「獣医さんとその仲間達の猫のアート展」。こんな催しのタイトルが目にとまり、名古屋市民ギャラリーを覗いてきました。
日本ペットフード協会の調査によれば、いまや国内の猫の飼育数は、数年前まで圧倒的多数だった犬を逆転する勢い。展覧会場でも、愛猫家たちが目を細めて見入っていました。
グループは獣医3人と、客である猫が大好きな7人の計10人。
猫をモチーフに油彩や陶芸、ちぎり絵、写真、アクリル画、書など、思い思いの表現で制作、2003年から1~2年おきに数点ずつ出し合って展覧会を開いており、今年9回目です。
油彩画で80号の大作(掲載写真の1番上)を出している大岩和子さん。
「現在は4匹ですが、一時は12匹飼っていたことも。いずれも、捨てられていたり、事故にあった猫たちです。思いもつかない格好、じっと見つめる目や様子などを見ると描きたくなります」
10年前からは猫絵を二科展に出品、入選を繰り返しているそうです。