え~~これでお終い??って思ってしまったんです。
それと、私から見て、このお父さんは息子を愛している様に
見受けられなかったんですね・・・。もしお父さんが何か
引きずりながらも、子供に愛情を持っているのが感じられた
ならば、もっと違ったと思うのですが・・・
あんまりワンマンなタイプの男性が好きじゃないせいか
あのお父さんは好きじゃなかったので、最後の最後に登って
行って、ああなっても、涙は出ませんでした。

映画見終わってHPに行ったら、ショックな事が・・・
お兄ちゃん役の青年、この映画を撮った後、不慮の事故で
この撮影の舞台になった土地の湖で亡くなってしまった
そうなんですよ・・・・DVDにはメイキングもあって、そこでは
元気一杯に笑っている姿が残っているんですが・・・・

製作: ドミートリイ・レスネフスキー Andrei Zvyagintsev監督: アンドレイ・ズビャギンツェフ 脚本: ウラジーミル・モイセエンコ/アレクサンドル・ノヴォトツキー 撮影: ミハイル・クリチマン 音楽: アンドレイ・デルガチョフ 出演: コンスタンチン・ラヴロネンコ/ウラジーミル・ガーリン/イワン・ドブロヌラヴォフ
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