「京都・北山丸太」 北山杉の里だより

京都北山丸太生産協同組合のスタッフブログです

笑顔を咲かせよう 杉板の表札

2012年09月03日 | 日記

まだまだ残暑が厳しい毎日ですが、まもなく8月が終わろうとしています。

皆さんはどんな夏をお過ごしになったでしょうか?真っ黒に日焼けした子ども達が学校へと出掛けて行く姿を見送りながら、少しホッするお母さんもいらっしゃるのでは?

そんな小中学校とは違って大学は夏季休暇が長く、クラブの合宿や短期ホームステイなど様々な過ごし方をしている学生さんも多いことでしょう。

ここ京都にもたくさんの大学がありますが、赤いRのロゴマークと言えば・・・立命館大学。

学校法人 立命館大学は、東日本大震災発生後、災害復興支援室を設置し、学内外の情報をとりまとめ諸機関とも連携し、総合的・継続的に支援活動を行ってきました。

そしてこの夏も、8月3日~9月25日の夏季休暇にあわせて150名以上の学生・教職員が岩手県大船渡市、釜石市、遠野市、宮古市で復興支援ボランティアを実施しています。

地震・津波被害にあった東北の各地では、がれき撤去などの災害ボランティアニーズが減少する一方、被災された方々が平穏な生活を取り戻すための支援が引き続き必要とされており、ボランティアに参加する学生は、地元のお祭りの運営サポートや子どもたちの学習支援、農業支援、仮設住宅での生活支援、仮設集会所の建設など、心理面・教育面・コミュニケーション面でのサポートを中心に活動を行う、と立命館大学のプレスセンターは発表しています。

 

この活動を通じて、京都の木が少しだけ支援の絆を繋ぐことが出来ました。

 

【資料画像】 三王岩(陸中海岸国立公園)

 

【資料画像】本州最東端、魹ケ崎(とどがさき)灯台 

 

それは1本の電話から。「岩手県宮古市で仮設住宅の表札づくりをするのですが、材料を提供していただけませんでしょうか。」

立命館大学 R7-笑顔を咲かせよう Rits×MIYAKO応援プロジェクト-。

三陸海岸に面し、本州最東端の地である魹ケ崎を擁する美しい町・宮古市。東日本大震災で田老地区を始め沿岸の集落では、壊滅的な被害を受けました。今なお、たくさんの方々が仮設住宅で生活しています。

現在、仮設住宅には表札がないため、表札づくりを通して互いの名前を知ってもらい、ご近所の交流があまりないところでは、地域コミュニティの活性化を図る。老若男女、学生も共に楽しい時間を過ごし、思い出に残る表札を手作りする、というのが企画意図です。

 この要望を受けて、京都市内産木材 「みやこ杣木(そまぎ)」 の生産事業体である京北森林組合、板五製材(有)から、すぐに表札として使えるように製材した60枚以上の杉板を提供させて頂きました。

 

 

まずは名前のアルファベットやひらがな、漢字を手書きしたりプリントアウトした紙をくりぬきます。画数の多い漢字は難しそうですね!

そしてくりぬいた紙を表札となる杉板に貼り付けて、絵の具やペンキで色をのせます。

紙をペロ~ンと剥がせば、立派な表札の出来上がり!

 

 

先日、立命館大学からお礼のメールを頂戴しました。

20日間の活動を終えて学生さん達が戻ったこと、表札づくりの様子など、これらの写真を添付して伝えて下さいました。

ワイワイ、声が聞こえてきそう。ご満悦そうな方もいらっしゃいますね~^^ 皆さん、仕上げに余念がありません。

 

 

期間中は宮古市内で行われたイベントのお手伝いや子ども達への学習支援活動、仮設住宅での傾聴活動、自分たちで考えた企画を仮設住宅の談話室や集会所で行ったそうです。

実際に被災地で暮らす方々と触れ合うことで、メディアだけでは知りえなかった多くの事を感じ、今後も支援を続けて行きたいという多くの声が上がっているとのこと。

痛みを分かち合うことは出来なくても、こうして痛みに寄り添う復興支援ボランティアの活動は、ひと時のやすらぎを生み出し、心の拠りどころとなったのではないでしょうか。

 

 

 

完成した表札たち。木目を横に使うのもイイですね。カラフルなのもあって、個性的。オンリーワンの表札です。 

この企画には、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の方々が参加、自分の表札が出来上がった後は、みんなのと比べてみたり、とても楽しそうな雰囲気だったようです。見事に咲いた笑顔の花。

参加者の中には、「新築したら付けたい。」「一生の宝物にします。」と言われる方もいて、皆さんに楽しんで、喜んでいただけたとても良い企画になったということでした。

 

 

京の「都」と同訓異字の「宮古」を天皇から賜ったとする、和泉式部や源義経に関連する伝説もあると言う宮古市。

親しみを感じるのはそのせいかも知れません。表札を作りながら、木の温もりを感じていただけたら・・・それは京都から「頑張ってくださいね。」の気持ちです。

 

何も失くすことなく、アルバムに思い出を重ねて行くことを疑わなかった日々。記憶のページは捲る事ができるのでしょうか。

だからこそ、私たちは毎日を大事に生きなければならないと思い知らされます。

祈るだけじゃない、どこかで繋がりを持つことで一人ひとりが出来ることがきっとある筈、それが復興への道。

復興支援ボランティアの皆さま、お疲れさまでした! 今後も若いパワーとエネルギーで、たくさんの笑顔の花が咲きますように。

 

立命館 災害復興支援の取り組みについて詳しくはこちら http://www.ritsumei.ac.jp/rs/20110311/

立命館 災害復興支援室 Facebookページはこちら http://www.facebook.com/fukkoR

  


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