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この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

日本国憲法は平和主義のままでいいのか?

2022-05-03 13:36:55 | 意見がありますけど
今日、5月3日は憲法記念日である。憲法9条は平和主義を謳い、戦争の放棄、国際紛争の解決手段として武力による威嚇または武力の行使を永久に放棄するとしている。前文はとても格調高い。
先の大戦で沖縄は焦土と化し、広島・長崎に原爆が落とされ、つらい敗戦を嘗めた経験から、二度と戦争はすまいという決意の表明をした。

沖縄はその後米軍の統治下にあって、米軍基地に土地を強制収容されたことによる闘争。さらに民主権・自治権奪回への闘争が続いた。
当然、父や母の影響を受けてわたしも戦争反対。辺野古への米軍基地の建設も反対。政治姿勢は革新系で自衛隊も反対だった。
ところが、ロシアのウクライナへの侵略が起こってから、ちょっと考えが変わって来つつある。

世界は民主主義、自由主義が大勢かと思っていたら、Free(自由主義と解釈する)の国が89か国(2005年)から82か国(2020年)と減っていて、NotFree(専制主義と解釈)の国が45か国から54か国と増えているというのである。(第一生命経済研究所)
ロシアや中国など多民族で構成される国は民主主義という効率の悪い政治形態はまどろっこしいのであろう。強権的な政権で国民に有無を言わせないのが効率的なのかもしれない。

だからプーチンが失脚しても第二のプーチンが出てくるし、習近平が退いても似たような主席が現れてくるのである。
そして政治基盤を盤石にするためにも国威を揚げ、覇権主義は止まない。
ロシアは近隣諸国にちょっかいを出し、中国は東シナ海などへの進出は止まない。
北方領土近海をロシアの艦隊が堂々と航行するし、尖閣列島周辺に中国の巡洋艦が出没する。

戦争をすることは大いなる損であることは、今回のロシアの暴挙でよくわかる。
戦争はしないことに限るが、強権をちらつかせてくる相手に素手では対抗できない。
警官のように誰かが取り締まってくれるといいのだが、世界の警官たる国際連合に取り締まりは期待できない。
となると、抑止力としての武力を持たないと相手を牽制できないのではないかと思い始めたのだ。
核も使ってしまったらお終い。抜かずの宝刀なのだ。
軍備も使うためではない。相手に衝突したらあなたもただでは済まないよと警告を与え、自制を求めるためのものである。
そのためには軍隊を持ち、核を持つことも必要なのかなと考え始めているのである。
<これはつづく>

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