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風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「紅白のハナミズキ=名古屋市農業センター」」

2021-04-13 07:27:55 | 催し

名古屋市農業センターにも、紅白のハナミズキが咲いています。宿根草園の中央に白色、そこから北門へ向かう途中に紅色。一本ずつですが、背も高くて存在感があります。

ハナミズキはアメリカの代表花。ネットのウイキペディアなどによると、日本では1912年、東京市がワシントンDCにサクラを贈ったのに対して、3年後に返礼として60本が届き、日比谷公園などに植栽されたのが始まり、とされています。
第2次大戦中にほとんどが伐採されましたが、奇跡的に残っていた株から蘇り、名古屋市の昭和区や千種区など市や区の木・花になり、各地で愛される樹木になっています。

 

 


(楽書き雑記「庭を彩る青紫の花3つ」

2021-04-09 07:11:52 | 催し


今、自宅庭では3種類の青紫色の花が、春を謳歌しています。
ツルニチニチソウ、ムスカリ、レースラベンダーです。

寒暖に強く、樹木や塀の陰地でも平気のツルニチニチソウ。毎年刈り込んでも、いつの間にか伸びています。派手さはありませんが、我が家の庭ではこの時期の主役です。

ムスカリも同様に丈夫です。数年前は10本前後だったのに年ごとに増え、数えると50本以上になっていました。鉢植えのレースラベンダーも、次々に花穂を伸ばしています。

 

 


楽書き雑記「忽然と現れた巨木」

2021-03-01 07:19:33 | 催し

 

驚きました。竹藪を行く散歩コースに、見たことのない巨木が出現したのです。
場所は、名古屋市農業センターの北門近く。センターを囲むように幅3㍍ほどの散歩道に添って、背の高い竹藪がうっそうと茂っていますが、一部が伐採された跡に、写真のような大きな樹木があったのです。

樹木の名前は分かりませんが、常緑樹でしょう。幹回りの太いところは3~4㍍、樹高は30㍍ほどありそうです。

この地に住んで30年以上、この道を何度通ったことか。足もとの小さな草花やタケノコを見ながらも、その奥にこんな巨木があったとは。通りがかった地元の住民も、口々に「へえ~、気づかなかったなあ」。

この竹藪の所有形態や、なぜ伐採したのかは知りまsん。ただ、農業センターの周りには、うっそうとした竹藪はまだあります。その中には、このような巨木が育っているのでしょうか。

 

 

 

 


楽描き水彩画「熱田神宮の大楠を、もう一度」

2021-02-10 07:25:00 | 催し

年初めに掲載した名古屋・熱田神宮の参道沿いにある、大きなクスノキの裏側も描いてみました。

表側には根元の巨根が大きく盛り上がっていましたが、裏側にそれはありません。しかし表側と同様、樹齢1000年以上の苔むした木肌は見事です。10号です。

 

 


楽書き雑記「北米原産のルドベキアマキシマとリアトリスが魅力=名古屋市農業センター」

2020-07-09 06:01:26 | 催し



 

久しぶりに名古屋市農業センターへ出かけると、宿根草園では花期を過ぎても咲き続ける花に、真夏が花期の花が加わって彩りも一層豊かになっていました。

真っすぐ高さ2㍍ほどに伸びる茎のてっぺんに、反り返った黄色い花弁、中央から立つタワーのような花芯を載せているのは、ルドベキアマキシマ。北米が原産といい、白粉をまぶしたような青みがかった葉や茎も魅力です。

ルドベキアマキシマに負けまいと長い茎を伸ばし、赤紫の太く長い穂のような花を咲かせているのはリアトリス。こちらも北米原産で多数の筒状の花が塊のようにびっしり咲いた様子は見ものです。

青い釣り鐘型のカンパニュラや、青と白のキキョウも花数を増やしていました。

ルドベキアマキシマ

 

 

リトアリス

 

キキョウ

 

カンパニュラ

 

ダイヤーズカモミール

 

 


楽書き雑記「名古屋・鶴舞公園のバラ園も見ごろに」

2020-05-17 13:52:05 | 催し


17日午前、名古屋・鶴舞公園のバラ園を見てきました。
愛知県が新型コロナの緊急事態宣言から解除されて初めての日曜日。好天に恵まれ、マスク姿の市民がちょうど見ごろ期を迎えたバラを満足そうに見入り、カメラに収めていました。

園内のバラは約120種1,400本。
色とりどり、大小さまざまなバラが花壇を埋めて華やかに。アーチやポールで仕立ての蔓バラも初夏の日差しを楽しんでいるようでした。

 

 


楽書き雑記「脇役の福寿草が満開=しだれ梅まつりの名古屋市農業センター」

2020-03-03 06:46:39 | 催し


しだれ梅まつりが開かれている名古屋市農業センターで、福寿草が満開、オオカンザクラも咲き始めました。
しだれ梅が主役とすれば、福寿草たちはいわば脇役。主役が「散り始め」を迎えた一方で、存在感を増しています。

福寿草園は6~7㍍の楕円形。
花が終ったあと腐葉土などを敷いて畑をつくり、この時期に照準を合わせて栽培、黄金色の花弁が春の日差しに輝いています。

福寿草園は裏山的な場所にあり、立ち寄らずに帰る人がほとんどでした。しかし、しだれ梅園の通りに福寿草園への案内板を出すなどして着実に訪れる人が増えているようです。
福寿草園に向かう坂道では1本のオオカンザクラが開花。もう1本のシナミザクラも蕾を大きく膨らませています。

 

 


楽書き雑記「名古屋の土木・産業遺産『堀川運河』を知る企画展」

2020-02-06 06:26:53 | 催し

名古屋城の築城と同時期に、名古屋の都心を貫く堀川運河が開設されて410年。
この土木・産業遺産を新しい街づくりの核にしよう、と取り組んでいる地元や大学、経済団体、行政組織らで構成する「堀川まちづくりの会」の企画展が、名古屋市民ギャラリー栄で開かれています。9日まで。

会場には物流の主役だった時代や、もう1本の運河である中川運河と直結するために造られた松重閘門の建設、運河の拡張・補強工事の歩み、地域住民の交通・交流の場でもあった橋などの資料を展示。
運河沿いのさまざまな風景、木曽で切り出された材木を山積みした貯木場、運河に浮かぶ筏に乗った筏師たちが手際よく働く様子・・・。これらの貴重な写真、地元画家・藤弘幸氏(一水会)の50号と100号の油彩画も並んでいます。

 

 


楽書き雑記「アートに出会う『金津創作の森』を散策」

2019-12-12 06:24:30 | 催し

 

前回掲載した「FUKUIサムホール美術展」が催されている福井県あわら市の「金津創作の森」を訪れたのは、今回が初めて。展覧会を見た後、東京ドーム4個分という約20万㎡の森の中を散策してきました。

絵地図を手に森へ入ります。
高く伸びた起伏のある杉林の散策路を進むと、石を積み上げたピラミッド状の小山に出会いました。現代アートの作品です。

一部の杉の幹に掛けられた黄色い巣箱が見えます。これもアートです。
絵地図によると、こうした現代アート作品が大小16もあり、足を進める先々に点在しています。

一本の杉を囲むように上へ伸びる木組み、彩られた小屋、何本もの木で造られた小さな橋やスロープ、長く伸びる崩れた土塀・・・・。

アート作品の前には案内プレートがあるとはいえ、森に溶け込んでいるので作品なのかそうでないのか区別が付かない個所もありますが、それがワクワク感を誘います。

小さな建物も何軒か。陶芸、染め、竹工芸、ガラス工芸、作曲家らが住まいとアトリエを構えて創作活動をしているのだそうです。
やや大きめの建物はガラス工房や、さまざまな創作体験を楽しめる工房のようです。

リピートしてみたい森の中でした。できれば暖かい季節に。


 

 

 


楽描き水彩画「第63回日本水彩名古屋支部展=の愛知県美術館ギャラリーで開催中」)

2019-11-20 06:30:44 | 催し

 

第63回日本水彩名古屋支部展が、名古屋・栄の愛知県美術館ギャラリー8階J室で開催されています。24日(日)まで。

風景、静物、人物など20号大の作品がJ室全体を使って展示されています。入場無料。




楽書き雑記「愛知県立旭丘高校10期生の傘寿展」

2019-11-13 06:39:41 | 催し

 

名古屋市にある愛知県立旭丘高校を昭和33年(1958年)に卒業した10期生たちが80歳になったのを記念して、名古屋市民ギャラリー栄で作品展を開いています。

題して「傘寿の現在(いま)」。老いに負けず作ったり、描いたりしている「80歳の元気」を持ち寄っています。17日(日)まで。

会場いっぱいに並ぶのは、まさに「思い思いの品」。

写真、書、水彩画、水墨画、七宝焼き、絞りの布、衣服、草木染、テーブルクロス、こうもり傘・・・。大好きなゴルフのクラブの飛距離をテーマにした「研究」も。さすが旧制愛知1中の流れをくみ「名門中の名門」と言われる学校らしく、傘寿の今も多士済々です。

会場に詰め掛けた同期生たちは、作品鑑賞はともかく「互いの元気」を確認しあう談笑に包まれていました。





楽描き水彩画「名古屋東山動物園のトラのカップル『ダマイ』と『クンデ」です」

2019-10-14 06:33:43 | 催し

メスのダマイ

オスのクンデ


名古屋・東山動物園のスマトラトラのカップルです。
メスの「ダマイ」とオスの「クンデ」。東山動物園で単身生活を送っていたダマイ(5歳)に、クンデが仙台市の八木山動物園からやってきて今月で1年になります。

スマトラトラは絶滅危惧種。繁殖の期待を込めた婿入りです。
その命題についての状況は分かりませんが、庭にいるダマイを園舎の窓から見つめるクンデの様子や、クンデが寝ている園舎の壁に体をこすりつけるようにして横になっているダマイの仕草を見ていると、結構いい感じです。

ただ、クンデは14歳。スマトラトラの寿命は野生では約15年、動物園の飼育下でも約20年といわれ、若くはありません。先日、動物園に出かけたら「クンデの体の調子が良くない」との話を耳にしました。もう回復したでしょうか。
朗報が待ち遠しいですね。




(楽描き水彩画「風景水彩画のグループ展『風の遊子展』が始まりました」)

2019-06-04 06:33:46 | 催し

 

グループ展「第12回風の游子(ゆうし)水彩画展」が4日、名古屋市民ギャラリー栄で開幕。前日の3日には作品を展示室へ運び込み、毎回手助けをお願いしている若いスタッフたちが手早く、見栄え良く展示してくれました。展覧会は9日(日)までです。

メンバーは朝日カルチャー名古屋の風景水彩画教室で学ぶ生徒の中の6人。男性ばかりで、メンバーの平均年齢もいつの間にか77歳になりましたが、創作への意欲は十分。公募展などで入選した作品も含めて45点を展示しています。

会期中の天気予報によると、お日さまマークに交じって雲や傘マークも。梅雨入り前特有の天気が続くようですが、大崩れはなさそうです。



楽描き水彩画「開発前の面影を水面に映す倉庫」

2019-03-19 07:34:30 | 催し


名古屋駅に近い名古屋・笹島地区。古くから中川運河の船溜まりや旧国鉄の貨物駅などのある物流基地でしたが、輸送手段の変化の中で都心最大の取り残された地区でした。

しかし、この10年余の間に官民一体で進められた「ささしまライブ24」開発計画によって一変。ささしまライブ駅を皮切りに大学、テレビ局、ホテル、巨大な複合ビルなどが建ち並ぶ街になりました。
往時の面影が残るのはこの倉庫ぐらいでしょう。

倉庫屋上の上には高速道路が走り、かつては船溜まりだった水面にベージュ色の倉庫が写ります。絵は10号です。




(楽書き雑記「母子で絵画と写真のコラボ展=名古屋市民ギャラリー栄」

2019-02-26 15:57:54 | 催し

 

 

地域の祭りや踊り、神社仏閣などをスケッチした母の絵画と、モンゴルの放牧民らの生活をカメラに収めた息子の写真のコラボ・・・。どちらもサイズは大きくありませんが、作品からは現場に身を置いて描き、撮った眼差しの優しさ、楽しさと温もりを感じます。

旅を語る「出会い」のスケッチ・写真展と題する母子展。名古屋市民ギャラリー栄で33日(日)まで開いています。

名古屋近郊の日進市に住む川田きし江さん(76)と川田敏章さん(45)。
きし江さんは愛知学芸大(現・愛知教育大)を出た後、中学校の美術教師を勤めていましたが、放送作家の生駒忠一郎(本名・川田正)さんと結婚。子育てのため教師は退職したものの、絵を止めることはなく、正さんと世界の少数民族をテーマに旅をしたスケッチ取材などを続けています。

画文集「地球スケッチ紀行」の出版や展覧会、さらにメールマガジン(メルマガ)で作品を発表。今回の母子展ではメールマガジンに出した「日本歴史散策」の原画18点を展示しています。

きし江さんの展示コーナーで驚いたのは、全ての作品に400字詰め原稿用紙2枚に描いた踊りや祭り、風景について歴史やいわれ、住民の生活や文化などを書いて添付されていること。

作品に添付されたコメントは院展などでも目にしたことがありますが、同じ風景を描くにしてもこのような調べや学習が大切なことを改めて教えられた思いでした。

長男の敏章さんもこうした両親の影響を受けて民族学を研究。公務員を勤める傍ら時間ができるとモンゴルに飛び、遊牧民の暮らしや文化を取材しており、今回の展覧会には写真13点を出品しています。7