脳内メモ ver.G

書きたい事、書かせてください。最下層です。

姥捨て山

2007-04-01 17:32:01 | 脳内童話
昔々、おじいさんとおばあさんがいました。
今日もおじいさんが姥捨て山におばあさんを捨てに行こうとしています。

おばあさん「おやおや、今日もかい。勘弁してくれないかねぇ。」
おじいさん「すまんねぇ、うちはギリギリなんじゃよ。」

このやり取りも日常茶飯事。
おばあさんはいつもの事だろうと、おじいさんと一緒に姥捨て山に向かいました。


おじいさんは愛用のPASMO、おばあさんは愛用のSuicaを使い、乗り換え2回で姥捨て山に着きました。
スタバはありません。


おじいさんは事務手続きを済ませ、おばあさんを所定の位置にセットし、PASMOで帰りました。

3時間後…、
いつもならとっくにおじいさんがおばあさんを迎えに来てくれる時間ですが、おじいさんが来る気配はありません。
今回は本当なんじゃないか?とおばあさんは少々不安です。
あと2時間以内に迎えに来てくれないと、契約完了となり姥捨て山から帰れなくなるのです。

ゴゴゴゴゴ…。

その時、上空から何かが近づいてくる音がしました。その音は段々大きくなります。
おばあさんの目の前まで来た瞬間、おばあさんはそれを手刀で真っ二つにしました。

おばあさん「アチチ、ちょっと火傷しちまったよ。うん?なんだい、これは。」

おばあさんが真っ二つした物は、小さな乗り物のようでした。
目を凝らして見ると、小さな人がせわしなく動いています。
おばあさんが見ている事に気付いた小さな人は、怒りの高音を出してきました。

おばあさん「うるさいよ!」

おばあさんは小さな人に怒鳴りました。
小さな人たちはさらに怒り、何かのボタンを押しました。
すると地中からカジキマグロの頭がモグラ叩きのように出現しました。

ひたすら地中から出たり入ったりするカジキマグロ。1,2分その様子を呆然と見ていたおばあさん。
その時、姥捨て山事務所辺りから、何かを叩く音がしてきました。
東スポでひたすらカジキマグロを叩くおじいさんでした。

おじいさん「大丈夫かぁ、ばあさん!」

2度ぐらい1UPの音がしたぐらいで、カジキマグロを全て叩き終えました。
小さな人たちは困りの低音を出しています。

おじいさん「うるさいよ!」

おじいさんは怒鳴りながら、小さな人を東スポで叩きました。
小さな人は静かに動かなくなりました。


帰り道。事務手続きをして、乗り換え2回で家に帰りました。
めでたしめでたし。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (のっち)
2007-04-01 20:28:44
久々の脳内童話じゃね?

さては、暇か?

また、お願いします。
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Unknown (K.z)
2007-04-06 02:48:51
暇じゃないけど、書きたいって思ってしまった…。
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