【第24回 チャンピオンズカップ】GⅠ 3歳上 1800ｍ 中京競馬場

【第24回　チャンピオンズカップ】GⅠ　3歳上　1800ｍ　中京競馬場
難しいね。いつものことだが。
どう考えるか？まず、「ＧⅠはＧⅠ馬を狙え」という格言（わたししか言っていない）からすると。
ＧⅠを勝っているのは、21年のこのレースを勝っている④テーオーケインズ（松山）6歳4人気6.5倍と、今年2月のフェブラリーＳを勝っている⑮レモンポップ（坂井）4歳2人気4.3倍の2頭である。
④テーオーケインズ（松山）は昨年のこのレースはジュンライトボルトの4着だった。少し衰えが見える感じ。
⑮レモンポップ（坂井）は公営のマイルChs南部杯を大差（2秒差）で勝っているのは凄い。左回りばかり使われており、中京も経験済みだ。

一方、5戦全勝みやこＳ（ＧⅢ）を勝った⑫セラフィックコール（デムーロ）3歳1人気4.2倍と人気を集めている。
全勝馬はどこまでも行きそうな気にさせる。この馬を買いたいと今朝まで考えていた。
しかし、どこかで敗れるという怖れもはらんでいる。
唯一左回りだった八王子特別はハナ差の際どい勝利だった。もし敗れるとしたら、初めて経験する中京競馬場の左回りかもしれない。

中京の大外は少々不利かもしれないが、必ずしも逃げなくてはならない馬ではない。⑮レモンポップ（坂井）を買う。

＜レース結果＞
1着　⑮レモンポップ　坂井瑠星　1.50.6秒
2着　⑦ウィルソンテソーロ　原優介　1 1/4馬身
3着　⑤ドゥラエレーデ　Ｂ・ムルザバエフ　クビ
4着　④テーオーケインズ　松山弘平　クビ
5着　②メイショウハリオ　浜中俊　2 1/2馬身
単勝　380円　複勝　210円　1,820円　890円

＜レース後記＞
スタート直前にレモンポップが1番人気4.0倍になっていた。2番人気のセラフィックコール4.1倍を逆転していたのだ。
オッズが下がるのはうれしくないが、乗り換えてこられたようで心強かった。
レースはレモンポップが果敢に先頭を取って快勝した。中京競馬場は先行馬有利だから、坂井瑠星は多少の無理も覚悟したのだろう。
テーオーケインズは4着。こんなものではないか。
セラフィックコールはやっぱりスタートが悪く最後方から、直線に入っても14、5番手。中京でこの位置から勝てる馬はいない。

今回めっけものだったのは、ＢＳ1競馬中継の解説をしていた松田國英元調教師である。
コメントが的確でとても良かった。パドックでセラフィックコールに対し、「－8ｋｇというのと、ゲートが心配だなというのがつながるのですけども、パドックを見ると小足踏んだり落ち着いたりを繰り返していて、まだまだ感情の起伏が激しいと思われるので、返し馬で十分に落ち着かせてゲートに臨んで欲しいなと思います」と語っていた。
そして返し馬でもデムーロ騎手が落ち着かせよう努力しているとしながらも、実際ゲートからどう出るか分からないと不安視していた。その上、中京競馬場では直線に入るところで10番手以内にいないと勝つのは厳しいとつけくわえていた。
結果もそうだが、すべておっしゃる通りだと思った。いつかこの件に関して書きたいと思っている。