5月3日は3連休の初日。ゴールデンウィークの中盤でもある。
久々に家族4人で、ドライブへ出掛けた。行き先は、茨城方面。
笠間の陶炎祭(ひまつり)をのぞき、その足で水戸の偕楽園を経由して戻ってくるという日帰りコース。
千葉に住んでいながら茨城方面は出掛けたことがない。もう何年も前、潮来の水郷めぐりをしたことがあるが、当時3歳だった長女は無論、記憶にないと言う。
私が個人的に、近いうちに出掛けたいなと思っていたエリアだ。
実際に出掛けようと思い立ったのは、3日の朝になってからだ。
前日まで、私は体調があまりすぐれず遠出する気にならなかったが、4日以降は娘たちにはまたそれぞれ予定があるらしい。家族で出掛けるなら今日しかない。
そう思うと、やっぱり今日中に出掛けたくなったのだ。
しかし、娘たちはまだ就寝中。
夫がインターネットで調べて、
「茨城なら今の時期、こんなのやってるみたいだけど、どう?」
「じゃあ、行ってみようか」
そんなイージーな決め方だった。
それから、慌てて娘たちを起こす。急に起こされて不服そうだったが渋々起きてきた。
急に思い立った外出なので、出掛ける前は慌ただしい。
来週配達分の生協の注文も、出掛ける前にしておかなければならない。
冷蔵庫のお茶を水筒に入れ替え、キッチンの戸棚にストックしてあったあり合わせのお菓子をかばんにほりこんで、ばたばたと家を出たのは、もう10時を回っていた。
娘たちが小さかったころは、旅行やドライブなど家族のイベントは、いつだってあらかじめ計画を立てておき、準備も万全に整えていた。いつのころからか、部活だ、学校だ、ピアノだ、友達との約束だと、娘たち自身で休みのスケジュールを埋めるようになり、帰省以外で家族そろっての外出はめっきり減っていった。
それは自然の成り行き。親として、寂しいなんて全然思わない。むしろありがたいぐらい。
休みの日は、私も仕事をしたい。たまには夫と2人きりで出掛けたりもする。
それで普段は十分だ。
でも、年に1度ぐらいは、家族水入らずで外出する機会があってもいいかなと思う。
同じようなことを言って、去年の連休は浅草から水上バスに乗ってお台場で遊んだことを思い出した。
車の中では、いつもの食卓で交わすようなたわいない会話の延長。
家を出た時間が遅かったので、結局、偕楽園を散策する時間はなかった。
それでも別にかまわなかった。行き先なんて、どこでもよかったのだ。
昔は、どこに行ったか、どんな体験をしたかが大事なことだったけれど、今は違う。
緑がまぶしい季節に、家族みんなでのんびりドライブをしたという「思い出づくり」ができればよかったのだ。
普段の休みなら、絶対に親の誘いにのってこない長女も同行してくれた。
その彼女も、来春は高校を卒業する。
久々に家族4人で、ドライブへ出掛けた。行き先は、茨城方面。
笠間の陶炎祭(ひまつり)をのぞき、その足で水戸の偕楽園を経由して戻ってくるという日帰りコース。
千葉に住んでいながら茨城方面は出掛けたことがない。もう何年も前、潮来の水郷めぐりをしたことがあるが、当時3歳だった長女は無論、記憶にないと言う。
私が個人的に、近いうちに出掛けたいなと思っていたエリアだ。
実際に出掛けようと思い立ったのは、3日の朝になってからだ。
前日まで、私は体調があまりすぐれず遠出する気にならなかったが、4日以降は娘たちにはまたそれぞれ予定があるらしい。家族で出掛けるなら今日しかない。
そう思うと、やっぱり今日中に出掛けたくなったのだ。
しかし、娘たちはまだ就寝中。
夫がインターネットで調べて、
「茨城なら今の時期、こんなのやってるみたいだけど、どう?」
「じゃあ、行ってみようか」
そんなイージーな決め方だった。
それから、慌てて娘たちを起こす。急に起こされて不服そうだったが渋々起きてきた。
急に思い立った外出なので、出掛ける前は慌ただしい。
来週配達分の生協の注文も、出掛ける前にしておかなければならない。
冷蔵庫のお茶を水筒に入れ替え、キッチンの戸棚にストックしてあったあり合わせのお菓子をかばんにほりこんで、ばたばたと家を出たのは、もう10時を回っていた。
娘たちが小さかったころは、旅行やドライブなど家族のイベントは、いつだってあらかじめ計画を立てておき、準備も万全に整えていた。いつのころからか、部活だ、学校だ、ピアノだ、友達との約束だと、娘たち自身で休みのスケジュールを埋めるようになり、帰省以外で家族そろっての外出はめっきり減っていった。
それは自然の成り行き。親として、寂しいなんて全然思わない。むしろありがたいぐらい。
休みの日は、私も仕事をしたい。たまには夫と2人きりで出掛けたりもする。
それで普段は十分だ。
でも、年に1度ぐらいは、家族水入らずで外出する機会があってもいいかなと思う。
同じようなことを言って、去年の連休は浅草から水上バスに乗ってお台場で遊んだことを思い出した。
車の中では、いつもの食卓で交わすようなたわいない会話の延長。
家を出た時間が遅かったので、結局、偕楽園を散策する時間はなかった。
それでも別にかまわなかった。行き先なんて、どこでもよかったのだ。
昔は、どこに行ったか、どんな体験をしたかが大事なことだったけれど、今は違う。
緑がまぶしい季節に、家族みんなでのんびりドライブをしたという「思い出づくり」ができればよかったのだ。
普段の休みなら、絶対に親の誘いにのってこない長女も同行してくれた。
その彼女も、来春は高校を卒業する。
とってもわかるわ。
今は手の中からこぼれ落ちていく時間が
とってももったいなくて、
切ないって感じ。
うちも上が20歳でしょう?
家族5人という枠も、いつ変わるかなぁって。
自分もそうだったように、
娘もこれから先に作る家庭のほうが
長い時間を過ごすんだよね。しんみり…。
こういうものって、実はある程度お互いが少しだけ努力することが大事なんだなとも思う、今日このごろであります。