☆航空無線とアマチュア無線のii-blog

<無線局 JN4VWH + 模型 カメラ DTM DIY キャンプ>

垂直DP18MHzひとまず

2012年12月02日 | 管理人のアンテナ
常置場所の足場(単管)ポール先に取り付けた、18MHzバンド用垂直ダイポールアンテナがやっとひとまず稼動させることの出来る状況になりました。

   
( チューナーから先のアンテナ部分は、現在のところ残念ながらまっとうな18MHzバンド・アンテナにはなっていません)


モービルアンテナを上下に取り付けた垂直ダイポールでは、おそらく単管パイプが近すぎることや、地上高5mほどでは回りを建物に囲まれているということもあって、18.135MHz前後にアンテナそのものをマッチングさせることが出来ませんでした。

第一電波工業のモービルアンテナ(HF16FX)エレメントをニッパーでカットしてしまえば実現可能でしたが、製品モービルアンテナをそのままにチューナーでマッチングさせることにしました。

小型チューナーそのものを雨風から守ることが出来る箱を製作し、その中に収めて、チューナから出たアンテナ同軸にトロイダルコアを取り付けました。

チューナーで調整していますので、当然そのままシャック内まで引き込まれているアンテナ同軸を無線機に接続し、VSWR値をチェックしてみても反射波はほとんど感知されない状態になりました。

もし雨降りの日などに雨粒で中心周波数が移動した場合は、机の上のチューナーをONにして無線機手前での最終調整をすることにします。

   
(シャック内のチューナーと無線機の間に、ローパスフィルタを取り付けてあるので、机の上のチューナーで調整することでインピーダンスを50Ωにして、ローパスフィルタを十分に機能させるというのが目的です。常置場所周辺が弱電界地域のため。)

とりあえずこれで常置場所の固定の18MHzアンテナが確保できました。

 ここまでの作業(問題点)メモ
 ○モービルAnt利用のダイポールのインピーダンス調整
 ○モービルAnt利用のダイポールの共振周波数のサーチ・調整
 ○ダイポールAntの、まわりの環境による影響・調整
   (高さ、建物、足場・単管ポール・・・etc)
 ○アンテナ同軸上の高周波電流がシャック内まで影響・調整
 ○軒下へアンテナ同軸の配線
 ○チューナー調整が思いの他シビアorピーキー・調整
 ○最終的な15mバンド運用周波数帯域でのVSWR値調整

21MHzバンド用ワイヤーダイポールが、あっさり、すんなりとまともなアンテナになってくれたことと比較すると、モービルホイップアンテナを利用した18MHz垂直ダイポールアンテナは、なかなか素直に言うことを聞いてくれないアンテナでした。幸か不幸かHFコンディションに恵まれない状況だったので、18MHzアンテナのセットアップは少しもあせることなく、のんびり、ぽつりぽつりと作業を進めていくことが出来ました。またすべてが基本・原則どおりの作業で、まったくイレギュラーな要素、不安定で未知数の要素がからんでくることのない作業であったとこは何より幸いでした。

ただここまでの試験動作で感じているのは、決して効率のいいアンテナにはなっていないということです。まあこれは仕方ありません。とりあえず新しい常置場所に18MHzバンドで運用が可能になるアンテナをひとまず用意することが第一の目的でしたから、まず第一ステップはクリアしました。今後、少しずつ試行錯誤して、より効率のいいアンテナにしていくのを次の楽しみとすることにします。

しかしながら・・・・なにより・・・夏が終わってここ最近、18MHzバンドの信号をほとんど耳にしません(^-^;)。ほぼ毎日可能な時には無線機のダイヤルを回してみるのですが、タイミングの問題なのか、全般的なコンディションの問題なのか、とにかくいつも静かな18MHzバンドです。・・・・残念(^-^;)。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« チェック 21MHz電離層 | トップ | 実験交信18MHz垂直DP »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿