キャンペーンやるなら全員検査じゃ！

政府の迷走ぶりは呆れるばかりだ。各局がたっぷり報道しているからあれこれ取り上げないが、いよいよ今日(22日)からGoToトラベルキャンペーンが始まる。
にもかかわらず説明会が前日の21日から26日にかけて全国7か所で行うという泥縄式のキャンペーン。
振り回される事業者や国民は本当にいい迷惑だと思う。

「ＧｏＴｏトラベルキャンペーン」の運営事務局に、ＪＴＢなどの大手旅行会社や日本旅行業協会など７者によるコンソーシアム「ツーリズム産業共同提案体」が決まった。
「ツーリズム産業共同提案体」とは、JATA、ANTA、日本観光振興協会、JTB、KNT-CTホールディングス、日本旅行、東武トップツアーズから構成され、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会、日本旅館協会、日本ホテル協会、全日本シティホテル連盟、リクルートライフスタイル、楽天、ヤフーが協力するという形のようだ。
終わった後にはきちんと運営費の決算をチェックして欲しいものだ。

この後もGoTo Eatとか続くそうだが、感染防止対策より優先することなのか疑問である。
まず、平気で出かけるものはいるだろうし、及び腰ながらも廃業するよりはと受け入れる事業者はあるだろう。
しかし、みんなが安心して旅行や飲食ができるようにするには、何度も言っているように徹底した検査と隔離である。政府のアホはいつまでたっても気づかない。
人が移動するたびに検査を実施するのだ。濃厚接触者や症状の出た人だけを追っていても駄目。受け入れる側にも検査を無料にして安全をアピールしなくては、命知らずだけしか来ない。キャンペーンも中途半端に終わってしまうだろう。

ドイツのバイエルン州やフランス、米ニューヨーク州は誰でも何度でも無料で検査が受けられるという。これが収束に向かう唯一の対策だ。ワクチンができるまではね。
未だに高齢者施設等や医療機関で全員検査してないようだが、すぐやるべきだし、学校や会社、デパートなどで感染者が出たら休校や閉鎖をするのではなく、この機会に徹底して全員検査を行うべきである。
無症状のキャリアーが問題と言うのは明らかになっている。キャンペーン参加者に検査費用もセットにするのだ。人が移動する機会のたびに検査だ。検査と隔離だ。もう一度政府に言う、国民全員何度も検査の覚悟を持て！　（聞いてないけどね）

東京都の感染者は6月19日の緊急事態宣言解除の13日後の7月2日から100人台に上がった。現在は200人超で推移している。国が何も対策をしなければ、8月3日あたりから全国に感染が広がっていくことだろう。
(23日追記:22日の感染者東京都238人、全国795人、もうすでに広がっている)