絵本とおはなしと子ども英語♪ゆったり・まったり・ドキドキしよ♪

「昔むかしあるところに」今ではない此処ではない別の世界へ。
わくわくするお話の中に入って、自由に心をひろげてみない?

続々・ざしきぼっことあそぼう…ひとりだちの旅へGO!(ざしき童子のはなし)

2013年11月17日 | 英語教室
11月15日

Sは、ナレーターとして、お話を語るお役目。
宮澤賢治の語り口が、身についてきた。
エピソード1のところを今日は復習しておいて、次の2に進みたい。…とtutorが考えていたら

H(年長、ざしきぼっこ他):きょうはここ復習するんじゃなかった?ぼくらの方の、ざしき童子のはなしです。なんちゃって。
tutor:そうだね。ここを一緒に読んでからはじめましょう。
S(小4、ナレーター他): 模造紙の前に立ってしっかり音読。
H: ざしき童子になっているらしい。隠れたり、うちわの箒で音をたてたり。

誰もいないはずの座敷で
S: "the flying pig"のぬいぐるみのブタを投げ上げて遊んでいる。
H:あーぼくもやりたいなあ。…音を立てては、逃げ、Sやtutorに触っては、逃げる
S: 戸を開ける、Hの後を追う、のぞき込む…を繰り返す
S:きゃああ。…逃げる
H: 追う
…逃げると追うの立場が最後に逆転

大道巡りで
H:もっと早くいちばん早く回って!ぼくぜ~んぜん目まわらない。
S: 息を切らして倒れている。
S:Hくん数えて。
H:いちにさんし………じゅういち!おまえだ!
S:ちがうちがう!
…繰り返す。
S:ざしきぼっこじゃないんだあ。
H:ぼくもざしきぼっこじゃないぞ。
…いったい誰がざしき童子なのかホントに分からない、それがこの場面

如来さまのお祭りで
H: 動き回っている
S: 床に寝る
H:おにぎりありますよー、飲みものありますよー…祭りの売店らしい
tutor(本家のおばあさん):お薬は売っていますかね。
H:はい、これです。
S:よくなったー
H:よしお祭り行くぞ!…ここから子どもになっているらしい
H:来たぞ!隠れろ!
S:もうここに座っていよう。
tutor:開けようか。
H: そろそろと開け
H:うわ~
S:フッフッフ
H:逃げろ逃げろ~
S:遊んで遊んで~クマとも遊んで~
H: クマを奪い取る
tutor:クマ盗っちゃったよ。ざしきちゃん可哀想。
S:わあん
…ざしきぼっこは泣きましたね。
…祭りは、本家のおばあさんが延ばすと言って、はしかになっている時は開催されていないのですが、
こどもたちの認識はちがうようです。8月の祭りには行けなくて、9月の祭りに行けたという。
こどもの立場からしたらそうなんでしょうね。
本家のおばあさんなどのおとなは、ここにはいないようです。

朗明寺の淵で
H:Sちゃん、あっちで寝て。
S:あたしが寝るの?いいよ。
H: 刀をとってくる、刀を振り回す
H:おーい、おーい
S: 起きて舟をこぐ
tutor:Hくん、鉛筆振り回すと危ない。
H: Sに鉛筆を片付けてもらい、それがなくても刀を持つ仕草ができた
tutor:そうそう、刀もってるねえ。しゃきっとしてるねえ。これから一人で行くんだね。
S:お前さんどこへいく、どこから来た
H:そこの笹田のうちに、ずいぶんながくいたけれど、
S:上手~
H:I've been a long long time back at the Sasadas'…喃語だけれども英語を言っている
H:もうあきたからほかへいくよ!
H:更木の斉藤へ行くよ、あっち!おねがいです連れて行って下さい!
…Hは舟から去り、Sは座る。
H:お手紙かかなきゃ。
tutor:なんて書いたの?
H:ぼくは更木の斉藤へ行きましたが刀で切ったりしていません、って。
…Hの指示で初めてすみれは渡し守になり、ざしきちゃんを一人でやったHは更木の斉藤で増々元気に動いておりました。
tutor:Sちゃん、初めて渡し守やったねえ。どんな感じ?
S:うん。なんか、微妙。
…そうだと思う、おとなじゃないのだもの。

~お話日記、ノート活動
S: はしかになって寝ている場面を描く「にょらいさんのまつりに行きたい」
H: 舟に乗って渡る場面をずっと描いていた
tutor:すみちゃん、Hくんがまだ描いているから、この吹き出しにね。
「にょらいさんの」のところの英語をききとって、かいてごらん。
S:カタカナでかいていいの?
tutor:はじめはカタカナでね。よく聞いて。繰り返してあげるから。(CDをかけ、繰り返す)
S:書けた~
tutor:書けたね。今度はこのテキストを見て、どこか自分で探して、英語で書いてごらん。
S:うん。見つけた~なんかこの頃、読めるんだ。
…Sはテキストから "I wanna go to the Nyorai Festival" を見つけて、つなげて書きました。
今の段階では、つなぎ書きをtutorは直さないことにしています。
S:I wanna go to the Nyorai Festival. おぼえた~
S:この頃なんとなく読めるようになった。なんかね、the に興味があるの。ほら、これもthe。これもthe。
tutor:いろんなところにあるねえ。物の名前の前に、theがついていることが多いのよ。
S:うん。

…Hの見開き2ページにわたる舟渡りの場面は物語が動いていて、
ざしきぼっこが読んでいる場面には"HALO"と書いてあり、続いて水が橋を越えてあふれ、渡し守が舟をあやつり、
次にざしきぼっこは舟を降りていました。
そこには"GO"と書かれていました。
tutor:このhalloは誰が書いたの?…クレヨンのHALOの下に鉛筆書きがあったので
H:ぼくハローまちがっちゃったんだよ…
tutor:HALOをHくんが書いて、halloをSちゃんが書いたのね。いいんだよ!Hくんすごいねえ。
…Hは、聞こえる英語の音を聞こえたまま書くことができます。間違いは指摘しない。
そして、舟を降りて更木の斉藤へ一人で行った、ざしきぼっこが "GO" なんですよ!これぞ生きていることばです。
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