ポコアポコヤ

食べ物、お菓子、旅行、小説、漫画、映画、音楽など色々気軽にお話したいです(^○^)

ラヴェンダーの咲く庭で ladies in lavender 

2006-03-03 | 映画感想 他


私は、もう、もう、ツボに来てしまって、久々のボロ泣きでしたわ。
男性が見たら、年老いたおばあさんが、気持ち悪い~!って思うかもしれません。
いや、思っても普通です。だって私も若い頃、ドラマで50代位の会社員(演じたのはたしか小林稔侍さん)が、凄~く若い女の子を好きになってしまいうろたえる・・というのを見ていて、その内容とキャラクターのせいもあったと思うのですが、嫌悪感を感じた覚えがありますから。それに、今回の映画でも「ご老人医者さんが、若い女画家」の部分も、なにかちょっと・・・って思っちゃっいましたし。(だって、あのお医者さんは、ちょっとね・・・)自分で書きながらも、不公平だな、同性は許せるのか?って思いますが・・(^^;)
いや、同性のひいき目ってだけじゃないです。 たまたま、その設定やキャラの行動、気持ち等によって、受け入れられる・受け入れられないって差があるんだと思います。

まずは主役のおばあさま2人がとても素晴らしかったです。さすがの大女優さんですね。拍手!!それと、アンドレア役は、ダニエル・ブリュール、偶然だけど、「グッバイレーニン」、「ベルリン僕らの革命」(感想+世界のポスター)も、この作品も全て3つとも私がとっても面白く見た映画なんですよね。その全てで主役やってるんですから、美青年ではないけれど、好感をとても持ってます♪GWに、ダニエルブリュール出演「戦場のアリア」が上映されるそうです。今度も面白いかな?
  戦場のアリア見ました感想こちら→戦場のアリア感想と、世界各国ポスター

それと風景が素晴らしく綺麗でした! 素敵なガーデニングのお庭や、
英国の片田舎の風景が、とても上品で美しく、全体に漂う雰囲気に品が。


以下、解らない部分があったので、解る方がいらっしゃったら是非教えて欲しいです。何故姉妹が、彼に服を作ろうという相談をしていたときに
ジャネット「おば様が残したお金で服を作りましょうか?」
アーシュラ 「貯金を使えば?」「私達の責任よ」
「私が最初に見つけたのよ」
ジャネット「思い上がらないで」
って、アーシュラが凄く憤慨するシーンがあるのですが、なぜ怒って
いるのでしょうか?ここが良く解らないんです。その後も怒ってるので
ジャネットが「そんなにスネないで」って言ってるんですよね・・・
その後もアンドレアのヒゲを剃るお部屋に移動した後でも2人で
「私に謝って」「イヤミを言ったじゃない」って言ってるんですが、、、
自分たちの貯金を使うのと、おば様の残した財産と、どっちか使うのが
そうも大きな何か差があったのかな・・・?う~ん、解らない!


★以下、ネタバレ・ラストについての感想等書いてます★文字反転して下さい
私、アーシュラとお姉さんに感情移入してしまったみたいで、彼女らの
気持ちがあちこちで、よ~~く解りました(;_;)
ただ、唯一一つだけ。手紙のこと言わないでおくのは、良くなかったね。
私は、決意した感のあるアーシュラが、手紙のことを自分からアンドレアに
言うのかな?って思っていたから、なんだぁ~絵画姉さんからバレちゃう
んだ~~(-。-;) ってちょっとがっかり。

それと、、あんなに親切にしてくれた2人に、しばらく経ってから、
あの手紙と絵・・って言うのは、ちょっと淋しかったかな・・・
着いたらすぐに、事の経緯や、挨拶も出来ずにロンドンに発った
お詫びを送って欲しかったな~。

でも、アシュラーが、演奏会の後、お声がかかるアンドレアを
「もう行って」とさっぱりと送り出して、姉と2人で去って行く
処は、潔くて、またまた泣けてしまいました!!!
一緒に暮らしていたころは、色々な邪念、引き留めたい気持ちなどで
ぐだぐだしていたのが、そっと拾ったアンドレアの髪の毛を、捨て
気持ちの整理がついて、それ以後は、凛!とした感じで終わって行く
のが哀しくもあっぱれでした、拍手!!!
ネタバレ終了

今自分の年齢が、美人画家と、おばあさん達の、中間に存在してるから
この映画を見るのに、丁度良かったのかもしれないです。本当に自分が
70歳で見たなら、もうちょっと違う目で見るんだろうな・・・・。
それにしても、こういう気持ちって年は関係無いんですね・・・
自分が若い頃、4,50歳以上の人って、完全ご隠居って風に思いこんでいて・・
若い時って、無邪気にも残酷な態度や発言してしまったり・・・
自分が年取ってみて、初めて理解出来る様になるというか・・
いずれにしても、年を取るというのは、やっぱり哀しい事です・・

写真は、英王室からDameの称号を授かっているジュディ・デンチとマギー・スミス
中央(ハリー・ポッターのマクゴナガル教授@@)が、ロイヤルプレミアで、
エリザペス女王と会ってるところ。

普段のジュディ・デンチさんってカッコイイおばあさまですね~♪

ラヴェンダーの庭の中で ladies in lavender あらすじ内容
1936年、イギリス、コーンウォール地方。海の側に、ジャネット(マギー・スミス)とアーシュラ(ジュディ・デンチ)の姉妹は静かな日々を過ごしていた。
そんなある日、1人の青年が嵐の去った浜辺に、アンドレア(ダニエル・ブリュール)が流れ着く。
2人は手厚く看病する。アーシュラと、ジャネットは、その青年に淡い気持ちを抱く様になる。(アーシュラはその度合いが強く、まるで10代の少女の様に。)
ある時、アンドレアはバイオリンの名手であることが解る。たぐいまれなる、そのバイオリンの音色に、若き画家であり、兄は有名なバイオリニストの、オルガという若い女性が(「トゥルーマン・ショー」に出演していたナターシャ・マケルホーン)関わり合って来る様になる。面白くない姉妹。以下ラストまでのネタバレオルガからの手紙も申し出も、アンドレアには伝えないままに隠してしまう。アンドレアが去ってしまうのが怖いのだ。
そうこうしてる内に、アメリカ行きの船を探していたアンドレアを見かけたオルガが声をかける。絵のモデルになって欲しいと頼まれ、快く受けるアンドレア。そして、手紙のことが解り、怒るアンドレア。うろたえる姉妹。
そして、ある日、オルガの兄である著名なバイオリニストから、急に会ってくれるという電報が届き、アンドレアはオルガと共に、ロンドンへ旅立ってしまう。姉妹に何も告げず・・・。
それから1,2ヶ月??経ち、小包が届く。お詫びと、自分の初コンサートの知らせを含めた手紙と、オルガが描いたアンドレアの絵だった。
2人はアンドレアの初の演奏舞台に、かけつける。久しぶりに再会する3人。姉妹はそっと2人で去って行く。

おわり

コメント (4)    この記事についてブログを書く
« 鉄人坂井監修レアチーズタル... | トップ | カムイ外伝☆テーマ曲試聴と、... »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
来ましたよ~~♪ (らら)
2006-03-05 14:22:34
latifaさん。こんにちは~

来ましたよ~それも、自分のパソコンからです!

昨日直って、無事に使えるようになりました!

それにしても、保障期間内だったので、タダでしたが、まともに修理してたら、7万だったそうです。おお怖い・・・





「ラベンダー・・・」素敵でしたね。そうそう、私も思いました。あのイギリスの片田舎の風景がすごくきれいだったこととと、それとこの映画がとってもよくマッチしていたことです。





私は、この映画ね。すごく素敵だと思うのだけれど、ひとつね。ちょっと・・・ってところが有ったのです。latifa さんも書いていたけれど、アーシュラがこの男の子に淡い恋心を抱く・・・って部分なの。

わびしい姉妹の生活の中に、若い男の子が来て、生活が一変して、ウキウキしてしまう。まではとても共感出来るのだけれど・・・自分の若かりしを思い出しながら、男の子の体にそおぅっと触れる部分が有ったでしょう?う~~~ん。あれはちょっと・・・と思ったのでした・・・だって孫位の年の異性に、そんな感情は普通は沸かないでしょう・・・かわいいね~とかそれくらいのレベルであって。気持ち悪い・・とまでは思わなかったけれど、ちょっとあの部分は、私は賛成できなかったのでした^^;





こんなことを言いながら、私は結構惚れっぽくてね(笑)すぐに、素敵~~!なんて思っちゃうほうなのだけれど、やっぱりあまりに年齢差があると、恋愛感情ではなくなっちゃうからね。

ま、今の私で言えば、20代は考えられないって感じかな?そういう意味で言えば、ま、latifa さんの言う、男の人向きの映画ではないかもね?





latifa さんが理解できないって部分ね。私も映画を見ている時は、???って思っていたのだけれど・・

男の子に恋心を抱き始めていると知った姉が、妹を

牽制しているせりふじゃないのかな~?自分が見つけたのだから、自分たちのお金を使うべき!(自分のお金で買ってやりたい!)って思っている妹に対して、「うぬぼれないで」って言っているせりふは・・・よくわかんないけれど・・・





ま、何にしても、心に残る映画ではありましたね。





春もそこまで来てるね。私は、4月頭に、娘の入学式のために、東京へ出没しますわ~~





返信する
ららさん☆ (latifa)
2006-03-05 14:42:11
~~~~~~ネタバレです。注意~~~~~



ららさん~うららかな午後ですね!今外出から戻って来たら、タイミングよくららさんのコメントが!^0^ 

まずは、PC復活、おめでとう!!良かった、良かった。やっぱり自分のが落ち着きますよね。人のはなんだかしっくり来ないもの。



ところで、ラヴェンダーの感想!

>男の子の体にそおぅっと触れる部分が有ったでしょう?う~~~ん。あれはちょっと・・・と思ったのでした・・・

 うん、うん!!思った、思った!

凄く良かったし好きな映画なのだけれど、ちょっとアーシュラーは過激なのよね(^^;)

これ、日本映画でリメイクするとしたら(そんなもん無いだろうケド)触るシーンは無し。夢のシーンは無しだと思うわ。というか、なしにして頂きたい! 私はね、むしろ夢のシーンが、ちょっとオヨヨ・・・って思っちゃった。良いのよ、別に夢なんだから無意識に凄い夢見ちゃうってこと有るんだもん!たださ、映画の映像としてああやって見せられちゃうと・・・。

多分日本人の感覚と英国の感覚とじゃ違って当然なのだけれども、心で少しドキドキときめいて、何かちょっとあの期間特別な思い・輝いたワ、って程度で留めて置いてくれたなら、100点!だったかな・・て。



でもってね、アーシュラーってもしかして、今までの人生で男性経験とか、無いのかもなあ・・・って私は勝手に感じたんだけれど、時々お姉さんには質問していたよね?

お姉さんも、あの青年にちょっとは惹かれていたけど、でもあくまでもウキウキ・ちょっと嬉しい、で留まってたでしょ(この程度が普通ありがちな反応だよね^^)お姉さんはちゃんと男性と相思相愛になった過去があって・・・そして今に至ってるけど、アーシュラーは無かったのかもなあ・・・って。



それと、謎の部分、ありがとう!!

うん、うん、私も良く意味が解らなかったんだけど、多分姉が牽制するような意味合いなんだろうな・・・と、想像はしたんだけど、どうもバシッと解らなくて。



こうやって、一つの映画を、あーだこーだ話せて、とっても楽しかったです!ただこの映画見ただけでも楽しかったんだけど、見たモノ同士で、お互い思った事とか色々語り合えるのが、またもう一つの楽しみなんですよ!!本当に良い映画紹介してくださって、またこうやって、色々お話してくれて、ありがとう~~
返信する
こちらこそ~ (らら)
2006-03-06 14:29:24
latifa さん、こちらこそ、いつも映画の話を、いろいろ出来るのは嬉しいです~

映画って、人それぞれで感想もさまざまだけれど。やっぱり同じような感想を持った時には、余計に嬉しいですよね?今回の「ラベンダー・・・」に関しては、二人の意見は、まさしく一致していたみたいで(笑)

本当に、アーシュラのあの部分が無ければ、100点満点だったのにね?でも、この映画って、結構年のいった女性に受けたと言うことだったけれど、もしかして、まさか?!私たちが、あそこがね・・・と思った部分に共感して??ではないでしょうね~?^^;





春休みは、海外じゃないけれど、近場に(伊勢です)

私の両親と、私と一番下の息子4人で、旅をすることになりました。えへへ・・・お金は親持ちなので^^;結構お高い良いところを予約しちゃいましたよ(笑)2泊でね。あ~~伊勢えびが待ち遠しいな~~~
返信する
ららさん☆ (latifa)
2006-03-06 20:22:49
ほんと、そうですよね!色々話せるのも楽しいけど、意見が同じな時は、また更に嬉し楽しさ倍増ですよねっ!今回は同じで嬉しかったですー



>結構年のいった女性に受けたと言うことだったけれど、もしかして、まさか?!私たちが、あそこがね・・・と思った部分に共感して??ではないでしょうね~?^^; 

 う~ん。なんてったって、私の知ってる人で、この映画、ららさんしか見た方がいないから、他の人がどう思ったのか、解らないのよ。世間には色々な考えの人がいるから、あの部分に共感した人も少なからずいたと思うワ(家の母ねもう67歳なんだけど、母の同級生など母友達の話とか聞くと、6,70代もあなどれない!よ。少なくとも私の回り(35~40代前半位)よりは、色々御盛ん??な人が多いのよー。(これもたまたまなんだと思うけど)



多分思うに、今時の年輩の女性達って何人かのグループとかで映画とか見に行ってる方が結構多そうだし(私の行く映画館が、たまたまかもしれないけれど、5、60代以上かな・・って方々は、3,4人で来てる方がよく目につくの。一人で来てる人は少なくて)、良くも悪くも一緒に見に行った友達同志とかで、あーだこーだ、突っ込んだり、私とららさんみたく、あなたどう思う?私はこう思ったわ~とか、映画見終わった後しばし盛り上がってしまう映画って気もするような・・^^



春休み、伊勢+伊勢エビ~~~じゅるり・・・いいなー!!楽しんで来て下さい!

私はな~んも予定無しです
返信する

コメントを投稿

映画感想 他」カテゴリの最新記事