「京都・北山丸太」 北山杉の里だより

京都北山丸太生産協同組合のスタッフブログです

立命館小学校校外学習2024

2024年10月11日 | 北山杉体験・研修

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

今年も立命館小学校3年生が校外学習にお越し頂きました。

立命館小学校 過去のブログはこちら

今年もたくさんの子供たちが来てくれました

まずは座学です。

ノート派の子、タブレット派の子 色々です。

引率の先生に伺ったところ、1学年を4つの希望コースに分けたため、

クラス単位とは違い、いつもとは雰囲気がまた異なるとの事でした。

引率の先生のアシストも素晴らしく、講師の舌も滑らかになり、時間も押し気味に

倉庫内見学では実際の製品を見てもらいました。

 

次は枝打ち作業見学です。

雨上がりでいつもの長い木に登るのは危険なので、台杉の枝打ちをさせてもらいました。

丸太砂磨き体験

積極的に丸太に触る子、後ろの方でなかなか丸太に近づけない子、と色々ですが

小さな手に菩提の滝の砂を持っている時点でやる気が見えました

丸太のプールで砂を洗い落とします。

 

制服を汚したお子さんもたくさんおられ、おうちの方は「何をしてきたん?」と思われてるかもしれませんね。

北山杉コースの子供たちはこんな体験をしたんです

「面白かった」と言ってくれたら嬉しいのですが、どうでしょうか

 

製品倉庫内で木工体験、今回は北山杉コースターの木肌はそのままに、角をペーパーで磨いてもらいました。

何でもそのあと学校でレーザ加工されるとか。

どんな風になるのか楽しみです

全ての研修後、質問コーナーがありました。

事前学習で色々質問を考えてくれたようで、たくさんの子供達が手を上げてくれました。

ランチの後は「戦略会議」が始まりました

自発的に子供たちが今後の北山杉PR方法を考えてくれることに。。。

「マスコットキャラクターを作ったら!」との意見が出たり、

課題を設定し、探究活動を行うなんて、高校生レベルですね

ポロっと「ひょうたんから駒」が出ますように

 

来年はどんな子供たちに会えるのか楽しみです

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出張木工教室に行って参りました。

2024年09月20日 | 北山杉体験・研修

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

「椥辻こども園木工教室」に今年もお呼びいただきました

今回もスゴイ大工さんの手作りキットです。

屋根に北山杉を使用されており、当方からは北山杉など木のお話をさせて頂きました。

出来上がりはこんな風になります。

お屋根が開いて下にも引き出し、何を入れましょうか?

親子で協力して組み立てます。

難しいところは大工さんがお手伝い

大盛況ですね

最後に集合写真、はいチーズ

また来年も呼んでいただけたら幸いです。

椥辻SKIP様のブログに詳しく掲載されています。

 

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北区民北山林業木工体験講座 開催されました。

2024年09月06日 | 北山杉体験・研修

本日もご訪問くださり誠にありがとうございます。

先日、京都北山杉の里総合センターにて

北区役所様主催の北区民対象木工体験講座が開催されました。

北区民の方が親子中心に、たくさんお越しくださいました

北山杉や京都の木のお話やクイズもさせていただきました

北山杉の美しい山林です。こちらは「絞巻き」がしてあります。絞巻きとは人造絞丸太をつくる過程で行う作業です。

少し山を上がったところから撮っています。

地域の山が急斜面だという事がわかりますね。

さて枝打ち職人さんのお仕事拝見

 

北山杉は密植のため、このように木から木へと移ることができるんです。

熟練された職人は作業の時短のために1回1回木から降りないで、このように木から木へ移って枝打ちをします。

身体が軽くないとできない仕事です

 

みんなで、皮むきして~

砂で磨いて~

丸太用のプールでキレイキレイして~

つるつる、すべすべの北山タルキ(小丸太)の完成です

上の葉を切らずにを残している理由は、乾燥が早く進むからです。

さて次は木工体験です。

直角、直角

釘をトントンして~

良い作品が出来たでしょうか?

夏休みの思い出になれば幸いです。

北区役所様、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

 

 

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日本ウッドデザイン協会様北山杉視察ツアーを開催(後編)

2024年08月22日 | 北山杉体験・研修

6月26、27日の2日間、一般社団法人日本ウッドデザイン協会(以後JWDA)様主催、「北山杉利用推進プロジェクト※」共催「木の魅力、京都の深みに触れる2日間」視察ツアーが開催され、2日目の27日、北山杉視察会として京都北山杉の里総合センターおよび中川地区の見学会が行われました。

見学会はJWDA会員様32名が参加され、北山杉の歴史と技術継承、現状をご説明したあと、枝打ちの見学や北山丸太の皮むき、磨き体験、そして樹齢600年の北山杉母樹と大台杉の見学をしていただきました。

前編に続き、いよいよ外に出て北山杉を見て体験する視察ツアーの様子をご報告いたします。

■枝打ち見学と磨き丸太体験

まず職人による枝打ち作業を見学していただきました。

枝打ちにつかう道具の説明と手作りのはしごの説明をし、職人の技の実演をしました。

現在、枝打ちを行える熟練の職人は10名程度と後継者不足になっています。
ハシゴを使わず木に登れる熟練の技に、見学者からは驚きのどよめきが上がりました。

続いて、磨き丸太の加工作業の説明を行いました。

北山丸太の特徴は杉皮をきれいに剥き、出てくるその木肌が美しいことにあります。

さらに、光沢を出すための仕上げの磨きには近くの「菩提の滝」で採取したキズが付きにくい特別な砂を研磨剤として使いました。現在は皮をはぐ作業と磨き作業は高圧の水圧機を使っています。
この日は「ヘラ」という道具を用い、実際皮をはぐ体験もしていただきました。

本来は秋から冬(9月~11月)にかけて伐採し皮をはぎ、そのあと一か月の天然乾燥の後1月から3月に磨きをかけ、さらに半年以上倉庫内で乾燥させる工程を説明すると、美しく仕上げるために自然の条件が欠かせないこと、北山丸太がどれだけ厳しい条件でつくられてきたかを理解していただくことができ、高級建材と認識されていることに納得していただくことができました。

その後展示倉庫内の見学を行い、様々な種類の北山丸太が集まっている状況をご覧いただき、建築建材としてだけではなく、プロダクトでの活用の方向性の模索の相談や、価格帯の相談、対応について質問が出ました。

■マザーツリーの見学

次は中川八幡宮内の樹齢600年といわれる北山杉の母樹の見学へ。真っすぐに伸びた北山杉の木々たちの一部はこの遺伝子を継いだ子孫という説明をすると、かわるがわる母樹に触れられていました。

北山杉の古来より続く品種「シロスギ」は挿し木を繰り返してきたからか、小花粉の杉であり、花粉をださない遺伝子が(機能が)北山杉には潜んでいて花粉症には優しいという話題に一同が反応されていました。

杉=花粉症の元凶というイメージもあるため、杉の産地の見学にためらいを覚える現代人も多いという事が分かります。

 ただ、今後環境が代わり、杉の生育が弱り、繁殖力を求めるようになったり、現在のように枝打ちなどがされなくなって放置されていくと、実をつけ花粉の飛散がはじまります。

環境のためにも、北山丸太を積極的に使ってもらい、植え替えていく必要があります。

パワーをもらうために北山杉の母樹に触る参加者も。


■大台杉の見学

最後は、大台杉をご案内しました。

関西方面では庭園や玄関先の庭木としても見られますが、関東近郊から来られた方は知らない方も多い、「台杉仕立て」という育林技術です。

萌芽更新を利用した技術ですが、現在では海外からもサスティナブルな育林技術として注目を集めています。

その大きさにも関心が寄せられますが、この台杉は樹齢450年という事を説明すると「この太い一本の樹から何本もの子どもの木が巣立っていったと思うと、母は強しですね」という参加者からの感想が聞かれました。

北山林業は様々な先人の知恵が林業を支え、北山杉によってこの地域の人々の暮らしが成り立ってきたことを伝えられたのではと思います。

また、この世界でたった一つのユニークな「林業のウッドデザイン」の形は日本人の知恵としても後世に残す財産だということを伝えられたのではと思います。

 

「北山杉は茶室や床の間に使う建材だという認識だった」

「こんなに美しい木があって、こんなに楽しい形もあると知りました」

「とても美しい風景で、これをなくしてはいけないと思いました」

「素材としての価格感や活用方法を聞く手段が出来てよかった」

と様々な感想を聞くことができました。

また、昨年度制作した「京都・北山杉PR BOOK」を持ち帰ってもらうことによって、北山杉の新たな活用方法を検討していただけるのではないかとこの視察会で感じました。

北山杉がもっているストーリーと解決したい課題を共有することで、ウッドデザインの力で

社会課題解決を目指す仲間が現れてくれることを期待します。

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日本ウッドデザイン協会様北山杉視察ツアーを開催(前編)

2024年08月20日 | 北山杉体験・研修

6月26、27日の2日間、一般社団法人日本ウッドデザイン協会(以後JWDA)様主催、「北山杉利用推進プロジェクト※」共催「木の魅力、京都の深みに触れる2日間」視察ツアーが開催され、2日目の27日、北山杉視察会として京都北山杉の里総合センターおよび中川地区の見学会が行われました。

見学会はJWDA会員様32名が参加され、北山杉の歴史と技術継承、現状をご説明したあと、枝打ちの見学や北山丸太の皮むき、磨き体験、そして樹齢600年の北山杉母樹と大台杉の見学をしていただきました。

●北山杉の「川下」「川中」の理解を経て

視察ツアーの1日目は京都大学にて木材についての知見を深めるための講演と京都市の木材の取組の情報提供が行われました。

創業300年の老舗「酢屋」の株式会社千本銘木商会 中川 典子氏から京都の木材利用の現在の紹介や、株式会社torinokoデザイナー小山氏より北山杉を活用したプロダクトの説明、YOSHIHARAGUMI INC. 吉原 雅人氏より建築における北山杉の活用の紹介など、北山杉活用の現状や取組の情報提供が行われました。

YOSHIHARAGUMI INC. (代表 吉原 雅人氏)がデザイン・施工した南青山のセレクトショップ「Shinzone表参道本店」

※北山杉利用推進プロジェクトとは京都府の木でもある「北山杉」の維持・発展のため、2021年8月に京都市と北山杉利用者(株式会社内田洋行、菊地建設株式会社、ナイス株式会社、三井住友信託銀行株式会社)と生産者(京都北山丸太生産協同組合、京北銘木生産協同組合)が京都市:建築物等における北山杉の利用促進協定を締結し、北山杉の利用促進を図る取り組みを進めています。


2日目午前は、社寺建築を専門とする奥谷組の展示資料館をはじめ、日本の歴史的文化財を守る堂宮大工の技術や使用する木材の現状を視察後、昨年6月に一般公開された京都市役所にある茶室を見学されました。

新旧様々な京都建築物に北山杉は欠かせない素材であり、その使用用途や役割、経年美化などについてそれぞれの専門家より説明がありました。

奥谷組の展示資料館

京都市庁舎内の茶室にて

●「川上」の北山杉産地・中川地区 京都北山杉の里総合センターへ

京都市における北山杉活用の歴史や現在の取り組みについて学んでいただいた後、いよいよ中川地区の視察へ移動していただきました。

当組合理事長石川よりごあいさつを兼ね、北山林業の説明をさせていただきました。

続いて、京北銘木生産協同組合  米嶋理事長からご挨拶させていただきました。

まずは、北山杉の歴史と現状についてお話させていただきました。

北山杉の里、中川地区は山が美しく水源豊かで一年通じて気候も良く、杉の成長には適した条件がそろっているものの、急な地形の連続なため、木を大きく太く育てるには不向きという困難があり、先人たちの逆転の発想で杉を細く長く育て、近い都で使ってもらえるものを考えたのではと推測されます。

急斜面の山間の中川地区では農業を営むことも困難で、まさに林業で生計をたてることしかなかった村だったということが数寄屋造りや茶室に欠かせない高級素材・北山杉を生みだしました。

「京都府の木」ともなっている北山杉を多方面に知っていただき、先人が作り守ってきた山を活用し、次世代に継承したい思いを伝えました。

視察の流れとしては

①北山杉の歴史・概要
②枝打ちの見学
③皮むき、丸太磨き体験
④展示倉庫の見学
⑤マザーツリー(最古の北山杉・樹齢約600年)の見学
⑥大台杉(樹齢約450年)の見学

というプログラムを実施しました。

 

●北山杉の特徴と今後の展望

北山杉は真直ぐに育ちその年輪は緻密で、4年ごとに枝打ちをし、皮をむいたその木肌は非常に滑らかで独特の優美な趣きがあります。枝打ちをすることで木肌が締まり、枝打ち痕を包み込んで目が詰まってくることを利用した先人の知恵です。実際見て触れていただくことでその滑らかさは他にはないと感じてもらえます。

 

北山杉には2通りの育成方法があり、1代仕立てと台杉仕立てがあります。

1代仕立てだと1本を育てるために30年から40年かかります。
都(みやこ)に販売する中で、天然木としては模様にデザイン性のある絞りが装飾として注目されたことで、人工的に絞りを作る方法を編み出し、高額で販売したことも、この地域が林業以外で収入がなかったための先人が編み出した商法だったのだと推測します。
手間ひまをかけ、30年超という年月をかけるからこそ、北山杉は高級な建材として重宝されたのだと思います。

今回、お話しさせていただいた内容は、昨年度制作した「京都・北山杉PR BOOK」に掲載されています。

北山杉について、詳しい内容を知りたいどなたでもダウンロードできるようになっています。

https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000106000.html

「木」そのものを商品とし、銘木を創り上げる技法を活用する北山杉は世界で類を見ない地域一体型商材です。この先人が残してくれた知恵と技術を継ぐ後継者が非常に少ないことは現在の大きな課題です。

また、北山杉利用推進プロジェクトであり、日本ウッドデザイン協会の広報普及啓発部会長 宮川氏より、現在の北山丸太の市場について説明補足があり、北山杉の価値とともに、現在は使いやすく、使用用途についても幅が広くなっていることの説明がありました。

世界でもサスティナブルな林業として注目されており、またモダンなデザインにも活用できるという説明があり、新たな北山杉の可能性をアピールしていただきました。


いよいよ外に出て北山杉の枝打ち見学、皮むき・磨き体験、そして中川集落へ北山台杉の古木を見学に参ります。
続きは後編でお知らせします。

 

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ノートルダム学院小学校へ出張講座に参りました。

2024年08月16日 | 北山杉体験・研修

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

先日は出張講座に行ってきました。

行先は、ノートルダム学院小学校です。こちらはカトリック系の私立小学校です。

夏休みに入っており、今回対象の5年生は希望制で、臨海合宿に行く子と、北山杉の出張講座を受ける子に分かれたそうです。

昨今の危険な気温上昇により、熱中症の危険性も増したため児童や先生方の身を守るために、1999年から続いた遠泳合宿の歴史にピリオドが打たれたとのこと。(校長先生のブログから)

本当に毎日毎日ニュースで「危険な暑さ、屋外で運動はしないように」と注意喚起されていますものね

長らく海水浴には行っておりませんが、クラゲも早いうちから出るのでしょうか

 

ありがたいことに、北山杉講座は冷房の効いた体育館で行われました

最初は座学で環境問題を含んだ北山杉の話をさせて頂きました。

子どもたち全員が北山杉、北山丸太を知らない

でも~今日の体験講座を受けてくれた子たちは「北山杉を知ってる子」に変身し、将来「北山杉を使いたい人」になる可能性が

「むか~しむかし、北山杉という木があったそうな」という昔話にならないように、当組合はできることからコツコツと頑張ります

 

さて、北山杉のお箸づくり体験です。

お箸づくりは楽しんで頂けましたでしょうか?

校長先生のブログを拝見しますと、こちらの小学校では多岐にわたる体験を授業の中に取り入れておられ、その中の一環として環境学習・体験講座にお呼びいただき、ありがとうございました。

次回は是非とも北山杉の里でお会いしたいものです

お待ちしております

 

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京都府立大学インドネシア交換留学生が北山杉研修。

2024年08月01日 | 北山杉体験・研修

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

昨年に続いて京都府立大学の学生さんがインドネシアの交換留学生とお越しいただきました。

府立大学のK先生、通訳に来ていただいた元京都大学K先生

毎年学生さんをお連れ下さり誠にありがとうございます。

日本人の学生さんはすでにインドネシアに行かれた、とか。

まさに交換留学ですね。

インドネシアではイスラム教信者が多く女性はスカーフ状のものをかぶっておられます。

「ヒジャブ」と呼ばれるものです。

今回「ヒジャブ」をかぶってないインドネシアの女性はキリスト教信者であるとのこと。

お箸づくり体験中。

日本人とインドネシアの学生さんが自然に交流しておられ、

在学中にこのような経験ができる学生さんは幸せだな、と感じました。




記念撮影 ハイチーズ 

皆さん良い笑顔ですね。とっても楽しんで研修を受けて頂いたようで嬉しい限りです。

 

先生に伺いますと、外国の方は宗教によって食べるものに制約があったり、

同じ宗教でも宗教への取り組み方は人それぞれだとか。

このようなお話を伺いますと自分がいかに無宗教であるかを思い知らされます。

北山杉の里にいても異文化に接することができるとは

又のお越しをお待ちしております

 

 

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タクシー会社様の北山杉研修。

2024年07月28日 | 北山杉体験・研修

本日もご訪問頂き誠にありがとうございます。

今回は地元京都のタクシー会社様のハイヤー部より北山杉の研修にお越しいただきました。

普段はこのような資料は使用しておりませんが、

ハイヤーを運転してこられる運転手さんに北山杉に関する正しい知識を身に付けて頂き、

お客様に正しく紹介して頂きたいとの思いから準備いたしました。

運転手の方々もお客様をご案内される際に、安全な運転はもとより、

地域の特産品など幅広く正しい知識が必要となるため、真剣に聞いてくださいました。

次回はお客様と一緒にお越しくださいませ

 

 

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島根県立農林大学校よりお越しいただきました。

2024年07月16日 | 北山杉体験・研修

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

先日は島根県立農林大学校より林業科2年生が北山林業地視察研修にお越しになりました。

朝一番から来ていただいたのですが、眠そうな感じもなく( ^ω^)・・・

非常に熱心に質問されていました。





後日担当の先生から視察研修のお礼を書面でお送りいただき、

今回の研修は学生が卒業するにあたり1年余り学んだ経験をもとに興味を持ったテーマを決め、調査を行い報告するもので7月30日に学内で発表会がある、との事でした。

学校を卒業され、立派な林業従事者になられることでしょう。

日本の林業の未来を担う学生の皆さん、期待しています。

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インドよりお越しになりました。

2024年07月11日 | 北山杉体験・研修

本日もご訪問ありがとうございます。

今回はインドより北山杉の里に視察に来られました。


インドのとある州より森林関係の要職に就かれている方々が3回に分かれて視察にいらっしゃるとの事

今回は1回目です。

丸太を磨く様子を観察し、

実際に体験されました。

森林におおわれている日本とインドとは気候や風土が随分と違うようですが。

せっかくお越しいただいたのですから、木材の利用に関し参考になることがあれば幸いです。

 

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タイのカセサート大学の短期交流学生様がお越しになりました。

2024年07月08日 | 北山杉体験・研修

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

先日は京都大学よりタイのカセサート大学より短期交流学生の皆さんがお越しになりました。

北山杉を頭上運搬している昔の写真などにも興味を持っておられました。

倉庫内では実際の北山丸太を見て頂きます。

どんな感じなのか今回は、実際に丸太を運ぶ貴重な体験をして頂きました。

コツはいるのですが、乾燥した北山丸太は女性でも持てる重さであることがわかりますね。

 

タイの学生さんにも北山杉・北山丸太についての研修は喜んでいただけたようです。

京都大学の先生は昨年に続いて短期交流学生の方々をお連れいただきました。

来年もまたお待ちしております

 

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新人社員研修でお越しいただきました。

2024年06月12日 | 北山杉体験・研修

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

先日は新人社員研修で北山杉の里にお越しいただきました。

こちらの事業者様は東京・丸の内にある社屋内に本格的なお茶室を設え、海外のお取引先様に日本の伝統文化を感じていただこうとそのお茶室でお茶を点て、おもてなしされているとの事。 
そしてさらにオフィスで働く社員の皆さんにも日常的にこうした空間に身を置いてもらうことで、自分の殻を破り、成長するための気づきを得て欲しいという思いで、オフィス内に本格的なお茶室をつくられたそうです。素晴らしいですね!
そしてもちろん、お茶室には北山丸太(北山杉)が使われていて、今回新人社員研修にお越しいただいたのも、その北山丸太がどこでどのように育ち生産加工されているのかを、実際に見て体験しようという目的との事。大変有難い事です

まずは座学。ぴかぴかの新入社員さん。とても真面目に聞いてくださいました。質問もたくさん( ^ω^)・・・

皮むき体験 この時期に伐る杉は、水分を上げてとても皮がむきやすいです。
実際は夏以降に伐採しますが、特別に体験用として伐採したものを、「へら」という道具を使って皮を剥いていただきました。

荒皮がズルッと剥けて「気持ちいい~」
木肌に傷つけないよう、慎重に皮むきを体験していただきました。

製品倉庫の見学

そして今回の木工体験は「北山杉のテッシュボックスつくり」です。

キットになっていますので釘を打って組み立てます。



釘を打つ時には隣の人と二人一組で

今回新人社員研修という事でしたが、このような体験を通して「協力」「協働」の大切さを感じて頂けたのではないでしょうか?

又上司の方も新人さんもお互いに普段見えない色々な面が見え隠れし

お互いを知る良い研修になったのではないかな、と感じました。

コロナで「新人社員研修」がストップしていた会社もあると思われますが…

如何でしょうか、「北山杉の里 新人社員研修」北山杉の研修・体験はもちろんのこと、

環境学習や伝統文化体験として、新入社員皆さんの心に残る体験となる事を願っております。

北山杉の里総合センターでは、他にも持込バーベキュー、焚火体験、北山大台杉見学ガイドツアー等のメニューが提案できます

 

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まいまい京都 御一行様お越しになりました。

2024年05月31日 | 北山杉体験・研修

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

さて、先日まいまい京都御一行様がお越しになりました。

ガイドとして当組合の松本がご案内させていただきました。

 

北山杉の里総合センター内で北山杉のご説明

組合の裏山にて実際の北山杉の中で

北山杉枝打ち作業の実演見学

丸太磨き体験

中川八幡宮散策

中川の古民家で昼食

絶景スポット 「北山大台杉」

ノーベル文学賞受賞作家 川端康成「古都」にも出てくる中川集落です。

写真に小さくガードレールが見えますが、この旧道にJRバスが通ります。

中川集落は谷あいの集落で民家と山が非常に近いのと、市街化調整区域で町並みが変わらないのが特徴です。

非公開寺院 宗蓮寺

2016年公開の映画「古都」の撮影場所となりました中川集落内の古民家を特別に見せて頂きました。

JRバスでの移動ですので、皆さん駆け足の「まいまいツアー」となりましたが

後の感想を伺いますと概ね喜んでいただいた様子で、又秋に是非とお声掛け下さいました。

まいまい京都」のお客様は何十回と参加されている方もいらっしゃるという大人気ツアーです。

次回 お客様とお会いできるのを楽しみにしています

 

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ケニヤ森林局より視察に来られました。

2024年05月27日 | 北山杉体験・研修

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

ブログに掲載するのが遅れましたが、遠くケニアにある州の森林局より視察にお越し頂きました。

北山杉の育林や製品加工の工程を紹介するビデオは英語版で見て頂きました。

北山杉の枝打ち作業に使う道具(鎌や鉈)の説明の様子。ケニアの刃物はどんなでしょうね。

当組合の裏にある北山杉の植林地を興味深くご覧になりました。

倉庫内で見学中

京都府、JICAの皆さんと記念撮影

当組合にはいろいろな年代や職種、国籍の方が日本でも特徴的な育林、加工方法を行う人工林「北山杉」「北山丸太」の視察研修等にお越しになっております。

京都に来られましたら、「北山杉の里」まで足をのばしてくださいませ~

 

 

 

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建築家とメディア関係者を招いた北山杉視察ツアーを初開催 〜後編(中川見学編)〜

2023年11月06日 | 北山杉体験・研修

京都府の木でもある「北山杉」の維持・発展のため、2021年8月に京都市と北山杉利用者(株式会社内田洋行、菊地建設株式会社、ナイス株式会社、三井住友信託銀行株式会社)と生産者(京都北山丸太生産協同組合、京北銘木生産協同組合)が京都市:建築物等における北山杉の利用促進協定を締結し、北山杉の利用促進を図る取り組みを進めています。

今回、北山杉の認知向上と新しい利活用の可能性を探る施策のひとつとして、有識者を招いた視察ツアーを10月5日(木)に開催しました。

前編に引き続き、北山杉の里、北区中川地区見学の様子をお届けします。

︎人の心までをも浄化する北山杉の里

一同はいよいよ北山杉の故郷、北区中川地区へと移動。
まずは昼食を「山のめんどころ」でいただきました。
「山のめんどころ」がある古民家はかつて「中仁(なかに)商店」という屋号で北山丸太の問屋を営んでいました。
中川地区には宿泊施設がないため、かつては、遠方から買い付けに中川にきた商売人は産地問屋に宿泊されたそうで、その名残をうかがい知れる貴重な古民家です。

産地だけに美しい磨き丸太が床柱以外の個所にも使用されており、きれいな飴色は歴史を感じます。

経年で飴色に変化した美しい絞り丸太

お食事をいただく前に、この中川地区で活動する工芸職人の製品を見せていただきました。ご説明してくださったのは、北山舎の本間智希氏。北山杉に魅力を感じこの中川地区に移住し、さまざまな専門をもつ若手と北山の文化遺産保全に取り組まれています。

北山舎の本間智希さん


囲炉裏のある大広間の横の床の間には、北山杉を使ったプロダクトを作っている工芸ブランド「HOY」「SIBO」「ワシタカ工藝」の作品が並べられていました。

北山杉が持つ表面の美しさ、木目のきめ細やかさを活かしデザインされたスツールやテーブルなどの工芸品を通し、今後一本丸太の建材としてだけではなく、装飾や個性ある日本的なプロダクトを生み出すヒントになる感慨深い時間でした。

帰りがけ、ワシタカ工藝様の御厚意で北山杉のお皿をお土産に。
袋を開けるとふわっと檜にも似た甘い木の香りがします。これも木が持つ力です。断面の年輪の細かさも北山杉ならでは。シンプル且つ自然がもつデザインを存分に活かした逸品です。

お土産の北山杉のお皿

 「山のめんどころ」の店主、奥田貴子さんのお話を聞きながら、いろりで焼いた野菜と中川地区のハンターが仕留めたジビエ(鹿)、三穀麺、もち麦米と素朴ながら贅沢な食材と時間を堪能いただきました。
特に鹿の味には皆さん驚かれていました。山を守るためには獣害対策も必要であり、そういった文化にも触れていただく良い機会になったと思います。

囲炉裏で新鮮な野菜を焼いていただきました

樹齢600年のマザーツリーと樹齢450年以上の大台杉に感動

京都北山丸太生産協同組合理事の松本吉弥の案内により、母樹や大台杉を見学いただきました。取材はしたことはあっても産地を見たことがない、木材はみたことがあってもあまり山へは来たことがない、という皆さん。車窓から見える、凛として空に向かって立ち並ぶ北山杉の姿に「綺麗」というつぶやきが聞こえてきます。


まずは中川八幡宮内の樹齢600年といわれ、厳かな空気の中にまっすぐそびえている母樹の「シロスギ」へ。真っすぐに伸びた北山杉の木々たちの一部はこの遺伝子を継いだ子孫だそうです。自然界の生命力に一同関心しきりで、かわるがわる母樹に触れていました。

続いて大台杉へと移動。北山は急な斜面で植林や伐採をするのに困難な地形のため、「台杉仕立て」という独自の育林技術が生み出されました。「台杉仕立て」とは一つの株で多くの幹を育て植林の回数を減らすという手法です。一本の樹から何本も木がまっすぐ伸び行く様は強い生命力を感じ、最近では観賞用として国内外からの人気が高まっています。

北山大台杉は樹齢450年とされ、日本最古かつ最大の大きさと言われています。

とてもユニークな林業が海外メディアでも度々紹介され、この日もヨーロッパからの観光客の姿を目にしました。

母樹(上)と大台杉(下)

深秋になると真っ赤な紅葉と天に向かって伸びる北山杉の絶景が拝める宗蓮寺下からも景色を望み「この景色はなくしてはいけないね、日本の誇りだ」との声も参加者からあがりました。

枝打ちの見学や磨き丸太体験も

この後、北山杉の魅力でもある節が少なく、表面が滑らかな仕立てについての技術も見学いただきました。

この高さで作業をします。ムササビのような職人ワザ

高さ20メートルほどの枝のない木をスルスルと登る枝打ち職人は、「枝打ち鎌」と鉈(なた)を持ち、木の上で作業をします。1本の木の枝打ちが終わると、隣の木に手をかけ飛び移る、まるでムササビのよう。常に切れ味を保つために鎌の刃を一日4~5回研ぎ、すっと姿が美しくなるように丁寧に枝打ちを行っていく。

北山杉の美しい姿を作るため、どれほど手をかけているかご理解いただけたかと思います。


次に丸太の磨き作業の体験をしていただきました。
昔、北山の村のそばで病気によって倒れてしまった旅の僧侶を村人が懸命に看病をし、元気になった僧侶がお礼に「菩提の滝の滝つぼにある砂で丸太を磨く」ことを伝え、その丸太が美しく、都で高く売れるようになり村が栄えたと言い伝えられています。これが北山杉の製法の始まりだと言われています。その砂で実際に磨き体験をしていただきました。

丸太の磨き体験の様子

ストックヤードを見学し、開発中の新製品も披露

製品ストックヤードも見学していただきました。さまざまな丸太に参加者の熱量も上がり、「これはどこに使ってみたいか」という議論で盛り上がりました。
北山杉といえば一本丸太というイメージが強いですが、床柱の需要が少なくなっていることは否めません。しかし現在、北山杉の木肌などの特性を生かした新製品を開発しており、当日はそれらもご覧いただきました。

磨き丸太のみならず、最近人気のある変木にも好反応

新製品の、天然出絞の木肌を生かしたルーバー状の衝立「KITAYAMA」も見学

︎北山杉の未来に向けてディスカッション

最後に皆さんでディスカッション

 

視察を終え、北山丸太生産協同組合の会議室にてディスカッションを行いました。協定メンバーであるナイス株式会社 管理本部経営企画室の宮川敦氏進行のもと、参加した5名から感想を発表いただき、さまざまな貴重なご意見をいただきました。

「色々取り組んでいるので、アワードに和の空間という部門を設けたらどうか?」

「繊細さなどは女性好み。若い層からシニアまで幅広く受け入れられる。新しいデザインを提案してみては」

「全国の森林や山を調べているが、日本中瀕死の山がたくさんある。文化を伝えることは面白いと思うが、伝わっているようで伝わってないことはたくさんある。お坊さんの言い伝えでこれだけ発展したという事を伝えても面白いのではないか」

「皮をむく工程が大切という事を知らない人がいるはず。そういう人に向けた発信をしていってみては?」

「ここにある歴史が感じられる写真などを全世界に発信しつつ、中川地区北山杉のことを発信することができるかもしれない」

など、ご自身の分野を飛び越えた意見も飛び交いました。

北山杉というブランドを守る林業従事者やプロダクトを生み出す生産者、そして、日本文化として大切に使っていくことで伝えてくれる次世代へ。

今後もこうした視察ツアーを開催し、北山杉を取り巻く関係人口を増やすことで利用を強く推進していきたいと思います。

 

※産地視察ツアーも随時開催しています。お気軽にお問い合わせください。

<中川地域>

・研修・体験・北山杉の里ガイドツアーご案内ページ

https://www.kyotokitayamamaruta.com/institution/index2.html

・お問い合わせ京都北山杉の里総合センター

TEL 075-406-2212

〒601-0125 京都市北区中川川登74

・お問い合わせご記入ページ

https://www.kyotokitayamamaruta.com/institution/contact.html

 

<京北地域>

・京北銘木生産協同組合

TEL 075-852-0490

〒601-0262 京都市右京区京北細野町瀧ノ向6-2

・お問い合わせメールアドレス

info@keihoku-meikyou.jp

または担当一瀬まで

ichise@keihoku-meikyou.jp

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