この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

アグネスタキオン、ジャングルポケット、クロフネ、そして・・・

2022-02-14 07:02:15 | たかが競馬、されど競馬
「タガノテイオーをご存知ですか?」のブログから抜き取って別稿にしました。多少加筆しております。

その年(2000年)のラジオ短波杯3歳S(現ラジオNIKKEI2歳S)は見ものだった。クロフネ(1番人気1.4倍)とアグネスタキオン(2番人気4.5倍)とジャングルポケット(3番人気4.8倍)の3強がぶつかったのである。わたしの記憶ではジャングルポケットが2番人気だったと覚えているが、おそらく締め切り間際、アグネスタキオンに逆転されたのだろう。クロフネは前走同コースのエリカ賞で2.01.2秒のレコードを出していたからダントツ人気に支持されていた。わたしはずっとジャングルポケットを狙っていたので、クロフネ何するものぞと思っていた。一方アグネスタキオンは前走、新馬戦を2.04.3秒の並みのタイムで勝って2戦目だったから、人気が先行していると考えていた。

レースはクロフネが4、5番手を進み、ジャングルポケットはマークするようにその直後。アグネスタキオンは2頭をマークするかのように中団を進む。直線でジャングルポケットがクロフネを捉えたその外から、なんとアグネスタキオンが並ぶまもなく強烈な脚で突き抜けていったのである。その強さには呆れてしまった。
勝ちタイム2.00.8秒、当然レコード。しかもアグネスタキオンの上がり3ハロンは34.1秒だった。勝たれたあとに良く見たら、新馬戦のタイムこそ平凡だったが上がり3ハロンが33.8秒の豪脚を見せていたのである。2000mでしかも阪神コースでこの上がりは凄い。
今でこそ直線を長くした新潟や府中コースでは33秒台が出ることはざらにあるが、当時しかも2歳馬初戦ではまずなかったと思う。その後弥生賞、皐月賞と勝ち進んでいく彼にわたしは逆らわなかった。皐月賞圧勝のあと故障し引退したのは惜しまれたが、彼の引退がなければジャングルポケットはダービーを勝たせてもらえなかっただろう。

アグネスタキオン4戦4勝で無念の故障引退。
ジャングルポケットはダービーを勝ち、菊花賞はマンハッタンカフェの4着に敗れたが、次走ジャパンカップを3歳の時に制している。府中の2400mが得意としていたのだろう
クロフネはダービーを5着に敗れ、神戸新聞杯3着を見てダートに転進。武蔵野S、ジャパンカップダートを連勝して引退している。マンハッタンカフェを含めてレベルの高い世代だったと思う。

ところで昨日13日の共同通信杯でダノンベルーガが快勝している。新馬戦2000m2.01.3秒。上り3ハロン33.1秒で勝っていた。いくら府中とは言え新馬初戦で33.1秒というのは凄い。しかし、3カ月の休養明けだったのでわたしはジオグリフを狙った。札幌2歳Sを直線持ったままで4馬身差の楽勝をしており朝日杯でも狙った。ところが休み明けだったせいか後方からの伸び脚は並ではなかったが5着に敗れている。差し切っていれば超A級の評価が与えられたが、少なくともA級の能力はあるだろうと見ていたのだ。
ところがダノンベルーガはそのジオグリフをいとも容易く差し切ってしまった。
ひょっとしたらアグネスタキオンの再来かもしれない。

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