「京都・北山丸太」 北山杉の里だより

京都北山丸太生産協同組合のスタッフブログです

北山杉をおしゃれに贅沢に使うーShinzone表参道本店を訪問

2024年05月16日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

今週東京へ出張で出かける機会があり、昨年店舗の内装に北山杉の磨丸太を多くご使用いただいた、南青山にある「Shinzone表参道本店」へ行ってきました。
「Shinzone」は「デニムに合う上品なカジュアル」をコンセプトにしたセレクトショップです。

そのお店は青山学院大学青山キャンパスのすぐ近くにあり、街並みからとってもおしゃれな場所です。
お店に近づくと、ガラス越しに北山丸太が見えてきました。





京都北山から来ましたと店員の方にお話しすると、快く迎えてくださって店内を見せていただきました。

そしてお話ししていると、なんと社長様と役員の方がご挨拶に出てこられ、染谷社長に店内をご案内いただきました。



店内のメイン資材に北山丸太を使っていただいた事について染谷社長は、
日本の住宅様式が変わり、以前は当たり前に使われてきた北山杉・北山丸太が一般住宅で使われる機会が大きく減少している今日、和風用材であった北山丸太を1本2本ではなく大量に、ファッションブランドのモダンな店舗の内装に採用する事例を作ることで、北山丸太の過剰在庫のリスクを減らし、日本の伝統工芸継承を応援する取り組みになるのでは、という設計会社様からご提案を受け、それに共感されたとの事。大変ありがたい思いでお話しをお伺いいたしました。

そして染谷社長が、「この店内には本物しかございません。そして本物の木にはとても力があります」とおっしゃったのが印象に残りました。

おしゃれな街のおしゃれな店舗で、北山丸太を愛着をもってお使いいただいている所を拝見し、心温まる時間を過ごす事が出来ました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都四条で北山杉クリスマスツリー

2023年11月27日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

大丸京都店で11月29日より始まったクリスマス装飾「HAPPY HOLIDAYS TREES」。
全館のあちらこちらに北山杉のツリーが飾られています。

まずは四条通り玄関横のショーウィンドウ

小ぶりの北山杉ツリーとツルツルすべすべの磨丸太が子供服と共にディスプレイされています。

そして店内に入ると

各フロアに北山杉ツリーが装飾されています。

こんなミニミニツリーも売り場のあちらこちらに。

そしてメインは9月末にリニューアルした屋上に、たくさんの北山杉の輪切りをあしらったツリーが登場。ツリートップにも小丸太が装飾され、モミの木とはひと味違う木のぬくもりが感じられます。

地下通路にいくつかあるショーウィンドウにも装飾された北山杉ツリーや磨き丸太が飾られており、一足早くクリスマス気分と木のぬくもりを感じられる空間となっています。

街中のショーウィンドウに「北山杉」を活用して頂くのは初めてでしたが、

本物の「北山杉」皆さんはどんな風に見て頂けるのでしょうか?

幸せな気分になって頂けると嬉しいです

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北区役所に北山杉ツリーが。

2020年12月16日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

 本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

こちら北区役所2階に出来ました「北区民交流スペース」です。

 

 

北山杉のクリスマスツリーなど飾り付けもある素敵なスペースが出来ました。

木製品と生木でほっこり温かい雰囲気に変わったのでは・・・

誰でも自由にご利用できますので休憩、交流のスペースとしてお立ち寄りください

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅小路ポテル京都「aeru room -北山杉の部屋」

2020年10月09日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

10月14日に開業するJR西日本グループのホテル客室に北山丸太を使っていただきました。
客室の天蓋付きベッドの天蓋部分、そして飾り柱には天然出絞丸太が使われ、やわらかな雰囲気を演出しています。




 
その飾り柱の下には、古来より北山丸太の木肌を磨いてきた「菩提の滝砂」がさりげなくガラスケースに入れ敷かれています。


この部屋は、「株式会社和える」「aeru room」として、地域の文化や歴史、伝統産業に縁のある材料を使ってプロデュースされた京都の伝統文化を五感で体感できるSpecial Roomです。

 
京都にお越しの際は、京都駅にも近い梅小路ポテル京都の「aeru room【WOOD】-北山杉の部屋」に宿泊されてはいかがでしょうか。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナウィルス対策

2020年07月15日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

入手困難であった、マスクや消毒液も徐々にお店に並ぶようになってまいりました。

お店や施設でのコロナウィルス感染防止対策として置かれている消毒液の横に魔除けはいかがでしょうか。



京都市の木「みやこ杣木」で作った魔除けの鍾馗(しょうき)さん

ちまたで人気のアマビエ版もありますよ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飛沫防止に如何ですか?

2020年07月13日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

さて、本日のご紹介はこちらの飛沫防止アクリル板

組合の入り口に一つ

応接セットに一つ

 

当組合ではこんな風に使っています。

こちらは京都市内産木材「みやこ杣木(そまぎ)」を使用しています。

感染予防しながら国産材、地域産木材を使用しませんか?

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国産(京都産)の杉でリフォーム

2019年09月30日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

 本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

さて、先日お付き合いのある設計士さんからのご依頼で納品させていただいた京都産杉材を使ったリフォームの、完成写真をお送りいただきました。 

「M様邸の本棚(テレビ台)はとてもご満足いただいております。杉の香りで癒されるそうです。」
という、うれしいご感想をお聞かせいただきました。
 
完成後、このように使われているそうです。
必要なものがすぐに手に取れて、とても使いやすそうですね。
 
そして、こちらI様邸も杉材を使いリフォームされて素敵になりました。
 
 
 
 
 
「杉の香り、色、質感、癒されます。
いい杉を入れていただいてありがとうございます。」
 
との嬉しい感想を頂きました。 
 
ここをモデルルームとして、杉の普及につなげていきたいと思ってくださっているとも。。。
 
本当に素敵ですね。同じデザインでも材質により完成した物が、全く別物になるのでしょうね。
 
ご注文下さり、誠にありがとうございました。
 
こちらの設計士さんはブログで色々なお役立ち情報を載せていらっしゃいます。
 
最近、無垢材を施工できる大工さんも少なくなっているとの事。
こちらの施工をされた工務店さんです。
株式会社 風・住・研  電話075-393-3794
 
無垢材の杉は、調湿や断熱にすぐれ、何より木の香りが心を落ち着かせてくれる効果があると言われています。
また、京都の木を使ってリフォームや新築をされると、京都府や京都市の助成も受けることができます。
 
ご興味ある方、お気軽に当組合までお問合せ下さい。
 
京都北山丸太生産協同組合
電話 075-406-2955
Mail : info@kyotokitayamamaruta.com
 
 
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北山丸太生産シーズン終盤に向けて

2019年04月10日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

本日も、ご訪問頂きありがとうございます。

北山丸太の生産シーズンも最終の時期になり、この時期は丸太の乾燥に大変気をつかいます。

人工乾燥機のない時代は10月に木を伐り、1か月程山で自然乾燥。それを里まで搬出し、皮をむいて天日干し。その後風の通る場所に取り込んでゆっくり自然乾燥と手間も時間もかけて生産しておりました。

この時期に天日で干すと、木肌の表面が乾燥しすぎて干割れが起こることがあるので、温湿度調整可能な人工乾燥機に1~2週間入れて丁寧に乾燥させています。







乾燥状態によって温度や湿度を見て毎日微調整を繰り返すので、乾燥機に入れたからと楽ができるわけではないのですが、異常乾燥するこの時期は、人工乾燥機が大変重宝します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みやこ杣木(そまぎ)SDGsピンバッジ

2019年04月08日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

本日もご訪問下さり、ありがとうございます。

皆様は国連が採択した「持続可能な開発目標(SDGs)」という取り組みをご存じでしょうか。

これはSDGs(エス・ディー・ジーズ)と読み、『貧困をなくそう』『すべての人に健康と福祉を』『質の高い教育をみんなに』『男女の平等』など17の大きな目標を達成するため、2015年9月の国連サミットで採択。
国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために取り組んでいる活動です。

現在、SDGsを支援する木製ピンバッジが京都市内産木材『みやこ杣木(そまぎ)』で製作、発売されております。

京都市もSDGsに参加しており、日本経済新聞の「全国市区・サステナブル度・SDGs先進度調査」(日経グローカル誌掲載)において,京都市が首位として紹介されました。

このSDGsの取り組みに賛同される皆様、下記のリンクをご覧いただき、みやこ杣木(そまぎ)SDGsピンバッジをご購入ご検討いただければと思います。





京都市情報館のリンク
https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000246584.html

はあと・フレンズ・ストアのホームページ(みやこ杣木(そまぎ)SDGsピンバッジ取扱店)はこちら

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京の地域産材「みやこ杣木」を使った案内看板

2018年12月07日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

先日、京都市右京区京北にある宇津地域の住民組織「いっぷく家宇津」様の看板が完成したと連絡を頂きました。



看板には京の地域産材「みやこ杣木」を使用していただきました。


看板の他にも枝付き桧丸太を使用した自転車置き場。ヘルメットや上着もかけられるようになっています。


11月17日(土)の京都新聞では、この看板が記事になって紹介されています。



2018年06月11日の京都新聞でも、いっぷく家宇津様の活動が記事で紹介されています。
京都新聞の記事

朝市やカフェ、移住相談など地元を元気にする活動も行われております。皆様もぜひ足をお運びください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人生100年時代のリフォーム

2018年10月11日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

本日もご訪問下さり誠にありがとうございます。

さて、10月8日の京都新聞。「人生100年 心地よくリフォーム」という記事がありました。

老後や家族構成の変化に合わせた住宅改修について、とても参考になる記事でしたのでご紹介します。

一般的なものは、車いす生活になっても移動しやすいように①手摺の取り付け②段差解消などの転倒防止策③扉を引き戸に変更など、だそうです。

介護経験のある建築家 「アトリエ4A」代表 天野彰さんは家族の10~20年先を想像するように提案、先々を見据え、トイレや玄関にベンチの設置を推奨されています。

以下の写真2枚は天野彰さん 設計されたトイレと浴室に続くプラン例です。

 

 

その他、ケアの現場をデザインの力で心地よい空間にすることの重要性を「ケアリングデザイン」代表理事 インテリアデザイナー小野由記子さんは提案されています。

「手すりも好きなデザインや色を選べば気分も変わるので、もっと選択肢があっても良いのでは」とのこと。 

例としてマンションの玄関脇にベンチを設置、すぐ傍らに木目調の細いポールを配置し、床柱のような印象を持たせながら手すりになる様に工夫した改修例をあげておられました。

 

 

最後に「人生100年といわれる時代、今までよりも長い時間を過ごす心つもりで如何に自分らしくいられる場にするかを考えて下さい。」と。家のどこかに床の間のような空間をつくり、季節の小物や花を飾るのはお勧めの小さなリフォ―ムであると紹介してありました。

思うようにいかないであろう長い長い人生を「自分のお気に入りの空間を作って、自分で自分の気分を上げていく」事が大切なんだな、と感じました。 
 

そこで・・・北山杉を使って、特別な空間を作ってみられては如何でしょうか?

 

以下は当組合の所属する京都市域産材供給協会の補助制度利用住宅改修事例です。

「トイレに北山杉タルキを手すりに」

「階段の手すりに北山杉」

「洋間でも床の間」北山杉天然出絞り丸太の床柱

「京都市内産ひのきの床(ゆか)板」

介護施設「廊下の手すりに北山杉タルキ」

 

こんなにお得な制度が

京都市内産木材を1割の負担だけで使える 木材補助制度 是非ともご利用ください。

お問い合わせ先
京都市域産材供給協会 事務局

〒601-0125  京都市北区中川川登74

電話 075-406-2671
FAX 075-406-2823
Eメール info*miyakosomagi-e.net ( @ を * に置き替えています )
  連絡フォームからのお問い合わせはこちら
担当 住山・松本
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木登り

2018年09月18日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

最後に木登りをされたのは何時か覚えておられますか?

最近はボルダリングという屋内スポーツが定着してきましたが、我々日本人にとって登る遊びといえば『木登り』ではないでしょうか。

落下などの危険性が高いことから『木登り禁止』が当たり前になった現代。昔の子供達は遊ぶことで体力、筋力、瞬発力、危険への判断力。。。など色々な動物的能力を自然に得ていたのではないかと思います。

先日も、当組合から枝付きの桧を京都市内の某住宅メーカー様展示場に納めさせて頂きました。



屋外ではない、室内での木登り。家の中での楽しみが増える事と思います。
当組合ではこのような木も扱っております。皆様のアイデアで自然に触れる、自然から学ぶことへの可能性を私どもと一緒に考えてみませんか。


木材から木育まで木に関するご相談は
京都北山丸太生産協同組合 TEL075-406-2955 までお気軽にご連絡ください。

*ボルダリングとは
室内で行う疑似岩登り。岩の変わりに色の付いた様々な形の突起物を壁に付けたもの。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都市内産木材「みやこ杣木(そまぎ)」がお安く使えるチャンス!

2018年07月17日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

当組合内に事務局があります京都市域産材供給協会では、住宅・店舗等の新築・増改築に、北山丸太製品など京都で育った木材製品「みやこ杣木(そまぎ)」を使用される方を募集しております。

新築または増改築を行う京都市内の住宅や店舗等に対して、「みやこ杣木」を供給し、その木材代金の9割が補助されます。

「申請書の書き方がわからない」
「どのような木材があるの?」
「希望する寸法に加工してくれるの?」
などなど色々な疑問、ご質問にお答えいたします。
また、お店などの木製屋外広告物(木製看板)の補助事業もおこなっております。


先日も、申請をお考え中のご夫妻がご相談に来られました。

*プライバシー保護のため画像加工しております

 

文章や写真だけでは伝わりにくい木の良さ、美しさも実際に木材を手に取り肌で感じていただくことで「イメージが膨らむ」と多くの方々に喜んで頂ただいております。 

申請をお考えの方、ぜひご連絡ください。

また、補助制度の詳細は下記よりウェブサイトをご覧ください。

 

お問い合わせ電話番号:075-406-2671

京都市域産材供給協会のホームページ
http://miyakosomagi-e.net/

京の地産材「みやこ杣木(そまぎ)」の使用事例
http://miyakosomagi-e.net/jirei/

平成30年度木材補助制度(新築・リフォーム)の詳細
http://miyakosomagi-e.net/hojo/

平成30年度木材補助制度(屋外広告物)の詳細
http://miyakosomagi-e.net/kanbanhojo/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都のベンチ 多種多様

2018年05月24日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

 本日もご訪問頂き誠にありがとうございます。

さて、京都新聞5月23日朝刊にて「京の休憩スペース事情」との記事がありました。

なんでも京都は他の都道府県に比べて、ベンチの数が多いとか・・・

例えば伏見稲荷大社。
昨年12月末に休憩所「啼鳥菴(ていちょうあん)」を新設、北山杉を用いた本格的な数寄屋建築で北側は庭園や池を一望しながら抹茶やお菓子がいただけ、南側は休憩スペースとなっています。

 また寺町専門店会商店街は2015年から2人掛けの椅子を5店舗前に設置、北山杉製のどっしりした作りで座り心地が良く、常連客のお年寄りや外国人観光客に好評とのこと。

ほっと一息するのに、北山杉は効果があるのではないでしょうか?

関連記事「宇治茶カフェ 茶の木さん 内装ご紹介

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国産材を生かすインテリアセミナーin京都

2018年03月06日 | 北山丸太・みやこ杣木 使用事例

 本日もご訪問頂き誠にありがとうございます。

3月3日ひな祭りの日に開催いたしましたインテリアセミナーのご報告です。

 

インテリアデザイナー 伊藤直子さんのお話

 伊藤先生は、海外にも何度も行かれていて、世界中の人が集まるような大きな規模の展示会で世界のトレンドを調査しお仕事に反映されているということでした。
最近の傾向としては、キッチンや水回りなどのシステムは最新のものを使って快適に
一方でインテリアの部分は古き良きものを生かし「懐かしさ」を感じさせるといったものがトレンドだそうです。 

 面白いなあと思ったのは、突板と無垢材の話でイギリスでは無垢材は庶民の材(例えばハイジの家の雰囲気で素朴な感じ)、貴族の家具は突板を使用したもの、といったイメージだそうです。
 無垢材でも色々ありますし、時代によってのトレンドもありますので値段というのは時代が作るということでしょうか。 

 実際の施工例では、一つは東京成城のマンションで北山杉磨き丸太とガラスの透ける素材を合わせた伊藤さんデザインのパーテーションをご紹介下さいました。
 こちらは新しい北山丸太の使用事例として当組合でも色々なところで紹介させて頂いています。

 

 

 もう一つの施工事例は、和室を茶室にするリフォームでした。成城のマンションの披露会でパーテーションに使われた北山丸太を見学され、是非ともこの木を使ってリフォームしたい、しかも施主様が大変お忙しい方で1日での施工を希望とのことでした。こちらは東京の超のつく高級マンションですが無垢材は一つとして使われていないとの事。(残念

結局、畳のサイズの変更によりできたほんのわずかな空きスペースに細めの磨丸太を1本たて、「踏込床」にされました。

磨丸太を立てた所から壁まではホンの10cm程ですが、丸太を立てる事で影ができて奥行きがとても感じられる空間に仕上がったとの事。

空いた場所は全部収納スペースを・・・と思いますが、実際はこのように収納スペースよりも大事な事ってあるんですね。

 なるほど、そういう事をインテリアデザイナーさんは考えられるのかぁと。
伊藤さんの話では何度も「影」という言葉が出てきました。影が出来ると奥行きが出るというのは、学校で絵を書くときなどに教わった記憶があります。なるほどなるほど・・・。 

伊藤さん曰く、自分は大手の企業に属しているのではないので、大々的な宣伝は出来ないが、人と人との出会いで「あの伊藤さんの言うことなら間違いない。」といってもらえるように仕事をしている、という類の事を何度もおっしゃっていました。

また、出逢った林業家が、エンドユーザーの声を聴く機会がないと聞いたので、特に木に詳しい訳ではないが、林業家と施主さんの間に立って橋渡しをするような仕事をしたいと思っているともおっしゃっていました。

若い世代にも、お客さんが来た時にちょっと泊まってもらう部屋にもなるフレキシブルな場所として、和室もまだまだ需要は見込めるのではないか、とも。確かにそうですね。なるほどなるほど。
私たち木材生産者はエンドユーザーの声を聞く事はとても少ないなあと改めて思いました。


株式会社グリーンマム 企画マネージャー 谷知大輔さんのお話

 谷知さんは木材コーディネートとして木材産地と都市部をつなぐの仕事をされており、生産者も使う方も笑顔になれるような仕組み作りを心掛けていると言われていました。

そして今の複雑な木材流通をカスタマイズし、一元管理を行うことで流通コストを抑える事が出来るとの事です。

また、木材のグレードを林野庁などがA材~D材と分けているが、より付加価値の高い商品開発や新たな木材利用の創造を行う事で、価値が低いとされるB、C、D材の利用に繋がると、話されていました。 

 まだまだ言葉は足りませんが、普段お聞きできない方々の話を聞くのはとても新鮮で脳が活性化するようでした。

 貴重なお話を有難うございました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする