400mm望遠レンズには標準でレンズの途中に「三脚座」がついています。レンズそのものを三脚に固定し、そのレンズの手前端にカメラを取り付けることが出来ます。
それに対して、200mm望遠レンズは、レンズをカメラに取り付け、そのカメラを三脚に固定するようになります。400mmと比較すると、小型軽量な200mm望遠レンズですが、それでも長いレンズをカメラが支えることになります。
・・・で、その200mmレンズと400mmレンズを付け替えながら撮影しようとした時のこと、一方はカメラを三脚に乗せて固定、他方は三脚からカメラを外してレンズの三脚座を固定、と2タイプの三脚固定方法となりました。
レンズを取り換えようとする時のこの二つの動作が、意外にもたつきを発生させることになりました。
・・・ということで、200mmレンズにも「三脚座」を購入して取り付ければいいのですが・・・作れるかも?と思ってしまったので、じゃあやってみよー、と作業してみることにしました。
この程度のものなので、やっぱり日曜大工DIYでのきれっぱし段ボール箱から、木材をピックアップして、かたちにしてみます。上の段階は、ノミを片手に形を整えたのち、オイルステイン塗装を済ませた状態です。
200mmレンズに合わせながら、ノミを片手に木材を削っていったので、もちろんぴったりです。
あとは、重心位置あたりに三脚カメラネジのメス・凹を埋め込んで完成です。
・・・ちなみにこのレンズサポートとレンズの固定は・・・適度な幅に切った自転車タイヤチューブを二つ用意して、それで固定(または、伸縮性のあるベルクロテープで固定)しようと思っています。
( このレンズはCanonFDマウント、アダプタを介して取り付けるカメラはSony NEX-5Rの小型軽量カメラです。軽量ミラーレスカメラ本体と金属製鏡筒の旧型FD望遠レンズで天秤に乗せると、レンズの重量の方が大きくなりそうです(^-^;)。 また、CanonFDレンズをEOS一眼レフカメラで利用するのはフランジバックの問題で無理がありますね。 )
この状態になれば、二つの三脚に 200mm望遠、400mm望遠レンズをそれぞれ固定しておいて、200mm->400mm, 400mm->200mm と 撮影するレンズを取り換えたい場合、
カメラにレンズを取り付け直すのではなくて、三脚に固定された重く長い望遠レンズの手前の端に、カメラ本体を付け替える!というやり方が可能になります。いいですねー(^-^)。
そんなこんなで、レンズサポート自作作業はもう少し続くことになります。
作業の追記 2018.07.03
とりあえず木材に塗ったオイルステインが落ち着いたので、レンズを受ける部分にゴムのような、スポンジのようなクッションを両面テープで張り付けておきました。
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裏側には、先に入手してあったカメラネジ・メスを埋め込むために穴をあけ、接着剤で固定しました。カメラ台座に当たる部分に、傷よけ、わずかなクッション、安定した固定のためにスポーツ用テーピングテープを張っておきました。
ということで、微動雲台に乗せてみました。この上に200mm単焦点望遠レンズが乗って、その手前にカメラ本体がきます。
ともあれ、これで200mm望遠、400mm望遠いずれもレンズに三脚座がついたので、レンズ交換をする時に二本とも同じような扱い方で行うことが出来るようになりました。