今も佐伯泰英著「居眠り磐音 江戸双紙」は新刊を楽しみにして読み続けてはいるものの、私
の中では少々下火かな
そこで次なる読書を探さなくっちゃってことで、見つけました
この「奥右筆秘帳」シリーズを取っ掛かりに【上田秀人作品】に今夢中です
この「奥右筆」とは
幕府の機密文書の管理や作成なども行う役職で、その地位こそ低かったものの、実際は幕府の数多い役職の中でも特に重要な役職だった。現在で言うところの政策秘書に近い存在といえる。
江戸幕府初期より右筆制度は存在しており、徳川綱吉が館林藩主より将軍となった時には、館林から右筆を連れて江戸城に入り、特に奥右筆に任じて、自身が発給する文書の作成などを任せた。従来の右筆は表右筆と呼ばれるようになり、奥右筆は当初は綱吉側近の数名であったが、後に拡大されて17名程度にまで拡張され、後にはこの表右筆→奥右筆という昇順が確立する。
主人公はこの「奥右筆」の組頭で、非常に仕事ができ、頭が切れます
一人娘と使用人とで暮らす、真面目で厳格で向上心豊富な、娘を溺愛する中年の男性
職業柄幕府の重要な事柄に接する機会が多く、さまざまな出来事(誘惑・脅しなどなど)に巻き
込まれていく
そのため、屋敷を隣にする貧乏旗本の次男坊の剣の力を借り、家をまもるため、娘を守るた
め、そして、また、職務に忠節であるために戦うのである
現在第七弾まで出ていますが、一気に読んでしまいました
次男坊と娘は隣同士のため、幼いころは良く遊んでいた幼馴染でもあるが、何しろ娘の家の
方が石高が高いため、子供のころのように気安くはできない関係
今まで、「大河ドラマ」で徳川をモデルにした作品は数あれど、こんな切り口で徳川の内情が書
かれている作品に接するのは私は始めてだし、わかりやすくて非常に勉強になり、その上面白
いのです、これも次作が楽しみなのだ
この作品も将軍のひげをあたり、まげを結う仕事「お小納戸月代御髪係」が主人公である
唯一将軍に刃を当てる事ができるこの職業を賜ったのは、将軍の幼少時に選ばれた、同じぐ
らいの年の子供たちの一人であった主人公、城から一歩も出ることがかなわない将軍の目耳
となって忠節をつくします
この作品もまだ二作目だけれど、とても面白いのだ
これはまだ読んでいないが、すでに全八巻で完結しているので、楽しみにしています。
今まで、ドラマ化されていないのだろうか
ただ、徳川の広大で、深く入り組んだ複雑な内部模様をテレビで表すのは難しいかもしれませ
んね
やっぱり本はいい
キャサリンさんも、歴女?
私は苦手で、高校生の時の日本史の成績は、赤点ぎりぎりでした (*゜.゜)ゞポリポリ
でも、テレビや映画はおもしろい(^_^)v
苦手ならまだ救いようがあるかも、私の場合過去にそれほど興味がわかないんですねぇ~
今を生きるのに精一杯ですもので
でも時代ものは好きなんですよ、私の中で現実的でないからでしようか、楽しめるんです
それと武士言葉もお気に入りなんですよ