≪整心療法研究所≫自己治癒力により心身が整っていく

自己治癒力により心身が整っていく。量子力学・宇宙物理学・脳科学の観点から精神を捉えた新しい科学に基づいた療法。

167)剥奪―因幡の白兎

2012年02月29日 | 家族

【因幡の白兎】の神話知っている人は多いことだろう
この神話のストーリーの一部を取り出して
現在の子供たちの叫びを重ねてみたい

「嘘をついてワニザメを騙した「白兎」が悪いのですが
その神話の中にある

「ワニザメ」に体中の毛をむしり取られ、丸裸にされ、
通りかかった大国主命の兄神様に「海水でカラダを洗い、風にカラダを晒したよい」
と言われて、より酷くなった。
そこへ通りかかった、大国主命によって助けられた。

この部分を、取り出してみたい

体中の毛をむしり取られた白兎
その体に海水と風によって一層酷くなって泣いている白兎
この白兎=言いたい事も言えず、したいこともさせてもらえず、
「アナタのためを思って、こんなに一所懸命お母さんは頑張っているのよ」
と言われて、日々苦悶し、あるいは諦めている子どもたち
このように見えないだろうか?

神話の乱暴な解釈だと非難をうけるかもしれないが
現在の子どもたちの叫びを聴いていると
【因幡の白兎】の神話を思い出した

夜遅くまで進学塾や習い事に急ぐ子どもたち
学校のカバンを塾や習い事のカバンに持ち替えて、とんぼ返りする子どもたち
一見、楽しそうにゲームにふける子どもたち
早期に諦めたのか、まるで世捨て人のように徘徊し、たむろする子どもたち
それを助長するかのような、青少年の犯罪増加
見守られているが、反面監視されているかのようにも思える
これら
どこかオカシイと感じる
果たしてこれが正常な振る舞いなのか?
どこか、違和感を感じる

子どもが子ども時代を送れなくなっている
やけに、おとなしくなっている
行儀が良すぎる
優秀すぎる
出来過ぎる
大人に囲まれすぎている
どこかオカシイ
ボタンの掛け違いがある気がする
オカシイ、オカシイ・・・・・

何もかも奪われている=【剥奪】と言う
剥がされ、奪われる
まさしく
『因幡の白兎』ではないだろうか?

子ども時代を奪っていませんか?
選択の自由を奪っていませんか?
子どもが好きなことから剥がしていませんか?
大好きな人から剥がしていませんか?
あなたの子供時代はどうでしたか?

子どもが子どもらしくて当たり前
子どもが大人らしいのは、もうすでに病んでいる
子どもの心は悲鳴を上げているかもしれません

興味をもたれた方はこちらを参照ください
http://signifiant-lab.com/raise/
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