今日の長野は青空が広がり、気温も11度まで上がりました。「寒くなってから、外の掃除は嫌だ」と、今日は一階の外側の窓拭きを行いました。内側は「年末までにやれば良い」と言う適当な考えです。二階は明日の予定。
11月30日、京都滞在4日目です。昨日の雨も上がり、曇り空ですが雨の降ることは無さそうです。
婆さんと「どこへ行こうか」と相談したところ、「電車で行けて、近い所が良い!足が痛くなると困るから。」とのこと。
そこで思いついたのは「東福寺」。京阪電車の祇園四条駅から乗れば直ぐなのでそこに決定。東福寺駅で下車し、東福寺を目指します。
紅葉の時期の東福寺は本当に久し振りです。近年の混雑状況を敬遠して暫く来ていませんでした。今日も紅葉の見頃は過ぎたにもかかわらず、多くの観光客の姿がありました。
臥雲橋の上では、通天橋を望む景色を撮影する人で、時々、渋滞が発生。昨日の雨風でかなり落葉が進んでしまったのが残念。見頃の時は赤い雲海が広がっているように見えるのですが。
日下門から境内に入ります。ここの紅葉はまだ奇麗でしたのでこれから先の期待が高まりました。
拝観券の購入は並ぶことなくスムーズ。中に入るといきなりの紅葉の世界が目に飛び込んで来ました。
約2,000本のカエデが、洗玉澗と呼ばれる渓谷を埋め尽くしています。
紅葉を楽しみながら下りて行くと、通天橋等を見上げるようになるので、ここが「渓谷」と言われる理由が分かります。
愛染堂を見ながら進むと開山堂に向かう回廊です。
開山堂には「聖一国師」と言う方が祀られていて、その前に江戸中期の庭園が広がっています。赤の世界から緑色の世界に入ると、気持ちが落ち着きました。
通天橋までは再び赤の世界。
通天橋では洗玉澗を埋め尽くす紅葉が人気で、その写真を撮る人で大混雑する場所ですが、紅葉の見頃を過ぎた今日はスムーズ。景色はちょっと残念でした。
しばし景色を楽しんでから、回廊の左右の紅葉を眺めながら出口に向かいました。
本堂や三門のある境内に戻ると、一気に落ち付いた気持ちになりました。
国宝の三門には、室町幕府四代将軍「足利義持」筆による「妙雲閣 」の扁額がかかります。
再び出口の日下門へ。約2時間、久し振りに東福寺の紅葉の世界に浸って来ました。
駅に向かう途中も名残惜しそうに所々の塔頭を覗くので、婆さんから迷惑そうな顔をされてしまいました。
東大路通に出る手前で、婆さんから「私はお土産などを買いながらホテルに帰るよ。あんたは何処かに行って来たら」との嬉しいお言葉が。
「待ってました!」と、私は泉涌寺に向かうことにしました。
その様子は後編で!
「ずくだせアルバム:東福寺の紅葉」