二日連続で歩いたので、今日は休みにしようと思っていたのですが、婆さんに「こんな天気の良い日に、出かけないのはもったいない」と言われ、急遽、出かけることにしました。腰が心配でしたが。
大覚寺で「嵯峨菊」が展示されているという記事を見たので、それを見た後、嵯峨野を歩くことに決定。
四条烏丸から大覚寺行きのバスで出発。バスは、大覚寺のすぐ前が終点です。
久し振りに大覚寺に来ました。毎年、嵯峨野に来るのですが、ここまで足を伸ばすことはありませんでした。
門を入ると、嵯峨菊や「嵯峨御流」の生花が迎えてくれました。嵯峨菊は、古典菊の一種で日本三大名菊の一つという事です。京都でもあちこちで見ることができる菊ではありません。頼りな気に咲く花の風情が、嵯峨野の秋に良く似合います。
祇王寺と共通の拝観券を購入して中に入りました。大覚寺は、嵯峨天皇の離宮が寺院になったもので「嵯峨御所」とも呼ばれています。生花の「嵯峨御流」の総司書(家元)でもあります。
境内のあちこちにも「嵯峨菊」が展示されていて、華やかな雰囲気を醸し出していました。
五大堂の前に広がる「大沢池」が、秋空の中でとても綺麗でした。
門を出て、大沢池の周りを歩いてきました。大覚寺には何回か来ているのですが、大沢池を歩くのは初めてでした。大沢池は人口の池で、嵯峨天皇が離宮を造営した際に造られたものです。百人一首の歌にも読まれた「名古曽の滝」跡が発掘され復元されています。
「名古曽の滝」跡は、大沢池の北西奥にあります。途中、工事中の箇所がありましたが、それを乗り越えて行ってきました。
お昼を食べてから「祇王寺」に向かいました。大覚寺で貰ったマップを片手に、秋の嵯峨野の風景を眺めながら歩きました。婆さんも気分が良いようで、草花や畑の野菜を見たりと「嵯峨野散歩」を楽しんでいました。
二尊院の方から化野念仏寺に向かう「嵯峨鳥居本」の三叉路に出ました。右に行くと念仏寺ですが、左手に進みます。
藍染のお店や、お土産屋さんを覗きながら祇王寺に向かいます。この辺は、人が少なくのんびり歩くことが出来ました。
祇王寺の手前に「檀林寺」があります。中には入りませんでしたが、庭を覗くことが出来ました。土塀にモミジの影が写り、面白い文様を見せていました。婆さんが「影モミジ」と命名していましたが。
祇王寺は、「祇王、祇女」が入寺した尼寺ですが、明治初年に廃寺になってしまいました。それを惜しんだ大覚寺門跡が別荘を寄付して再建したのが今の祇王寺だそうです。
境内の苔庭の美しさが、平安の昔ながらの風情を感じさせてくれます。この時期は、観光客の姿も少なく、ゆっくり過ごすことが出来ました。
二尊院の前を通って、落柿舎に向かいました。
落柿舎では、柿の実が秋を演出していました。「落柿にご注意」の張り紙も。
常寂光寺から小倉池、大河内山荘の下を通って亀山公園に行きました。
亀山公園の展望台からは、京都市内(京都タワーが見えます)や桂川の景色を楽しんできました。
亀山公園から桂川の遊歩道へは、こんな道を下って行きます。緩やかな別の坂道もありますが。
今日の嵐山は、紅葉には少し早かったのですが、赤や黄色に染まる頃は本当に綺麗で、人気の高さも良く分かります。
嵐電嵐山駅前の通りは、結構な混雑でした。駅の向かい側に、色々なお店が入った施設が出来ていたので、「みたらし団子」を食べながら休憩。
嵐電に乗って四条大宮に戻ってきました。
紅葉の嵯峨野を楽しむことは出来ませんでしたが、秋の気持の良い天候に恵まれ、腰の痛さをすっかり忘れた散歩ができました。
今日の歩数は、14,471歩。
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