学長のひやかし

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東武本線6/6ダイヤ改正を読む ~東武日光線方面~

2009年06月04日 | news
昨日発売された時刻表を読みながら、先日の立ち読み情報を詳しく詰めてみる。


(1)2201列車の分断

浅草発の初電である区間急行東武日光行きが新栃木で分断。(実際は栃木で乗り換えできる)これにより新栃木までは快速型電車4両から通勤型電車6両に変わる。乗り換えの手間ができる分以外は現行ダイヤとさほど変わらない。

浅草5:00栃木6:35
            ↓乗り換え
            6:37  東武日光7:37

なお、下今市で鬼怒川、会津方面の乗り換えが7:26~7:27の1分乗り換えから、7:28~7:30の2分になった。この乗り換え階段を渡っての乗り換えなので1分伸びた程度で改善といえるかどうか。

(2)917列車(新設)

 最終の快速の後に設定される新栃木発普通東武日光行き(新栃木10:35~東武日光11:32)。

 平日、都心方面からの乗り継ぎを見てみよう。

  長津田7:36南栗橋9:52
                ↓乗り換え
               9:53新栃木10:35
                        ↓<乗り換え>
                        10:35東武日光11:32

 乗り換え時間が南栗橋1分、新栃木で1分以下となっている。同一ホーム乗り換えで接続もとるであろうが、半蔵門線からの電車が朝のラッシュで遅延することが見込まれ遅れを引きずりそうな予感がする。ただし、板倉東洋大で快速の最終に乗り継ぐことができるようなので都心部分から乗り継ぐ客はほとんどいないか。この電車、下り電車では久しぶり、東武金崎での通過待ち合わせがある模様。

(3)35列車

 浅草7:10の快速(浅草7:10~東武日光9:20、会津田島10:41)。JR特急が単独でダイヤ改正を行ったため、改正前に新大平下で通過待ちをしていた名残(通過列車なしの時間調整)がそのままであったが、この改正でカットされた。また現行ダイヤでは下今市で切り離した後日光行きの編成が逃げ切っていたが、改正よりけごん1号を先に通すようになる。これは鬼怒川、会津方面の編成がけごん1号から接続を受けるためで、日光行き編成が後ろ寄りになった影響であろう。

(4)917列車

快速と区間快速の間にある6両編成の普通電車。(新栃木11:38~東武日光12:43,会津高原尾瀬口14:07)結局のところ平日の乗り継ぎはほとんど改善されていない。

<平日>

長津田8:24南栗橋10:55
              ↓<乗り換え>   
             10:56新栃木11:33
                       ↓
                      11:38     

 南栗橋での1分乗り換えは改善されず。栃木、東武金崎での時間調整が新栃木の乗り換えに廻り多少の余裕。また新鹿沼ではスペーシアきぬがわ3号のほかにきりふり275号(土休日を中心とする季節運転)を待ち合わせるようになり運行時間に余裕ができる。

(5)70列車廃止、新栃木分断

 現行ダイヤでの浅草方面最終の区間快速(会津田島17:28、東武日光18:55~浅草21:25)が新栃木止まりになり、新栃木から区間急行(通勤型車両)に乗り換えとなる。春日部までは現行ダイヤと変わらず、北千住、浅草へは到達が遅くなる。

新ダイヤ
会津田島17:16新栃木19:47
東武日光18:48     ↓<乗り換え>
               19:52北千住21:21,浅草21:41
       
乗り換えの手間ができるが、春日部~西新井の急行停車駅においてはいままでより5分程度早く到達できる。(土休日ダイヤは南栗橋で半蔵門線直通電車に再度乗り換えとなる。)

(6)AIZU尾瀬エクスプレス上りダイヤ変更

 約1時間程度早まる。下りについてはそのまま。

 <現行>会津若松16:03鬼怒川温泉18:21

<改正後>会津若松15:00鬼怒川温泉17:12
 *鬼怒川温泉でスペーシアに接続

(7)61列車鬼怒川温泉停車削減

 浅草14:50の区間快速の鬼怒川方面の編成が、鬼怒川温泉でスペーシアの到着接続待ちのため21分の長時間停車を行っていたものが、接続をとらずに発車するようになり1分停車になる。

 <現行>鬼怒川温泉17:39-18:00
           ↓
 <改正>鬼怒川温泉17:39-17:40

(8)2228列車の廃止、新栃木分断

 (1)と同じ新栃木以北唯一の区間急行である(東武日光19:52、会津田島18:08浅草22:41)が新栃木止まりに。(5)と同じパターンで新栃木で乗り換えとなる。乗り換えになる以外は基本的に現行ダイヤと変わらず、南栗橋での長時間停車中に始発の半蔵門線直通電車を先に通すのもそのまま。

<新ダイヤ>
会津田島18:08新栃木20:48
               ↓
               20:49南栗橋21:27北千住2224、浅草2241                           
                         21:28南栗橋始発の急行中央林間行きが先に発車北千住22:18…

(9)浅草行き快速が下今市から6両編成に

 現行ダイヤでは新栃木で2両を増結している朝2本ある快速電車が、いずれも下今市で鬼怒川線からくる電車を増結し下今市~浅草で6両編成で運転される。ただし、連結作業のため下今市~東武日光では発車時間が早くなっているのが難点。これに関連し鬼怒川、会津方面電車と日光方面電車の順序が入れ替わる関係で日光行き電車の到着時間が伸びているものが多い。


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