ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、北山丸太には色々な種類があります。
板や構造材としての杉ではない「北山丸太」を、素材の一つとしてご紹介します。
以下は市場に並んだ北山丸太です。
まずは、代表的な「北山磨丸太」
きめ細やかな光沢のある木肌が特徴で、通常は3mですが、こちらは4mあります。
つるつるで真っ直ぐ・・ですね!
次は「北山人造絞り丸太」
箸状のあて木を幹の荒皮の上から針金で巻きつけて、2、3年の成長を利用して波状模様を出します。巻く職人によってあて木を並べるデザインがそれぞれ違います。
次は「北山天然出絞丸太」
名前の通り、自然に絞り模様が出ている北山杉の品種です。
そして次も「北山天然出絞丸太」ですが、上の写真とは同じ品名ですが絞りの出方が随分違います。
これは品種の違いで、こちらはずいぶん絞模様が派手に出ている品種です。
次は「北山人造変絞」です。
字の通り、人工的に変わった絞り模様を付けたものです。絞り模様を付けるといっても簡単に付くものではなく、この写真の模様をつけるのに5年程の期間、あて木を巻き付けて成長させ、その後あて木を取り除き2年ほどさらに成長させて柔らかい模様に仕上げます。
どうですか?北山丸太。奥が深くないですか?拙い写真からも、北山丸太の緻密で艶やかな感じを見ていただけると思います。
全て植林後三十年程かけて作られた手作業、手作りの一品です。しかも人の手だけでなく、気候や山の日当たり、山の土の性質などの条件が整って初めて製品になる世界一人手のかかった杉です。
こんな北山丸太、素材としての可能性を秘めていると思いませんか?同じものは御座いませんので「出会い」が大切です。
お探しの北山丸太が御座いましたら、是非ともご相談下さいね。
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