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三陸鉄道、きょう全線再開 復興牽引、歓喜の被災地 岩手

2014年04月06日 | インターネットニュース
三陸鉄道、きょう全線再開 復興牽引、歓喜の被災地 岩手(産経新聞) - goo ニュース


三陸鉄道、きょう全線再開 復興牽引、歓喜の被災地 岩手

産経新聞2014年4月6日(日)08:06


 ■「よく3年でここまで」

 第三セクターの三陸鉄道(宮古市)が運営する南リアス線が全線復旧した5日、3年ぶりに業務を再開した釜石駅(釜石市)を中心に、南リアス線沿線は歓喜の声に沸いた。苦しい経営環境など、逆境は続くが、6日には北リアス線も全線再開する。ドラマ人気を追い風に観光客も増加傾向で、震災からたった5日で運行を再開させた三鉄は、復興の牽引(けんいん)車として被災地を勇気づけ続ける。(高木克聡)

                   ◇

 5日は、南リアス線で不通となっていた吉浜(よしはま)(大船渡市)-釜石間の15キロが復旧した。神奈川県座間市から来た会社員、内山直樹さん(42)は「よく3年でここまで復旧できた。海沿いを走る情緒のある路線。北リアス線に乗るのも楽しみです」と胸を躍らせた。6日には北リアス線の不通区間、田野畑(田野畑村)-小本(おもと)(岩泉町)が解消し、震災から3年余りで全面的に復旧する。

 ◆明るい兆しも

 三鉄は国鉄の不採算路線を第三セクターに移管した経緯もあり、設立当初から厳しい経営環境に立たされている。平成25年度も20年連続で赤字となる見通しで、26年度の事業計画でも赤字幅を圧縮するも赤字状態は続くとしている。

 ただ、三鉄が走る沿岸部には明るい兆しが見え始めている。昨年9月は、宮城、岩手、青森3県沿岸部約300キロが日本ジオパークに認定された。ジオパークは「大地の公園」と訳され、重要な地質などを保存し、生態や歴史文化を発信しようというエリア。三陸ジオパーク推進協議会の植野歩未特命課長(46)は「市町村を結びつけて、広域で観光客を呼び込んでいく」と前を向く。

 ◆「あまちゃん」効果

 NHK連続テレビ小説「あまちゃん」ブームは約33億円の経済波及効果をもたらした。試算した岩手銀行系のシンクタンク、岩手経済研究所・地域経済調査部の中野智部長(60)は「観光はリピーターを増やすことが必要。沿岸部には移動時間がかかることがデメリットになるが、逆手にとった宿泊コースをつくるなどの工夫をすべきだ」と指摘する。

 県の観光課も「地域に住んで、そこで働くという三鉄マンの姿は子供たちの将来にとってもよい手本となる。震災や防災を学ぶ震災学習列車も好評で、全線開通で観光資源として一層充実する」と全面支援の態勢をとる。

 三鉄開業の特集記事を載せた昭和59年3月の市報「広報かまいし」には、こう記されている。

 「私たちは、今後この鉄道を自分たちの鉄道として、創意と工夫を加えながら地域開発に生かすという新しい試みに挑戦することになるわけです」

 開業からちょうど30年。第二の全線開通を迎え、三鉄は、震災からの地域復興という挑戦に向かって、新しい一歩を踏み出した。




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