前回の続きです。。
ようやく消防車が到着し、早速消火活動に入るものだと
思ってました。。。
だけど、隊員さんが2名ウロウロしてます。
思い切り走り、息苦しかったワタシは隣の奥さんに
寄りかかって見てたけど、あんまりトロいんで
”早く消して下さい!!!”と隊員さんの側に行って怒鳴りました。
すると・・・
”この車、水積んでないんだよね・・”
え~~~~~~~そんなのありなわけ~?
”今消火栓さがしてるから!”
なにそれ~~~~~~
今だから冷静に考えられて確かに、そういうもんなんだと思いますが、
その時は、”じゃ~あ、何しにきたのよ!!”って思わず
言っちゃいました。
消防隊員さん、ごめんなさい。。。
それを聞いてたハス向かいのおじさんがすぐに
懐中電灯を持ってきてくれ
地面のマンホールをひとつずつ照らしだしました。。
”あ~~これだ、、これだ!!”
と言って隊員さんが作業をし始めました。。
そうやってる間にもどんどん火は燃えていき
とうとう、斜め向かいのOさん宅の屋根が溶け出しました。。
後日、聞いた話ですがOさん宅は老夫婦の二人暮らし。
ご主人はもうあきらめて貴重品を持って玄関に座っていたそうです。
奥さんは、わなわなと震え、ご近所のご婦人に抱きかかえられるように
しながら燃えさかる炎に向かい、”こないで~こないで~~”と
手を合わせ、拝んでいたそうです。。。
早くして、早くしてと、気持ちが急いて
いてもたってもいられない
ようやく今度は水を積んでる消防車が到着し我が家の庭から
納屋めがけて一気に消火が始まりました。
後からきた隊員さんがテキパキと指示を出してます。
これで一安心だ。。なんとかウチへは燃え移らなくて済みそう
その頃にはもう野次馬がわんさか。。
そしてここで私の脳みそ沸騰事件が
たまに見かける近所に住んでる女の子・・
携帯片手に実況中継をしてます。多分相手は友達でしょう。
ま、、子供だから興奮してたのもわかりますよ、
でもね、
もうちょっとでさ~もう一軒、いきそうなんだよね~~
そしたら見に来る~~?
来ちゃいなよ~~ケッコーマジすげーからさ~~
ってウロウロ歩きながら話してます
もう一軒って我が家のことか?いきそうって燃え移るってことか?
日頃からおとなしくて上品な奥様と近所では評判のワタクシ。。
(ってただタンに昼間いなくって近所付き合いが薄いってだけ)
ですが、思わず”あっちいってろ!!邪魔だぁっ!!”
と、のたまってしまいましたの
消防隊員さんが、
”このおうちの方~~” ワタシの事です。
”はい!!”
”お宅の窓は全部しまってますね?こちら方向に向かって
今、対面からも消火しますからね!”
”え??窓??” さっきベランダから火事ですよ~と叫んだ後、
確か閉めたはずだけど・・・
一応確認しとこうと、すっとんで二階へ上がりました。
やばっ。。 開いてました。
確か、閉めたと思ったんだけど、忘れちゃったかな
慌てて閉めてサッシに鍵をしっかりかけ、階下へ。。
みるみる火は消えていきます。よかった、、間に合った。。
あれ?そういえば、パパの姿が見えないけど、どこにいるんだろ?
ま、その辺にいるだろうと思い、ご近所の方々と立ち話なぞ
して鎮火を待ちました。
一人減り、二人減り・・と野次馬軍団も去っていき
見知ったお顔の方が数名となり・・・
あれ~~~?パパ。。うちの中にいるのかな??
トイレやお風呂場を探しても見当たりません。かすかに
”コンコン・・・コンコン・・・”とガラスを叩く音が聞こえます。
え~~~~もしかして~~~~
そうです。。パパはOさん宅の屋根が溶け出してるのを見て
風向きが気になり、ベランダに出て火元を見ていたそうなんです。
やっぱりワタシは、あのとき窓は閉めていたんです。。
対面から消火しようとした隊員さんがベランダの
窓が開いてて人がいたのが見えたそうなんです。
それで他の隊員さんにどくように言ったのがこんな形で
伝わったようで・・・・
ベランダには全身ずぶ濡れになったパパが窓をノックしながら
立っていました。。
やっば~~~~~~~と思いつつも、
なんでそんなとこにいるのよっ!ずぶ濡れじゃない!!と逆切れ。
”ママ~~、鍵閉めちゃうんだもん、入れなかったよ~~”
と、笑ってます。。
普通なら、これってワタシ、怒られるとこですよね。。
でもパパはゲラゲラ笑って、あ~~寒かった~~と言ってます。。
あたしの方が”風邪ひいたらどうすんのよっもう!!!”
ってわめいて・・
お風呂場へ直行させました。。。
消防の方は納屋にしばら~~く放水してその後引き上げていきました。
出火に気がついてから約2時間の出来事でした。。。。。
火災の原因は漏電だそうです。
火元の住人は家にはいて、火事には気がついたそうなんですが
ご主人一人でどうしていいかわからずにいたそうです
翌日奥様が菓子折り持って来られました。
”私が出掛けててね、解らなかったんです。
一体、どこら辺までご迷惑かけたのかしらねぇ~?” だとさ
世の中・・いろんな方がおりますな
あと2時間遅かったら・・・
家族全員、ベランダから一番遠い寝室で過ごしていたので
きっと気付かなかったでしょう。。
あと2、30分遅かったら・・・
お風呂に入っていて迅速な行動はとれなかったでしょう。。。
あの日昼間土砂降りの雨が降っていなかったら・・・
木造の納屋・・確実に我が家も燃えていたでしょう。。
もし昼間起こっていたら・・・
私もパパも職場です。
ベランダの部屋がワンコ達のお留守番のお部屋です
考えたくもありません。。。
大変でしたが、大雨のおかげと、あの時間帯で
パパが早く帰宅していたときで、ほんとうに助かりました。
そしてね、、 炎って魅せられるものだと知りました。
言葉が適当ではないかもしれませんが、
燃えさかる炎を見た瞬間、、、”きゃ~!”って思いより、
一瞬、炎に魅入ってしまったんです。。
心を奪われたというかなんというか・・・
文字通り、足がすくむっていうのを初めて体験しました。
が、もう二度とごめんこうむります。。。
ワンズは、ケージから開放され思い思いの行動を・・
キャロ・・いつもの柔らかベッドに額を押し付け念入りにホリホリ。。
チョコ・・家中を吠えまくりながら駆け回りお水をがぶ飲み。。
ジュリ・・階段の上り下りダッシュ10本程度。。
ユウ太・・バァバにしがみついてメェーメェーと泣きっぱなし。。
がたがたと震えてしばら~く抱っこしてました。
この子達も訳がわからず、さぞかし怖かったことでしょう。。
結局我が家は外壁の一部が黒くなるも、煤で汚れただけなので
実質的被害はありませんでした。。。。。
けどさ、焦げ臭いのなんのって
ほんとうに、長い、長~~い夜でした
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え~~~~~~~そんなのありなわけ~?
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今だから冷静に考えられて確かに、そういうもんなんだと思いますが、
その時は、”じゃ~あ、何しにきたのよ!!”って思わず
言っちゃいました。
消防隊員さん、ごめんなさい。。。
それを聞いてたハス向かいのおじさんがすぐに
懐中電灯を持ってきてくれ
地面のマンホールをひとつずつ照らしだしました。。
”あ~~これだ、、これだ!!”
と言って隊員さんが作業をし始めました。。
そうやってる間にもどんどん火は燃えていき
とうとう、斜め向かいのOさん宅の屋根が溶け出しました。。
後日、聞いた話ですがOさん宅は老夫婦の二人暮らし。
ご主人はもうあきらめて貴重品を持って玄関に座っていたそうです。
奥さんは、わなわなと震え、ご近所のご婦人に抱きかかえられるように
しながら燃えさかる炎に向かい、”こないで~こないで~~”と
手を合わせ、拝んでいたそうです。。。
早くして、早くしてと、気持ちが急いて
いてもたってもいられない
ようやく今度は水を積んでる消防車が到着し我が家の庭から
納屋めがけて一気に消火が始まりました。
後からきた隊員さんがテキパキと指示を出してます。
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ま、、子供だから興奮してたのもわかりますよ、
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もう一軒って我が家のことか?いきそうって燃え移るってことか?
日頃からおとなしくて上品な奥様と近所では評判のワタクシ。。
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ですが、思わず”あっちいってろ!!邪魔だぁっ!!”
と、のたまってしまいましたの
消防隊員さんが、
”このおうちの方~~” ワタシの事です。
”はい!!”
”お宅の窓は全部しまってますね?こちら方向に向かって
今、対面からも消火しますからね!”
”え??窓??” さっきベランダから火事ですよ~と叫んだ後、
確か閉めたはずだけど・・・
一応確認しとこうと、すっとんで二階へ上がりました。
やばっ。。 開いてました。
確か、閉めたと思ったんだけど、忘れちゃったかな
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みるみる火は消えていきます。よかった、、間に合った。。
あれ?そういえば、パパの姿が見えないけど、どこにいるんだろ?
ま、その辺にいるだろうと思い、ご近所の方々と立ち話なぞ
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見知ったお顔の方が数名となり・・・
あれ~~~?パパ。。うちの中にいるのかな??
トイレやお風呂場を探しても見当たりません。かすかに
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え~~~~もしかして~~~~
そうです。。パパはOさん宅の屋根が溶け出してるのを見て
風向きが気になり、ベランダに出て火元を見ていたそうなんです。
やっぱりワタシは、あのとき窓は閉めていたんです。。
対面から消火しようとした隊員さんがベランダの
窓が開いてて人がいたのが見えたそうなんです。
それで他の隊員さんにどくように言ったのがこんな形で
伝わったようで・・・・
ベランダには全身ずぶ濡れになったパパが窓をノックしながら
立っていました。。
やっば~~~~~~~と思いつつも、
なんでそんなとこにいるのよっ!ずぶ濡れじゃない!!と逆切れ。
”ママ~~、鍵閉めちゃうんだもん、入れなかったよ~~”
と、笑ってます。。
普通なら、これってワタシ、怒られるとこですよね。。
でもパパはゲラゲラ笑って、あ~~寒かった~~と言ってます。。
あたしの方が”風邪ひいたらどうすんのよっもう!!!”
ってわめいて・・
お風呂場へ直行させました。。。
消防の方は納屋にしばら~~く放水してその後引き上げていきました。
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火元の住人は家にはいて、火事には気がついたそうなんですが
ご主人一人でどうしていいかわからずにいたそうです
翌日奥様が菓子折り持って来られました。
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あと2、30分遅かったら・・・
お風呂に入っていて迅速な行動はとれなかったでしょう。。。
あの日昼間土砂降りの雨が降っていなかったら・・・
木造の納屋・・確実に我が家も燃えていたでしょう。。
もし昼間起こっていたら・・・
私もパパも職場です。
ベランダの部屋がワンコ達のお留守番のお部屋です
考えたくもありません。。。
大変でしたが、大雨のおかげと、あの時間帯で
パパが早く帰宅していたときで、ほんとうに助かりました。
そしてね、、 炎って魅せられるものだと知りました。
言葉が適当ではないかもしれませんが、
燃えさかる炎を見た瞬間、、、”きゃ~!”って思いより、
一瞬、炎に魅入ってしまったんです。。
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ワンズは、ケージから開放され思い思いの行動を・・
キャロ・・いつもの柔らかベッドに額を押し付け念入りにホリホリ。。
チョコ・・家中を吠えまくりながら駆け回りお水をがぶ飲み。。
ジュリ・・階段の上り下りダッシュ10本程度。。
ユウ太・・バァバにしがみついてメェーメェーと泣きっぱなし。。
がたがたと震えてしばら~く抱っこしてました。
この子達も訳がわからず、さぞかし怖かったことでしょう。。
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