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「陽炎の辻~3」 第11回 「武左衛門の涙」

2009-07-10 19:46:40 | 山本耕史
後3回でお別れですね、寂しいですが、会うは別れの始まり、と言いますから・・

第11回は「武左衛門の涙」
原作とは違うとは言わぬことにしましょう

★ねたバレなので、いやな方は見ないでくださいね

おこんさんとの間も磐石となった磐音様はお顔が晴れやかです
金兵衛さんにも、二人できちんと(先に耳に入ってしまいましたが)伝えます
「坂崎さんにくれてやったんだから・・・」と言ってますが、寂しさは隠せません
今回は磐音様は大忙しです
お店を持たせた鶴吉と、おこねさんが会所へお礼を言いに行く付き添いでしょうか
会所へ出向きます
そして、今回のテーマである、武左衛門のことである
せっかくの晴れやかな磐音様の表情も、一瞬にして曇らせ、眉間にしわがよる事態が起きます
またしても酒を飲んで、仕事先で怪我をしてしまった武左衛門
その上、柳次郎と磐音に、雇い主に掛け合って、見舞金をもらってきてほしいなどとせっつく武左衛門に怒り心頭の柳次郎が「俺はあんたのようにはならん!!」
と吐き捨てるように言うなど、磐音の心は二人の友の心と家族を思って痛みます
相手を思い心を痛めている時の山本磐音様の表情は素晴らしい
柳次郎の家で黙々と酒を飲みながら、磐音と柳次郎の顔は暗い
柳次郎の母から「友としてできることと、できないことがある、友としてできることは、竹村殿が自らの力で、新しい道を切り開いてくれることを、望むことのみ」と言われ、やりきれない表情の磐音様
宮戸川でうなぎを裂きながら、呑みすぎでついあくびをしたことを見られ、武左衛門の事で磐音が心配をしていることを知った鉄五郎が、武左衛門の娘の早苗が、働きたいといってきたことを言う
それを知った磐音は早苗に本心を確かめ、今津屋へどこか武家奉公はないものかと相談
今津屋の番頭由蔵はおこんの後に今津屋はどうかと進める
その時吉原の会所から使いがおとずれ、花魁が自分の客に磐音を狙っている男がいるとの知らせを受けたが、心あたりがあるかと男の名前を伝える
「名前は 刺客のひとりです」と磐音
早速吉原へ出向く磐音
一方、知らせを受けた勢津と早苗が大喜びで今津屋にやってきて、武左衛門にいやとは言わせないと奉公を決めて帰る
武左衛門は貧乏がそんなにいやか、武士の面子はと怒り、武士の面子などとうに忘れたと言う勢津を武左衛門は殴ってしまう
それにしても、酒びたりで、大きな声でしゃべり、図々しくて、不器用で、金も入れず、怠け者(私的には役者も嫌いなので)の父親など最低だと思うが、どうしてあんな良い子が育つのだろう、やはり昔の教育だろうか・・・信じられない
それにそんな男が、改心などするはずもなく、ありえないと思うのだが、とりあえず改心するのよそれが・・・金兵衛さんの話に・・・
で、武左衛門自身がどうにかなったわけではないが、娘の早苗の奉公は決まります
一方磐音は刺客が吉原を出るまで待つことにする
腹ごしらえをして、ゆっくりしてくださいと四郎兵衛に言われる
久しぶりに、吉原に立ち何を思う磐音・・・
ただ刺客を待っているだけの表情ではなかったように私には思えたのですが、ナレーションもなかったし、待ってただけでしようか?
それとも、以前パート2であった場面を使ったので、憂いの表情だったのか?
調べました、やはりでした、そうまでして、この場面が必要だったのでしょうか?
刺客が出てくるのを門外で待ち伏せします
どういう意味があるのか、刺客との会話に、磐音様の口は動きません
刺客は普通にしゃべってます、その受け応えは磐音の声で流れますが、磐音様の口は動きません
これも説明がないので、意味がわかりませんでした
まっ結局「つええなぁ~あんた」と言うつぶやきの言葉を残して、刺客は倒れます
でも峰に返してますから、死んだりはしません
今回の刺客は磐音様が強いのではなく弱過ぎです
殺陣もイマイチだったように思えたのですが、スローで見てみると、以外や以外、新しい技あり、お互いの表情も見え、殺陣もなかなかで、楽しめました
是非ともスローで試されては・・・
それに、刺客が花魁と遊ぶお金を渡すのに、野獣の雑賀が財布を出し、金子を
渡すのには、ちょっと笑ってしまいました
吉原へ刺客を迎え撃つため出かけた磐音を待って、おこんと由蔵が今津屋でまんじりともせず待っています
そこへ、磐音スマイルで戻ってくると「終わりました」と報告
そんな磐音を、「はい」と満面の笑みで迎えるおこん
いーですね、この笑顔で、磐音の心痛、疲れがいっぺんに吹き飛ぶでしよう
今回は友の行く末に心を痛める磐音様の表情が素晴らしかったのと、ほっとした時に見せる、弱弱しく微笑む表情が素晴らしく素敵でしたねぇ~
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