風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽書き雑記「側溝の蓋からランタナの花」

歩道沿いのコンクリート側溝の金属蓋の上に、こんもりとランタナ(和名・シチヘンゲ)が咲いています。名古屋・天白区内で見かけた光景。他の側溝でも、いろんな草花が伸びているのを目にしたことがありますが、これほど見事なのは初めてです。「なぜ、こんなところに」。しばらく足が止まりました。

側溝のほとんどはコンクリート蓋で覆われていますが、路面の雨水が流れ込んだり、メンテナンスなどのため一部は取り外しが簡単な金属製の蓋になっています。
考えられるのは、流れてきた種子がこの下で止まって発芽し、開花するまでになったということです。

溝の底には少ないながらも土があり、ひと雨あれば水の心配もありません。それにこの金属製の蓋は格子状になっており、日も差し込みます。

でも、ここはバス停にも近い地域の主要道路。特に朝夕は通勤・通学などの人通りが多く、側溝の上を歩く人も少なくありません。それに緩やかな坂。雨の日の側溝の流れは早く、流れてきた種子が留まるのは容易でなさそうです。

「なぜ?」は、はっきりしませんが、確かなことは蓋の下から伸びる姿に気づいた人は結構いるはず。しかし、「踏んでは可哀想」と避けて通った人々の思いが、これだけの花を咲かせたと言えるでしょう。


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