この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

第82回オークス

2021-05-23 13:25:00 | 2021ちょっと競馬へ
【第82回オークス】GⅠ 3歳牝 2400m 東京競馬場

ソダシ(吉田)の桜花賞は強かった。前半1000m56.8秒の3番手を追走して最後の3ハロン33.8秒でまとめて勝利している。むしろ2着にきたサトノレイナスの方が展開的に恵まれていた。
やはり1番ゴールに近い馬だと言えるだろう。問題は2400mである。父クロフネはステイヤーとは思えなかった。2000mあたりが得意なマイラーというイメージだ。どの馬も初めての距離だからソダシだけのことではないと思うが、もし何かあるとすればこの点かな?

3着のファインルージュも4着のアカイトリノムスメもソダシと同じような位置にいた。この2頭もハイペースを追いかけ粘っている。有力馬の一角だろう。
桜花賞でクビ差まで攻め込んだサトノレイナスに乗っていたルメールが今回アカイトリノムスメに乗る。一度も乗ったこともない馬だ。一流ジョッキーはレースを一緒に走れば馬の良し悪しはわかると言うから、この馬で逆転が可能だと判断したのかもしれない。
確かに、父母とも3冠馬である。桜花賞は敗れたが、残り2冠は可能だと言われても反論はできない。

ファインルージュはルメールがサトノレイナスを選んで福永にお鉢が回ってきた馬だが、桜花賞を3着している。サトノレイナスは2着だったからルメールの選択は正しかったと言えるが、アカイトリノムスメとは互角以上ではないかと思う。
この馬を狙いたいなぁと最初に思ったが、ソダシ以上に来るとは思えないし、ソダシが消えてこの馬が1着にくるというシーンも見えない。

阪神JFで1番の末脚で3着にきたユーバーレーベン(デムーロ)。フラワーC(3着)もフローラS(3着)も本命にしたが、届かずの惜敗だった。
馬体重が減る一方だから消耗しているのかもしれないが、レースぶりにステイヤーの匂いがする。
ソダシは2冠を取れそうな気がするが、1.9倍(13時現在)にはなかなか手が出ない。
ユーバーレーベン(デムーロ)に一縷の望みを賭けてみよう。

<レース結果>
1着 ⑨ユーバーレーベン М・デムーロ 2.24.5秒
2着 ⑦アカイトリノムスメ C・ルメール 1馬身
3着 ⑧ハギノピリカ 藤懸貴志 ハナ
4着 ④タガノパッション 岩田康誠 1 1/4馬身
5着 ⑮アールドヴィーヴル 松山弘平 アタマ
8着 ⑪ソダシ 吉田隼人 (0.6秒差)
11着 ⑬ファインルージュ 福永祐一 (1.0秒差)

<レース後記>
ソダシは伸びなかった。「終始かかっていた」(鈴木康弘調教師)。直線でソダシの後ろにアカイトリノムスメ(ルメール)がつけていたが、ソダシが想像していたように伸びなかったので進路に困っていた。ようやく空いて追い出したが外をじりじり伸びるユーバーレーベンには届かなかった。スムーズに出たとしても逆転までは無理だったろう。1馬身差が縮まったくらいではないか。
ミルコは久しぶりのGⅠにとても喜んでいた。勝利者インタビューで「人生なかなか難しいですね。なかなかうまくいかないですし、いいことも悪いこともあって、人生なかなかわからないから、早く厄年が終わって欲しいですね」と42歳のミルコが言ったのには驚いた。

馬券はバッチリ快勝したが、何か寂しい想いに囚われていた。
いつのまにかソダシに感情移入していたのだろう。白毛のGⅠ馬は海外でもニュースになっていたらしい。
昔、白子(アルビノ)は海に流されたらしい。今でこそそんな差別はないし、ましてやサラブレッドの世界でそんなことはないだろう。勝手に不遇の絵を描いてしまっていた。かつてハイセイコーやオグリキャップが恵まれない環境から出世してきたような勝手なストーリーを作ってしまったように。
そう「同情するなら金をくれ!」だ。馬に惚れるなら馬券で返してくれということだ。(?)

テレビ中継でソダシの調教を流していた。芝での突っ張った走り方と違って力強かった。
ダートで名牝になれると思うが、秋華賞の2000mならこなせる可能性は残っている。それを使ってからの転進でもいいね。


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